実行セッション中の関数ライブラリのロード

関連:GUI テストおよびコンポーネント

関数ライブラリをテストに関連付けず,なおかつ関数やサブルーチンを呼び出せるようにするには,実行セッション中に関数ライブラリをロードします。同様に,テストのアクションまたは関連付けられた関数ライブラリには格納されていない関数を呼び出す場合は,個別の VBScript ファイルに格納し,実行セッション中に関数ライブラリをロードします。

実行セッション中に関数ライブラリをロードするには,アクション,スクリプト・コンポーネント,または関数ライブラリに LoadFunctionLibrary または ExecuteFile ステートメントを挿入します。テストを実行すると,このステートメントは指定された関数ライブラリ内のすべてのグローバル・コードを実行して,そのファイル内のすべての定義が利用できるようにします。

次の表は,各ステートメントの使用方法の違いを示します。

LoadFunctionLibrary

ExecuteFile

テストの場合:LoadFunctionLibrary ステートメントの実行後,ファイル内の関数は,実行セッションの最後までテスト全体で使用できます。

コンポーネントの場合:LoadFunctionLibrary は,ExecuteFile と同様に動作します。ステートメントの実行後,ファイル内の関数は,呼び出し元のコンポーネントの適用範囲内でのみ使用できます。

ExecuteFile ステートメントの実行後,ロードされたファイル内の関数は,呼び出し元のアクションまたはコンポーネントの適用範囲内でのみ呼び出せます。

LoadFunctionLibrary を使用すると,実行時に関数ライブラリ内の関数をデバッグできます。

ExecuteFile ステートメントを使用して呼び出されるファイルおよび当該ファイルに含まれている関数をデバッグすることはできません。また,ExecuteFile ステートメントを含んでいるテストまたはコンポーネントをデバッグする場合,実行マーカが正しく表示されないことがあります。

関数ライブラリ内の関数(VBScript ファイル)をテストまたはコンポーネントで常に使用できるようにする場合,関数ライブラリをテストまたはアプリケーション領域に関連付けます。