コマンド・ラインを使用したライセンスの管理
シート・ライセンスまたはコンカレント・ライセンスの消費およびライセンスのステータスの確認をコマンド・ラインから直接行います。ライセンスをインストールするには管理者権限が必要です。
コマンド・ラインからのライセンス・インストーラの実行
次のように,ライセンス・インストーラ LicenseInstall.exe を実行します。
"<UFT One または UFT Developer インストール・ディレクトリ>\bin\HP.UFT.LicenseInstall.exe"
関連するコマンドとパラメータのセットを,以下の説明に従って追加します。
コマンド・ラインを使用したシート・ライセンスの定義
ライセンス・インストーラを実行し,次を追加して,コマンド・ラインでシート・ライセンスを定義します。
seat "<ライセンス・キー文字列>"
例:
"C:\Program Files (x86)\OpenText\UFT One\bin\HP.UFT.LicenseInstall.exe" seat "<key> \" OpenText UFT One"
注:
-
ライセンス・キー文字列に二重引用符(")が含まれている場合は,引用符の前にバックスラッシュ(\)を追加してください。
-
ライセンス・キー・ファイルがローカルに保存されている場合は,ライセンス・インストーラを実行し,次のコードを追加し,ライセンス・キー・ファイルのパスを引用符で囲みます。
seat "<ライセンス・キー・ファイルのパス>"
例:
"C:\Program Files (x86)\OpenText\UFT One\bin\HP.UFT.LicenseInstall.exe" seat "Downloads\UFT-licfile.dat"
詳細については,シート・ライセンスを参照してください。
コマンド・ラインを使用したコンカレント・ライセンスの消費
これらの手順では,AutoPass ライセンス・サーバにインストールされているコンカレント・ライセンスを消費するように UFT One を構成します。
AutoPass License Server での利用可能なライセンスの確認
次のコマンドを追加してライセンス・インストーラを実行します。
licenses <server name/address>:<port> [/tenantid:"xx" /tenanttoken:"xx"]
次に例を示します。
"C:\Program Files (x86)\OpenText\UFT One\bin\HP.UFT.LicenseInstall.exe" licenses 11.11.111.111:5814 /tenantid:"tenant1" /tenanttoken:"6wxTn89A6BSr04c+nPYstA=="
注: tenantid および tenanttoken が必要になるのは,マルチテナントの License Server で利用可能なライセンスを確認する場合のみです。
利用可能なライセンスが一意の ID とバージョンで表示されます。
コンカレント・ライセンスの消費
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ライセンス・インストーラを実行して,上記のように,AutoPass License Server で利用可能なライセンスを確認します。
利用可能なライセンスが一意の ID とバージョンで表示されます。
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ライセンス・インストーラを再度実行します。今回は,次のコマンドとパラメータを追加します。
concurrent <license ID> <license version> <server address>:<port> [/tenantid:"xx" /tenanttoken:"xx"] [/force]
次に例を示します。
"C:\Program Files (x86)\OpenText\UFT One\bin\HP.UFT.LicenseInstall.exe" concurrent 10594 1 11.11.111.111:5814 /tenantid:"tenant1" /tenanttoken:"6wxTn89A6BSr04c+nPYstA=="
address アドレスの形式は,AutoPass License Server の[Configuration]表示枠の[Main]タブで使用されているものと同じである必要があります。
詳細については,AutoPass License Server のオンライン・ドキュメントを参照してください。
ポート 任意。
サーバの標準設定のポートは 5814 です。
/tenantid
AutoPass License Server テナントの ID。
これが必要になるのは,License Server でマルチテナンシーが有効になっている場合のみです。
/tenanttoken
テナントに割り当てられたトークン。
これが必要になるのは,License Server でマルチテナンシーが有効になっている場合のみです。
/force
任意。
/force を指定すると,現在のインストールが失敗した場合でも,ライセンス・インストール情報が保存されます。これに続くセッションで,UFT One または UFT Developer はリストアップされたライセンス・サーバに,該当するライセンスがあるかどうかをチェックします。
サーバ接続プロトコルの変更
次を追加してライセンス・インストーラを実行します。
config protocol.primary <protocol>
<プロトコル> は必要に応じて http または https を指定します。
その他の参照項目: