MQTT 通信のテスト

関連:API テスト

このトピックでは,MQTT アクティビティを API テストに追加する方法について説明します。

概要

UFT One のネイティブ API テスト 機能を使用して,MQTT を介して通信し,データを交換するアプリケーションをテストします。

MQTT アクティビティを使用すると,UFT One は MQTT ブローカに接続し,トピックをサブスクライブまたはトピックにパブリッシュし,トピックに関するメッセージを受信し,MQTT ブローカから切断できます。MQTT アクティビティは,[ツールボックス]表示枠の[MQTT]ノードで使用できます。

テスト・プロセスでは,UFT One は,MQTT ブローカおよび MQTT 通信のコア・サブスクライブ/パブリッシュ・モデルとの接続をテストするためのクライアントとして機能します。

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MQTT ブローカへの接続

テストする前に,MQTT ブローカに接続]アクティビティでホスト名とポートを構成して,MQTT ブローカに接続する必要があります。

ブローカはクライアントによってパブリッシュされたメッセージを受信し,サブスクライブしたクライアントにそのメッセージを配布するためのハブとして機能するため,これはメッセージのサブスクリプション/パブリッシュをテストするために必須です。

MQTT ブローカに接続するには:

  1. API テストを作成するか,既存の API テストを開き,[ツールボックス]表示枠の[MQTT]ノードで MQTT アクティビティを展開します。
  2. キャンバスのテスト・フローにMQTT ブローカに接続]アクティビティを追加します。
  3. [プロパティ]表示枠の[入力/チェックポイント]タブで,アクティビティのプロパティを設定します。

    • ホスト名:MQTT ブローカの IP アドレスまたはホスト名を入力します。
    • ポート:ブローカに接続するためのネットワーク・ポートを入力します。標準設定(1883)を受け入れるか,別のポート番号を入力します。

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トピックへのサブスクライブ

MQTT ブローカに接続した後,[トピックのサブスクライブ]アクティビティをテストに追加できます。これにより,クライアントは,他のクライアントによってパブリッシュされたトピックに関するメッセージを受信できます。

トピックにサブスクライブするには:

  1. [ツールボックス]表示枠の MQTT ノードから,キャンバスのテスト・フローにトピックのサブスクライブ]アクティビティを追加します。
  2. [プロパティ]表示枠の[入力/チェックポイント]タブで,[MQTT ブローカ]プロパティの[]セルにある[データ ソースにリンク]ボタンをクリックします。[リンク元の選択]ダイアログ・ボックスが開きます。

  3. 利用可能なステップのリストで,[MQTT ブローカに接続]アクティビティを選択します。
  4. 右側のプロパティ表示枠で,[MQTT ブローカ]プロパティを選択し,[OK]をクリックして,[MQTT ブローカに接続]ステップを[トピックのサブスクライブ]ステップにリンクします。
  5. プロパティ表示枠の[入力/チェックポイント]タブでパラメータの設定を続けます。

    トピック:パラメータは,ワイルドカード「+」または「#」を含むトピック・フィルタ,またはワイルドカードを含まないトピック名に設定できます。

    トピックには,少なくとも 1 文字が含まれている必要があります。また,トピックは,1 つ以上のトピック・レベルで構成できます。各トピック・レベルはスラッシュ(/)で区切られます。

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トピックへのパブリッシュ

MQTT ブローカに接続した後,[トピックにパブリッシュ]アクティビティをテストに追加できます。これにより,クライアントは,トピックに関するメッセージを MQTT ブローカにパブリッシュできるようになります。

トピックにパブリッシュするには:

  1. [ツールボックス]表示枠の MQTT ノードから,キャンバスのテスト・フローにトピックにパブリッシュ]アクティビティを追加します。
  2. [プロパティ]表示枠の[入力/チェックポイント]タブで,[MQTT ブローカ]プロパティの[]セルにある[データ ソースにリンク]ボタンをクリックします。[リンク元の選択]ダイアログ・ボックスが開きます。
  3. 利用可能なステップのリストで,[MQTT ブローカに接続]アクティビティを選択します。
  4. 右側のプロパティ表示枠で,[MQTT ブローカ]プロパティを選択し,[OK]をクリックして,[MQTT ブローカに接続]ステップを[トピックにパブリッシュ]ステップにリンクします。
  5. プロパティ表示枠の[入力/チェックポイント]タブでパラメータの設定を続けます。

    トピックの命名規則については,トピックへのサブスクライブを参照してください。

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トピックからの受信

トピックにサブスクライブした後,トピックから受信]アクティビティをテストに追加できます。これにより,クライアントは,MQTT ブローカを介して,そのトピックに関するメッセージを正常に受信できるようになります。

トピックから受信するには:

  1. [ツールボックス]表示枠の MQTT ノードから,キャンバスのテスト・フローにトピックから受信]アクティビティを追加します。
  2. [プロパティ]表示枠の[入力/チェックポイント]タブで,[MQTT ブローカ]プロパティの[]セルにある[データ ソースにリンク]ボタンをクリックします。[リンク元の選択]ダイアログ・ボックスが開きます。
  3. 利用可能なステップのリストで,[MQTT ブローカに接続]アクティビティを選択します。
  4. 右側のプロパティ表示枠で,[MQTT ブローカ]プロパティを選択し,[OK]をクリックして,[MQTT ブローカに接続]ステップを[トピックから受信]ステップにリンクします。
  5. プロパティ表示枠の[入力/チェックポイント]タブでパラメータの設定を続けます。

    トピックに関するメッセージを正常に受信するには,そのトピックはサブスクライブしたトピックと同じである必要があります。

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MQTT ブローカからの切断

MQTT ブローカとの間でメッセージの送受信を停止するには,テストに[MQTT ブローカから切断]アクティビティを追加します。

MQTT ブローカから切断するには:

  1. [ツールボックス]表示枠で,MQTT ノードからMQTT ブローカから切断]アクティビティをキャンバスのテスト・フローに追加します。
  2. [プロパティ]表示枠の[入力/チェックポイント]タブで,[MQTT ブローカ]プロパティの[]セルにある[データ ソースにリンク]ボタンをクリックします。[リンク元の選択]ダイアログ・ボックスが開きます。
  3. 利用可能なステップのリストで,[MQTT ブローカに接続]アクティビティを選択します。
  4. 右側のプロパティ表示枠で,[MQTT ブローカ]プロパティを選択し,[OK]をクリックして,[MQTT ブローカに接続]ステップを[MQTT ブローカから切断]ステップにリンクします。

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テストの実行

必要な MQTT アクティビティ・ステップをすべて追加したら,[実行]ボタンをクリックしてテスト・フローを実行します。

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