SAP 構造化パラメータの使用

SAP Solution manager を統合モードで使用するときは、構造値タイプのテスト・パラメータを使って、Solution Manager テスト・スクリプトから GUI テストに(またはその逆向きに)値を渡すことができます。

構造化パラメータ構造化パラメータは、SAP Solution Manager で作成および保守します。SAP Solution Manager でテスト・パラメータを定義したら、アクション・パラメータをテスト内の構造化パラメータにマップできます。テストが実行されると、OpenText Functional Testing は定義された構造を SAP Solution Manager から受け取り、SAP Solution Manager の実際の構造化パラメータ値で、マップされたローカルのパラメータを解決します。

構造化パラメータの作成または変更

  1. SAP Solution Manager から、テストを外部テストとして起動します。

    OpenText Functional Testing が開いて、テストが表示されます。

  2. [プロパティ]表示枠の[パラメータ]タブで、[SAP パラメータの管理]アイコンをクリックします。[プロパティ]表示枠がまだ開いていない場合は、[表示]>[プロパティ]を選択して開きます。

    SAP Solutions Manager が開いて、OpenText Functional Testing が非表示になります。

    注: SAP 構造化パラメータは、SAP Solution Manager のみで管理できます。

  3. SAP Solutions Manager で、テストで使用する構造パラメータを作成または変更し、変更を保存し、[戻る]をクリックします。

    OpenText Functional Testing が再度開き、変更内容が使用できるようになっています。

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アクションの構造化パラメータの割り当てまたは変更

SAP 構造化パラメータを使用してテストを実行するには、構造型のパラメータを定義し、テスト・パラメータおよびアクション・パラメータを関連付けてから、アクションの構造化パラメータをテストの構造化パラメータにマップする必要があります。また、単純なタイプのアクション・パラメータを、テストに対して定義された構造化パラメータの 1 つの要素に関連付けることもできます。

  1. 関連するアクションを選択します。

  2. [プロパティ]表示枠の[パラメータ]タブでは、OpenText Functional Testing 『ユーザーズ・ガイド』[パラメータの追加/編集]ダイアログ・ボックス([プロパティ]表示枠 - GUI テスト)で説明されている手順で、パラメータを追加または削除できます。[プロパティ]表示枠がまだ開いていない場合は、[表示]>[プロパティ]を選択して開きます。

    注: テストに構造化パラメータが含まれる場合は、構造型のパラメータをアクションに追加できます。

  3. テスト構造化パラメータへのアクション・パラメータのマッピング

    1. 関連するアクションを右クリックします。

    2. コンテキスト・メニューで、[アクション呼び出しプロパティ]を選択します。

    3. [アクション呼び出しプロパティ]ダイアログ・ボックス>[パラメータの値]タブの、入力パラメータの[]セル/カラムまたは出力パラメータの[保管先]セル/カラムで、[値の設定]ボタンをクリックします。

    4. [値設定オプション]ダイアログ・ボックス(入力パラメータの場合)または [保管場所オプション]ダイアログ・ボックス(出力パラメータの場合)のいずれかで、[パラメータ]ラジオ・ボタンを選択し、[参照]をクリックします。

      [値マップ]ダイアログ・ボックスが開きます。

    5. [値マップ]ダイアログ・ボックスの説明に従って、マッピングを定義します。

      ルート・ノードを選択すると、構造全体にマップできます。サブ・ツリー・ノードを選択すると、埋め込み構造にマップできます。また、リーフ・ノードを選択して、構造内の特定の値にマップすることもできます。

    6. OK]をクリックします。

      パラメータがマップされます。

    注: あるアクションが別のアクションの内側から呼び出される場合は、パラメータを親アクションの入力パラメータにマップできます。アクションが別のアクションの後で呼び出される場合は、先行する任意のアクションの出力パラメータにパラメータをマップできます。

    テストとアクションのパラメータの詳細については、OpenText Functional Testing 『ユーザーズ・ガイド』テストまたはアクションのパラメータを参照してください。

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スクリプト内での構造化パラメータの使用

次の例で、構造化パラメータをスクリプトから直接使用する方法を示します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-16"?>
<ZMOVIE>
  <TITLE>Avatar</TITLE>
  <DIRECTOR>
    <FIRST_NAME>James</FIRST_NAME>
    <LAST_NAME>Cameron</LAST_NAME>
    <BIRTHDAY>16-8-1954</BIRTHDAY>
  </DIRECTOR>
  <REL_DATE>10-12-2009</REL_DATE>
  <GENRE>SF</GENRE>
  <STARRING>
    <item>
      <FIRST_NAME>Michelle</FIRST_NAME>
      <LAST_NAME>Rodriguez</LAST_NAME>
    </item>
    <item>
      <FIRST_NAME>Stephen</FIRST_NAME>
      <LAST_NAME>Lang</LAST_NAME>
    </item>
    <item>
      <FIRST_NAME>Zoe</FIRST_NAME>
      <LAST_NAME>Saldana</LAST_NAME>
    </item>
  </STARRING>
</ZMOVIE>
  • 構造化パラメータの要素にアクセスするには、パラメータ名を入力し、その後ろにコロン(:)と要素のパスを入力します。要素とそのサブ要素の間は、ピリオド(.)を使用します。例:

    Print Parameter("Param1:ZMOVIE.DIRECTOR.FIRST_NAME")

    出力:

    James
    Print Parameter("Param1:ZMOVIE.STARRING.item[1].FIRST_NAME")

    出力:

    Michelle

    注: OpenText Functional Testing には、構造化パラメータについて、ステートメントの自動補完機能があり、関連する構造型で使用可能な要素が表示されます。

  • パスが、追加のサブ要素を含む要素を表現している場合、戻り値は XML 文字列になります。パスは、XPath 式のルールに従います。

    Print Parameter("Param1:ZMOVIE.DIRECTOR")

    出力:

    <DIRECTOR>
        <FIRST_NAME>James</FIRST_NAME>
        <LAST_NAME>Cameron</LAST_NAME>
        <BIRTHDAY>16-8-1954</BIRTHDAY>
      </DIRECTOR>
    
  • 配列またはテーブルの構造は、ループで使用できます。

    rowCount = Parameter("Param1:ZMOVIE.STARRING.item.count()")
    For Iterator = 1 To rowCount Step 1
        first_name = "Param1:ZMOVIE.STARRING.item[" & Iterator & "].FIRST_NAME"
        last_name = "Param1:ZMOVIE.STARRING.item[" &Iterator &"].LAST_NAME"
        print Parameter(first_name) & " " & Parameter(last_name)
    Next

    出力:

    Michelle Rodriguez
    Stephen Lang
    Zoe Saldana
    

注: ルート要素は、パスで省略できます。例を次に示します。

Print Parameter("Param1:ZMOVIE.DIRECTOR.FIRST_NAME")

これは、次のように記述できます。

Print Parameter("Param1:DIRECTOR.FIRST_NAME")

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