既知の問題 - Mobile Add-in

このトピックには、Mobile Add-in を使用する際のトラブルシューティングと制限事項の情報が記載されています。

はじめに

プロキシ・サーバの使用

  • WebSocket プロトコルをサポートするプロキシ・サーバのみがサポートされます。Apache サーバの場合は、バージョン 2.4 以降を使用してください。

  • プロキシ・サーバが使用するポートでは、基本認証が許可されている必要があります。

    Apache の設定例:

    ###forward basic authentication###
    ProxyRequests on
    AllowCONNECT 8108 8080 80 7002 443 8443
  • URL からメディア・ファイルをアップロードするときに、カメラまたはビデオ・シミュレーション・ウィンドウにセンサ・シミュレーション・ステップのメディア・ファイルが表示されない場合は、OpenText Functional Testing の[オプション]ダイアログの[Digital Lab]表示枠([ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[Digital Lab]ノード)でプロキシ設定を構成してください。

Digital Lab への接続

ライセンスの問題または Digital Lab サーバからのタイムアウトが原因で、OpenText Functional Testing または Digital Lab セッションのいずれかが無効な場合、[オプション]ダイアログの[Digital Lab]表示枠で[接続テスト]をクリックすると、操作がタイムアウトします。

回避策:必要に応じて OpenText Functional TestingDigital Lab を終了し、正しい製品のライセンスが正しくインストールされていることを確認します。次に、OpenText Functional TestingDigital Lab に再接続します。

複数の Digital Lab ワークスペース

モバイル・アプリの選択と複数のワークスペースの操作に、次の既知の問題があります。

  • OpenText Functional Testing の[記録と実行環境設定]ダイアログからは、特定のアプリのアップロード番号の選択がサポートされていません。代わりに、Digital Lab ウィザードからアプリとアップロード・カウンタを選択してください。

  • 同じアプリが、共有アセットにアップロードされ、別のワークスペースにもアップロードされている場合、[記録と実行環境設定]ダイアログで最新のアプリ・アップロード・バージョンを選択すると、その中の最新バージョンが、ワークスペース名でタグ付けされて使用されます。

  • 同じアプリが複数のワークスペースにアップロードされ、OpenText Functional Testing でワークスペースまたはアプリのアップロード番号が指定されていない場合、アプリの最新のアップロード番号が、システム上のすべてのワークスペースで使用されます。

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一般

OpenText Functional Testing のテキスト認識と Digital Lab

  • モバイル・デバイス用の OpenText Functional Testing テキスト認識では、Tesseract OCR テキスト認識エンジンがサポートされません。

  • OCR は、画質品質が 100% に設定されている場合にのみサポートされます。

ワイルドカード

WebUtil.LaunchBrowser ステップでワイルドカードを使用してデバイスのあいまい検索を実行する場合は、オペレーティング・システムも指定する必要があります。

たとえば、次のステップではエラーが発生することがあります。

WebUtil.LaunchBrowser "MOBILE_SAFARI","iPhone","",""

エラーを防ぐには、オペレーティング・システムを指定します。たとえば、次のようにします。

WebUtil.LaunchBrowser "MOBILE_SAFARI","iPhone","","iOS"

センサ・シミュレーションの操作

  • ドラッグ・アンド・ドロップ・アクションを使用してメディア・ファイルを SimulateCamera または SimulateVideo 操作にアップロードする処理は、サポートされていません。

  • SimulateCamera または SimulateVideo メソッドに必要な指定ファイルがテスト・ステップで正しくない場合、リモート・アクセス・ウィンドウには、操作が正しく実行されていることや、ステップが失敗または成功したことが示されません。

    回避策:テスト結果でステップの詳細を確認します。

ローカライズ

小数点としてのカンマ

ローカライズされたオペレーティング・システムで、カンマが小数点として使用されている場合があります。OpenText Functional Testing では、これがサポートされないため、記録されたステップを手動で修正して、代わりにピリオドを小数点として使用することが必要な場合があります。

使用するオペレーティング・システムのロケールとは関係なく、常にピリオド文字を小数点として使用することをお勧めします。

提案された文字

ステップに日本語/中国語文字が含まれていて、その文字がキーボードの上の入力文字候補行から追加されていた場合、そのステップは正しく実行されない場合があります。

Amazon Web Services(AWS)

Digital LabOpenText Functional Testing を AWS で使用している場合、次の既知の問題があります。

  • AWS で実行される単一のテストで、複数のデバイスはサポートされません。
  • モバイル・デバイスでの Web アプリケーションのビジネス・プロセス・テストの実行は、Amazon Web Services 上のデバイスではサポートされていません。

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Digital Lab によるスパイと強調表示

  • オブジェクト・スパイを使用しているときに、オブジェクトにカーソルを合わせてそのプロパティを表示する操作はサポートされていません。代わりにそのオブジェクトをクリックして、プロパティを表示してください。

  • 低速の Web サイトでは、最初のスパイ・アクションでパフォーマンスの低いデバイスに「device:device」が表示されます。

    回避策:connector.properties の「MAX_JS_ENGINE_READY_CHECK_RETRIES」を 300 に増やして、OpenText Functional Testing のタイムアウト時間を 1 分に増やします。

