仮想化サービスへのデータ・モデルとパフォーマンス・モデルの割り当て

関連:GUI テストと API テスト

仮想化サービスを作成,設計すると,サービスの応答速度や,仮想化サービスへの要求と応答の内容などのサービスの期待される動作が設定プロセスの一環として定義されます。このため,Service Virtualization を使用して各仮想化サービスのパフォーマンス・モデルとデータ・モデルを定義します。その後,これらのモデルは,仮想化プロジェクトとともに保存されます。

この後に仮想プロジェクトを UFT One テストに追加すると,パフォーマンス・モデルとデータ・モデルは各仮想化サービスに含まれます。仮想化サービスを使用してテストを実行する際には,テスト実行で使用するモデルを 1 つ選択します。

パフォーマンス・モデル

仮想化プロジェクトを作成してこのプロジェクトにサービスを追加する際,これらのサービスをデプロイして実行したときの動作を正確に指定できます。サービスの応答速度,サービスへの要求と応答の送信頻度,シミュレートしたサーバのデータ負荷などを定義できます。

Service Virtualization で必要なモデルを作成し,UFT One でテストにプロジェクトを追加すると,各テスト実行で使用するモデルを選択できます。

仮想プロジェクトのパフォーマンス・モデルには次のさまざまなタイプがあります。

  • ユーザ定義:このモデルは,サービスに対して Service Virtualization で作成したカスタマイズ済みのパフォーマンス設定を反映します。ユーザ定義のパフォーマンス・モデルはそれぞれ,UFT One テストに使用できます。

  • オフライン:このモデルはサービスが利用できない状態をシミュレートします。このモデルは,すべての UFT One テストで使用できます。

  • なし:このモデルは,サービスの応答を可能な限り速くします。このモデルは,すべての UFT One テストで使用できます。

サービスのパフォーマンス・モデルの設定と定義の詳細については,『Service Virtualization ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

データ・モデル

仮想化サービスのパフォーマンス・データを定義することに加え,データ・モデルも指定できます。パフォーマンス・モデルと同様に,各モデルの設定は Service Virtualization で定義し,UFT One テストで使用できます。

データ・モデルでは,実際のサービスのパフォーマンスをシミュレートするためにサービスの要求と応答をカスタマイズできます。仮想サービスを作成するときに,サービスの要求と応答を指定するか,要求値と応答値を提供するデータ・ソースを指定することで,データ・モデルを定義します。また,各サービスとさまざまなモデルでのデータ・ソースの使用を定義するルールを設定できます。

すべてのデータ・モデルはユーザ定義です。

サービスのデータ・モデルの設定と定義の詳細については,『Service Virtualization ユーザーズ・ガイド』を参照してください。