サイレント・テスト・ランナー

関連:GUI テストのみ

サイレント・テスト・ランナーを使用して,LoadRunner ProfessionalLoadRunner EnterpriseApplication Performance Management からのテストの実行方法をシミュレートできます。サイレント・テスト・ランナーを使用してテストを実行すると,UFT One ユーザ・インタフェースを開かずにテストが実行され,その実行速度は LoadRunner ProfessionalLoadRunner Enterprise,または Application Performance Management から実行する場合と同じです。テスト実行の最後に,テスト実行とトランザクション時間に関する情報を表示できます。

また,サイレント・テスト・ランナーを使用して,テストが LoadRunner ProfessionalLoadRunner EnterpriseApplication Performance Management と互換性があることを確かめることもできます。サイレント・テスト・ランナーを使用してテストを実行するときにこれらの製品でサポートされていない機能を使用している場合,テストは失敗します。

サイレント・テスト・ランナーでは,テストの実行情報がログ・ファイルに記録されます。テストごとにテスト実行ログが生成され,トランザクションのあるテストの場合は追加のトランザクション・サマリが生成されます。

テスト実行ログは,<UFT One>\Tests\<テスト名>フォルダに output.txt として保存されます。ログ・ファイルはサイレント・テスト・ランナーによるテスト実行のたびに保存され,テストを再実行すると上書きされます。ログ・ファイルを開くには,[テスト実行ログ]をクリックします。

ログ・ファイルにはテストの実行に関する情報が表示されます。たとえば,個々の反復,アクション呼び出し,ステップ・トランザクション,失敗したステップに関する情報が表示されます。各行には,メッセージまたはエラー ID が表示されます。ログ・ファイル内のメッセージおよびエラー・コードの詳細については,LoadRunner Enterprise または Application Performance Management のドキュメントを参照してください。

トランザクション・サマリは,UFT One>\Tests\<テスト名>フォルダに transactions.txt として保存されます。トランザクション・サマリはトランザクションを含むテストごとに保存され,テストを再実行すると上書きされます。トランザクション・サマリを開くには,[トランザクション サマリ]をクリックします。トランザクション・サマリには,テスト内の各トランザクションに対応した行が表示されます。各トランザクションについて,ステータスと,総継続時間および浪費時間(秒単位)が表示されます。サイレント・テスト・ランナーでのトランザクション測定は,テストを LoadRunner ProfessionalLoadRunner EnterpriseApplication Performance Management から実行した場合とまったく同じになります。

サイレント実行の生成の詳細については,[サイレント テスト ランナー]ダイアログ・ボックスを参照してください。