Application オブジェクト

関連:GUI テストおよびコンポーネント

大半のオートメーション・オブジェクト・モデルと同様に,UFT One オートメーション・オブジェクト・モデルのルート・オブジェクトは,Application オブジェクトです。

Application オブジェクトは,UFT One のアプリケーション・レベルを表します。このオブジェクトを使用することによって,次に示す UFT One の要素を返すことができます。

  • Test オブジェクト(テストまたはコンポーネント・ドキュメントを表します)

  • Options オブジェクト([オプション]ダイアログ・ボックスを示します)

  • Addins コレクション([アドイン マネージャ]ダイアログ・ボックスのアドイン群を示します)。

  • APITest オブジェクト(API テスト・ドキュメントを表します)

  • AppArea オブジェクト(アプリケーション領域を表します)

また,Application オブジェクトを使用して,アドインのロード,UFT One の起動,テストまたはコンポーネントのオープンと保存,UFT One の終了などの操作を実行できます。

Application オブジェクトによって返されるオブジェクトは,ほかのオブジェクトを返す,オブジェクトに関係する操作を実行する,オブジェクトに関連付けられているプロパティを取得および設定する,などの処理が可能です。

オートメーション・スクリプトは必ず UFT OneApplication オブジェクトの作成から始まります。オブジェクトを作成しても UFT One は起動しません。UFT One オートメーション・オブジェクト・モデルのほかのオブジェクト,メソッド,プロパティにアクセスするためのオブジェクトを用意するだけです。

注: 必要があれば,オブジェクトを作成する対象となるリモート UFT One コンピュータ(スクリプトを実行するコンピュータ)を指定することも可能です。詳細については,UFT Oneヘルプ内の『UFT One Automation Object Model Reference』の「Introduction」の項にある「Running Automation Programs on a Remote Computerを参照してください。