Web サービスのネガティブ・テスト

関連:API テスト のみ

Web サービスの機能テストを実行する場合,さまざまな方法でテストのアプローチを実施します。最も一般的なテストのタイプは,ポジティブ・テストと呼ばれるもので,サービスが設計どおりに動作することをチェックします。

さらに,ネガティブ・テストを実行し,アプリケーションで実行するように設計されていないタスクが実行されなかったことを確認します。そのような場合,アプリケーションが該当のエラー,つまり,SOAP フォールトを発行したことを確認する必要があります。

これを示すには,入力データを受け入れる形式を検討します。つまり,ポジティブ・テストを適用し,Web サービスで名前と他の入力データが正常に受け入れられていることを確認します。ネガティブ・テストを適用し,アプリケーションで電話番号の文字などの無効な文字が検出されることを確認します。

サービスから要求がサーバに送信されると,サーバでは次のいずれかの方法で応答します。

  • SOAP 結果:要求への SOAP 応答です。

  • SOAP フォールト:SOAP 要求が無効であったことを示す応答です。ネガティブ・テストは,SOAP フォールトにのみ適用されます。

  • HTTP エラー:ページが見つからない,Web サービスに関連しないなどの HTTP エラーです。

UFT One では,標準の SOAP 結果または SOAP フォールト応答をチェックできます。たとえば,Web サービスでは,見つからない Web ページへのアクセスを試みると,404 HTTP エラーを発行します。ネガティブ・テストを使用して,SOAP フォールトを予期することを指定します。この場合,サービスが有効な Web ページにアクセスすると,テスト実行は失敗します。

[プロパティ]表示枠では,SOAP フォールト・ヘッダおよび本文の値を指定できます。任意タイプのパラメータを使用して,カスタム・プロパティだけでなく,faultcode 値,faultstring 値,および faultactor 値も入力することができます。チェックポイント・メカニズムを使用すると,それらの値を検証して実行結果にその結果を表示できます。

SOAP フォールト値の設定に関する詳細については,[SOAP フォールト]タブ([プロパティ]表示枠 - API テスト)を参照してください。