[ツールボックス]表示枠からのステップの追加
この実習では,カートをチェックアウトし,購入を完了するステップを,[ツールボックス]表示枠を使用して追加する方法について説明します。
カートをチェックアウトするステップの追加
この手順では,カートをチェックアウトするステップを[ツールボックス]表示枠から追加する方法について説明します。
カートをチェックアウトするステップを追加するには,次の手順を実行します。
-
UFT One で,ソリューション・エクスプローラまたはキャンバスのいずれかから,Checkout アクションを開きます。
-
[ツールボックス]表示枠が表示されていることを確認します。この表示枠は,デフォルトではソリューション・エクスプローラの後ろの左側にあります。それ以外の場合は,[表示]>[ツールボックス]を選択します。
[ツールボックス]表示枠には,オブジェクト・リポジトリ内のすべてのテスト・オブジェクトが表示されます。特定のテスト・オブジェクトをアクションにドラッグして,ステップとして追加します。
ヒント: キーワード・ビューまたはエディタでこの操作が行えます。
-
カートに移動し,チェックアウトし,購入を完了するテストに,次のテスト・オブジェクトを追加します。
- 1 リンク・オブジェクト。これは,カート・リンクをクリックして,カートを開くテスト・オブジェクトです。
-
check_out_btn ボタン・オブジェクト。これは,[CHECKOUT]ボタンをクリックします。
- next_btn ボタン・オブジェクト。これは,[NEXT]ボタンをクリックします。
- safepay_username 編集オブジェクト。これは,[SafePay username]フィールドにテキストを入力します。
- safepay_password 編集オブジェクト。これは,[SafePay password]フィールドにテキストを入力します。
- pay_now_btn_SAFEPAY ボタン・オブジェクト。これは,[PAY NOW]ボタンをクリックします。
ステップは,デフォルトの Click または Set メソッドとともに追加されます。
ヒント: 特定のオブジェクトを見つけるには,オブジェクトの強調表示機能を使用します。詳細については,オブジェクトを強調表示するを参照してください。
テキスト・フィールド・ステップへの値の追加
[SafePay username]および[password]フィールドに入力する特定の値を追加します。
入力する実際の値は重要ではありません。それらの値はサイトに保存されません。ただし,パスワード・フィールドについては,実際にパスワード・エンコーダ・ツールを使用して,エンコードされた値を入力してください。
以下の手順で,キーワード・ビューまたはエディタのいずれかで値を追加するための詳細を示します。都合のよい,より効率的な方法を使用してください。
ユーザ名とパスワードを入力するステップを追加するには,次の手順を実行します。
-
safepay_username ステップに設定する値を追加します。
キーワード・ビューの場合 [値]カラムにユーザ名を入力します。 エディタの場合 Set メソッド名の後ろに,ユーザ名を引用符で囲んで入力します。
例:...Set "msanchez"
-
safepay_password の値を SetSecure に変更します。
キーワード・ビューの場合 [操作]カラムの値をクリックし,[SetSecure]を選択します。
エディタの場合 Set メソッド名を SetSecure に変更します。
-
UFT One パスワード・エンコーダ(Windows の[スタート]メニューから利用可能)を使用して,エンコードされたパスワードを作成します。
-
パスワード・エンコーダで,[パスワード]フィールドにパスワードを入力し,[生成]をクリックします。
エンコードされたパスワードが[エンコード文字列]フィールドに表示されます。
- [コピー]をクリックしてパスワードをクリップボードにコピーします。
-
-
UFT One に戻って,エンコードされたパスワードを SetSecure 値としてステップに貼り付けます。
エディタで,値が引用符で囲まれていることを確認します。
- テストを保存します。
詳細については,パスワード・エンコーダを参照してください。
チェックポイントと出力値ステップの追加
次のセクションでは,GUI Web テストでチェックポイントと出力値を使用する方法について説明します。
チェックポイントではオブジェクトの値を検証することが可能で,出力値ステップではオブジェクトの値を取得して,その値を後続のステップの入力として使用できます。
チェックポイントを追加します。
- Checkout アクションをキーワード・ビューで開き,safepay_username を選択します。
- [デザイン]>[チェックポイント]>[標準チェックポイント]を選択します。
-
[value]がチェックされ,選択されていることを確認します。
- [定数]ボックスに,safepay_username の値を入力します。
-
ステートメントを[現在のステップの後]に挿入するように選択し,[OK]をクリックします。
出力値を作成します。
- Login アクションをキーワード・ビューで開きます。ユーザ名を右クリックして,[出力値の挿入]を選択します。
-
[値]プロパティを選択し,[現在のステップの後]に設定します。
-
[変更]をクリックします。[出力オプション]ダイアログ・ボックスで,[名前]に username_value と入力します。標準設定の場所[グローバル シート]をそのまま使用します。[OK]をクリックします。
-
[値]プロパティ列に値があることを確認し,[OK]をクリックします。
出力値を Checkout アクションの入力として使用します。
-
Checkout アクションをキーワード・ビューで開きます。[safepay_username]行で,[値]列を選択します。[値の設定]ボタンをクリックします。
-
[DataTable]を選択してから,[username_value]行を選択します。
注: テストを実行し,結果を表示します。テストの実行と結果の分析を参照してください。Login・アクションが成功すると,グローバル・シートの行 1 に値が入り,その値が Checkout アクションの safepay_username の値になることを確認できます。
オブジェクトを強調表示する
リポジトリ内のオブジェクトを見つけやすくするために,オブジェクトを強調表示できます。
check_out_btn ボタン・オブジェクトを見つけます。
- オブジェクト・リポジトリ・マネージャで Checkout.tsr を開きます。
- check_out_btn オブジェクトを選択します。
- エクスプローラで,[SHOPPING CART]タブが選択されていることを確認します。
-
ツールバーで[強調表示]ボタンをクリックします。エクスプローラで,[チェックアウト]ボタンが強調表示されます。
キーワード・ビューのサンプル
このアクションへのステップの追加が完了すると,キーワード・ビューは次のようになります。
エディタのサンプル
エディタ()に切り替えて,追加した各ステップのコードを表示します。コードは次のようになります。
Browser("Advantage Shopping").Page("Advantage Shopping").Link("1").Click Browser("Advantage Shopping").Page("Advantage Shopping").WebButton("check_out_btn").Click Browser("Advantage Shopping").Page("Advantage Shopping").WebButton("next_btn").Click Browser("Advantage Shopping").Page("Advantage Shopping").WebEdit("safepay_username").Set DataTable("username_value", dtGlobalSheet) Browser("Advantage Shopping").Page("Advantage Shopping").WebEdit("safepay_username").Check CheckPoint("safepay_username") Browser("Advantage Shopping").Page("Advantage Shopping").WebEdit("safepay_password").SetSecure "5ba68d358bd75196b1551e91c5b24b61ff08fa7ab3a0e7a3c03200ff" Browser("Advantage Shopping").Page("Advantage Shopping").WebButton("pay_now_btn_SAFEPAY").Click
次のステップ: