リモート Mac コンピュータとの通信のセキュリティ保護

OpenText Functional Testing がリモート Mac コンピュータに接続する場合、Safari にアクセスして、Safari で実行されている Web アプリケーションに対するステップを実行できます。このため、この接続のセキュリティを保護し、Mac および Mac がアクセスできる Web ページへの不適切なアクセスを防止することが重要です。

OpenText Functional Testing が Mac と通信する場合、OpenText Functional Testing はクライアントとして動作し、OpenText UFT Agent Safari 機能拡張がサーバとして動作します。この通信のセキュリティは、さまざまなレベルで保護できます。

このトピックの内容：

パスフレーズの定義を使用したクライアント認証の設定

OpenText Functional Testing は、Mac コンピュータとの接続を開始する際にパスフレーズを使用します。Mac コンピュータは、要求に含まれるパスフレーズが Mac 側で定義されたパスフレーズに一致する場合のみ、接続要求を受け入れます。

OpenText Functional Testing での操作：

［ツール］＞［オプション］＞［GUI テスト］＞［リモート接続］表示枠でパスフレーズを定義します。詳細については、［リモート接続］表示枠（［オプション］ダイアログ・ボックス＞［GUI テスト］タブ）を参照してください。

Mac での操作：

OpenText UFT Agent Safari 機能拡張の環境設定で同じパスフレーズを定義します。

標準設定ではパスフレーズは空です。セキュリティを向上させるには、長く複雑で推測が困難なパスフレーズを指定します。

OpenText Functional Testing および Safari 機能拡張の複数のインスタンス、同じコンピュータ、または同じコンピュータの異なるユーザ・アカウントで、同じパスフレーズを定義できます。これにより、同じパスフレーズを共有し、類似したテスト目的に用いられるコンピュータのグループ（仮想ラボのようなもの）を作成できます。

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SSL を使用した通信の保護

SSL を使用して通信のセキュリティを確保するには、OpenText Functional Testing と Mac コンピュータの両方で SSL 設定を定義します。

Mac での操作：

OpenText UFT Agent Safari 機能拡張の環境設定で、次のように設定します。

• このエージェントとの通信を SSL 接続経由で行う必要があるかどうかを指定します（SSL の使用）。

• その必要がある場合、次のように設定します。

  • サーバが通信に使用するSSL 証明書ファイルのパスを指定します（チェーン証明書ファイルもサポートされています）。

  • 証明書に一致する SSL プライベート・キー・ファイルのパスを指定します。

OpenText Functional Testing で、次のように設定します。

• ［ツール］＞［オプション］＞［GUI テスト］＞［リモート接続］表示枠で、OpenText Functional Testing がサーバから提供された SSL 証明書の検証に使用できる SSL CA 証明書ファイルのパスを指定します（証明書バンドルもサポートされています）。

  OpenText Functional Testing は、SSL を使用して開始された接続の場合のみ、CA 証明書ファイルを使用して証明書の検証を行います。

• 特定のリモート接続の詳細を定義する際に、その接続がSSL を使用する必要があるかどうかを指定できます。これは、［リモート接続］ダイアログ・ボックス、記録と実行環境設定（テスト単位で）、またはテスト・ステップで RemoteConnection ユーティリティ・メソッドを使用して行うことができます。詳細については、リモートの Mac コンピュータに接続するを参照してください。

• 正常に接続するために、以下の点に注意してください。

  ［SSL の使用］オプションの値が、OpenText Functional Testing と OpenText UFT Agent Safari 機能拡張で同じである必要があります。

  ときによって、OpenText Functional Testing は、異なる Mac またはポート番号を使用して、異なる OpenText UFT Agent Safari 機能拡張に接続することができます。

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