ローカルの UFT One テストの実行

このトピックでは,ローカル・マシンに保存されている UFT One テストを実行する方法について説明します。

ローカルの UFT One テストの実行

ローカルの UFT One テスト実行をトリガするように Bamboo ビルド・タスクを設定します。

ローカル・テストを実行するように Bamboo ビルド・タスクを設定するには,次の手順を実行します。

  1. Bamboo ビルド・プランで,ジョブを作成し,そのジョブにタスクを追加します。

  2. [Task types]ウィンドウで,[Tests]表示枠を開き,[UFT One File System Execution]タスクを選択します。

    ビルド・プランの一部として,新しい空のタスクが追加されます。

  3. UFT OneFile System Execution タスクに次の詳細情報を設定します。

    Task description オプション。タスクの目的を理解するための説明。
    Tests

    テスト,テスト・バッチ・ファイル,または実行するテストが格納されたフォルダ。

    このフィールドでは,1 行につき,テスト,テスト・バッチ・ファイル(.MTB ファイル名),またはテストを実行するマシン上のフォルダのパスを 1 つ入力します。

    必要に応じて複数のテストを入力できます。

    オプションで,テスト・バッチ・ファイル内の各テストに渡すテスト・パラメータを指定します。

    同じテストをパラメータを変えて複数回入力することもできます。

    バッチ・ファイルに .mtbx という拡張子を付けます。以下は,構文の例です。

    <Mtbx>
     <Test name="test1" path="c:\tests\APITest1">
     <Parameter name="A" value="abc" type="string"/>
     ….
     </Test>
     <Test name="test2" path="${WORKSPACE}\test2">
      <Parameter name="p1" value="123" type="int"/>
      <Parameter name="p4" value="123.4" type="float"/>
      ….
     </Test>
    </Mtbx>
    Timeout

    テストの開始または実行に問題がある場合に待機する時間(秒単位)。

    フィールドを空白のままにすると,タイムアウトは発生しません。

    Archive and publish test tests results

    テスト実行が完了した後,テスト実行結果をどのように処理するかをサーバに指示します。次のいずれかを選択します。

    • Always archive test reports:成功したテストと失敗したテストの実行結果をすべて保存します。

    • Do not archive test reports:テスト・ステータスに関係なく,実行結果は保存されません。

    • Archive test report for failed tests:失敗したテストの結果のみが保存されます。

    注: Digital Lab を介してテストを実行する場合は,UFT One ヘルプセンターモバイル・テストと Bamboo の統合セクションを参照してください。

  4. 完了したら,設定を保存します。

    ビルドが実行されると,テストは指定された設定でビルド・タスクとして実行されます。ビルド・プロジェクトの[Artifacts]タブに新しいアーティファクトが追加されます。

    テストの実行後,関連するビルド・ログがビルド実行結果の[Logs]タブに保存されます。テスト実行の詳細と実行結果へのリンクを表示できます。

    実行結果ファイルの名前には実行のタイムスタンプが含まれており,それは Bamboo システム変数 bamboo.buildTimeStamp と一致します。これにより,特定の結果ファイルをオートメーション・スクリプトでより簡単に参照できます。

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UFT One のテスト実行結果の表示

テストの実行後,UFT One は,指定された場所に実行結果を自動的に保存します。UFT One[オプション]ダイアログ・ボックスの[実行セッション]表示枠で実行結果固有の設定を指定します([ツール]>[オプション]>[一般]タブ>[実行セッション]ノード)。

実行結果を表示するには,次の手順を実行します。

  1. Artifacts]タブで,該当するアーティファクトのリンクをクリックしてレポートをダウンロードします。

  2. 実行結果ファイルを展開して開き,次のいずれかのオプションを実行します。

    • run_results.html ファイルを開いて,実行結果を表示します。

    • Run Results Viewer で,Results.xml ファイルを選択して開きます。

    実行結果ファイルの名前には実行のタイムスタンプが含まれており,それは Bamboo システム変数 bamboo.buildTimeStamp と一致します。これにより,特定の結果ファイルをオートメーション・スクリプトでより簡単に参照できます。

複数のテスト・タスクを追加した場合,タスクの先頭にある 3 桁の ID でそれぞれのタスクを区別します。これらの ID は,[Artifacts]タブでアーティファクトを表示すると確認できます。

例:

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特定の Windows ユーザとしてのテストの実行

App Delivery Management プラグイン・バージョン 23.3 以降でサポート,GUI および API テストに関連

注: 特定の Windows ユーザとしてテストを実行するには,コマンド・ラインを使用して Bamboo エージェントを起動する必要があります。

UFT One テストは,現在ログインしている Windows ユーザとは異なる Windows ユーザとして実行できます。

特定の Windows ユーザとしてテストを実行するには,次の手順を実行します。

  1. ビルド・プランで,[Variables]タブをクリックします。[Variables]タブで,[Add]をクリックして次のパラメータを追加します。

    パラメータ タイプ 説明
    UFT_RUN_AS_USER_NAME 文字列

    ビルド・プランを実行するために使用するユーザの名前。

    注:認証に失敗した場合は,UPN 形式(username@DNS_domain_name)で値を指定します。

    次のいずれかを追加します。

    • UFT_RUN_AS_USER_ENCODED_PASSWORD

    • UFT_RUN_AS_USER_PASSWORD

    パスワード

    エンコードされた,またはエンコードされていないユーザのパスワード。

    パスワードをエンコードするには,パスワード・エンコーダ・ツールを使用します(Windows の[スタート]メニューから利用可能)。詳細については,パスワード・エンコーダを参照してください。

  2. 追加したパラメータでビルド・プランを実行します。

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ビルド・プランの中止時のライセンスの解放

App Delivery Management プラグイン・バージョン 23.3 以降でサポート

テスト実行を完了する前にビルド・プランを中止した場合,UFT One ライセンスが使用中のままになります。

ライセンスを解放するには,clean.vbs スクリプトを準備し,プランの中止後にコマンド・ラインから直接スクリプトを実行します。

あるいは,スクリプト・タスクをビルド・プランに追加して,タスクによってライセンスが自動的に解放されるようにすることもできます。

注: スクリプトの実行時に UFT One が表示されていてビジー状態の場合,cleanup.vbs は UFT One を中断できない可能性があります。その場合,ライセンスを解放するには,UFT One を手動で停止して閉じる必要があります。

コマンド・ラインからスクリプトを実行してライセンスを解放するには,次の手順を実行します。

  1. UFT One が実行されているクライアント・マシンで,次の内容で clean.vbs ファイルを作成します。

    Copy code
    On Error Resume Next
    Set qtApp = CreateObject("QuickTest.Application")
    If qtApp.Launched Then
    qtApp.Test.Stop
    qtApp.Test.Close
    End If
    qtApp.Quit
    Set qtApp = Nothing
  2. ビルド・プランを中止した後,コマンド・ラインからスクリプトを実行します。

  3. ライセンスが解放されたかどうかを確認します。ライセンスの解放を確認する手順を参照してください。

ライセンスを自動的に解放するスクリプト・タスクをビルド・プランに追加するには,次の手順を実行します。

  1. clean.vbs ファイルを準備します。ステップ 1 を参照してください。

  2. ビルド・プランで,[Actions]ドロップダウンから[Configure plan]を選択して,[Default plan configuration]ページに入ります。

    次に,[Other]タブをクリックし,[Force stop hanging builds and clean up sub-processes]オプションが選択されていることを確認します。

  3. ジョブを選択し,[Tasks]タブをクリックしてから,[Add task]をクリックし,Script タスクを追加します。

    Script タスクをドラッグして,[Final tasks]セクションの下に配置します。

  4. Script タスクを次のように設定します。

    Task description タスクの説明を入力します。
    Interpreter /bin/sh or cmd.exe を選択します。
    Script location Inline]を選択します。
    Script body

    次のいずれかの構文を追加します。

    構文 1(推奨):

    start c:\cleanup.vbs

    構文 2:

    copy c:\cleanup.vbs /Y
    start cleanup.vbs

    注:2 番目の構文を使用すると,ビルド・プランの実行時に,リモート Bamboo エージェント・マシン上のプランの作業ディレクトリに cleanup.vbs ファイルがコピーされます。

    プランを中止すると,Script タスクが自動的に実行され,UFT One を閉じてライセンスを解放します。

    注: リモート Bamboo エージェントを管理者として実行することをお勧めします。

  5. ライセンスが解放されたかどうかを確認します。ライセンスの解放を確認する手順を参照してください。

ライセンスが解放されたかどうかを確認するには,次の手順を実行します。

  1. AutoPass License Server で,[使用状況レポート]メニューをクリックします。

  2. UFT Enterprise Concurrent User]で,[履歴]タブをクリックします。

  3. ページの下部にある表で,[クライアント情報]カラムを確認し,ライセンスに関するレコードを探します。

    • そこにライセンス・レコードがあれば,ライセンスは正常に解放されています。

    • ライセンスが[使用中]タブにある場合,ライセンスは使用中のままです。

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