ALM に保存されているテスト/リソースの相対パス
ALM にテストとそのリソースを保存する場合,テスト実行時にリソースをロードできるように,ALM はテスト・リソースのパスを生成します。UFT One では,テスト・リソースのパスは,相対パスまたは絶対パスで定義されます。
UFT One では,ALM リソースの保存場所によって絶対パスと相対パスのマッピングの処理方法が異なります。
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テスト計画モジュールからリソースを関連付ける場合,リソースの関連付けに相対パスを使用するかどうかを選択するプロンプトが表示されます。相対パスに変更するか,そのまま絶対パスを選択することが可能です。
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テスト・リソース・モジュールに格納されているリソースを関連付ける場合,絶対パスが使用されます。
テストの関連リソースが相対パスで保存されている場合,相対パスを絶対パスに更新するオプションを使用できます。この変換により,UFT One が関連リソースを検索するのにかかる時間が短縮されるので,テスト実行のパフォーマンスが向上します。相対パスを保持する理由が特にない場合は,この変換を行うことをお勧めします。
テストの関連リソースを相対パスから絶対パス(完全パス)に変換するには,次の手順を実行します。
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テスト・リソースに相対パスが関連付けられている場合,UFT One の[エラー]表示枠に警告メッセージが表示されます。
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この警告メッセージをダブルクリックすると,UFT One は別のダイアログ・ボックスを開きます。このダイアログ・ボックスで,選択したテストに関連付けられたリソースについて,相対パスを ALM の絶対パスに変換できます。
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ダイアログ・ボックスで,パスを変換したいテストとリソースを選択すると,UFT One は自動的に変換を行います。
関連付けられているテスト・リソースの相対パスを変換したくない場合には,次のいずれかを実行します。
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警告メッセージが表示されたら,UFT One で警告メッセージを表示しないオプションを選択します。
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[オプション]ダイアログ・ボックスの[フォルダ]表示枠にある[ALM に保存されたテストに関連するリソースの相対パスの置き換えに関する警告を表示する]オプションを解除します([ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[フォルダ]ノード)。
注: テストと ALM リソースの関連を示す相対パスを変換する処理は,取り消しできません。したがって,変換の前にテストをバックアップしておくことを強くお勧めします。
後で,UFT One で関連リソースの相対パスを変換できる設定に戻す場合は,[オプション]ダイアログ・ボックスの[フォルダ]表示枠のオプションを有効にするか,[テストの設定]ダイアログ・ボックスの[プロパティ]表示枠([ファイル]>[設定]>[プロパティ]ノード)でテストごとに警告を有効にします。