  • ネイティブ・ブラウザと MC ブラウザの場合:オブジェクト・スパイを Web オブジェクトのBack、Forward、Refresh、および URL ボックスに対して使用しているときに、OpenText Functional TestingBrowser.page.xx ではなく Device.app.xx を生成します。

    回避策:コードを手動で変更します。

  • MC ブラウザとネイティブ・ブラウザの両方を使用して Browser テスト・オブジェクトを強調表示すると、位置のずれが発生します。
  • オブジェクト・リポジトリからオブジェクトを強調表示するときに、標準設定以外の認識プロパティは、値が正しくなければ無視されます。これにより、OpenText Functional Testing はアプリケーションのコントロールを強調表示できます。

  • 次のような場合は、OpenText Functional Testing がオブジェクト・リポジトリでテスト・オブジェクトを強調表示しないことがあります。

    シナリオ 回避策
    これが、OpenText Functional Testing のインストール後の最初の編集セッションである。 [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[モバイル]タブで、関連するデバイスとアプリケーションを定義します。次に、記録セッションを開始および停止します。
    これが、[オプション]ダイアログ・ボックスで出荷時の標準設定に戻した後の最初の編集セッションである。 [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[モバイル]タブで、関連するデバイスとアプリケーションを定義します。次に、記録セッションを開始および停止します。
    [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[モバイル]タブが空であり、デバイスもアプリケーションも選択されていない。 [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[モバイル]タブで、関連するデバイスとアプリケーションを定義します。次に、記録セッションを開始および停止します。
    リモート・アクセス・ウィンドウに、[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[モバイル]タブで定義されているデバイスとは異なるデバイスが表示される。

    次のいずれかを実行します。

    • [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[モバイル]タブで、関連するデバイスとアプリケーションを定義します。次に、記録セッションを開始および停止します。

    • Device テスト・オブジェクトの記述で ID プロパティを、リモート・アクセス・ウィンドウで開いているデバイスの値に設定します。

  • オブジェクトの記述プロパティについて、そのプロパティ名の最初または最後にスペースが含まれている場合、OpenText Functional Testing および Digital Lab はオブジェクトを強調表示できません。

    回避策:次のいずれかを実行します。

    • OpenText Functional Testingのオブジェクト・リポジトリのオブジェクト記述からこのプロパティを削除します

    • プロパティの正規表現「.*」を追加します

  • Web テストを扱っているときに、モバイル以外の最適化ページでは、iOS デバイスのスパイはサポートされていません。

  • (Mobile Web アプリケーションの Web ページからの)証明書関連のダイアログでの記録と強調表示はサポートされていません。

    回避策:記述的プログラミングを使用するステップを追加して、テストの証明書ダイアログでユーザ・アクションを識別して実行します。

    さらに、テストを実行する前に、テストを実行しているデバイスに必要な証明書を手動でインストールする必要があります。

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モバイル・デバイスでの記録

MobileView オブジェクト

MobileView オブジェクトは Android アプリで記録されません。

代わりに、オブジェクト・リポジトリで手動で作成し、次のようにプロパティを設定できます。

  • isscrollable プロパティを true に設定します。
  • mcindex プロパティを設定します。
  • スクロール可能なコントロールの実際のタイプに応じて、class プロパティを設定します(クラスは、オブジェクト・スパイを使用して検証できます)。
  • 他のすべてのプロパティを削除します(プロパティは削除し、空白のままにしないでください)。
MobileList オブジェクト

パッケージ・アプリで記録しているときに、一部のスピナー選択イベントは、ユーザがスピナーで何かをタップして選択しなくても記録されます。これらのステップは、テストで実行できません。

回避策:スクリプトから余分なステップを手動で削除します。

スクロール

Android でのスクロールと水平スクロールは OpenText Functional Testing に記録されません。

ビットマップ・チェックポイント

iOS およびネイティブ・ブラウザで記録している場合、ブラウザの次のページにスクロール・ダウンした後に配置されたビットマップ・チェックポイントは、テストの再生時に常に失敗します。

回避策:記録後に、ビットマップ・チェックポイントの許容範囲を更新して、値を 5% ~ 10% にします。

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Digital Lab を使用した OpenText Functional Testing テストの実行

このセクションには、次の問題が含まれています。

並列テスト:並列テストに関するその他の既知の問題は、OpenText Functional Testing ヘルプセンターにリストしています。詳細については、テストの並行実行を参照してください。

デバイスの選択とブラウザの起動

エラーを回避するため、デバイスをロックし、同じデバイスでブラウザを起動するために使用するメソッドが、[記録と実行環境設定]とテスト・ステップで整合していることを確認してください。

記録と実行環境設定 テスト・ステップのメソッド
選択された特定のデバイス LaunchMobileBrowserWithID メソッドを使用して、テスト・ステップで同じデバイス ID を使用します。
一致するデバイスをロックするために定義されたデバイス機能 LaunchBrowser メソッドを使用して、テスト・ステップで同じデバイス機能を使用します。

詳細については、『OpenText Functional Testing Object Model Reference』の LaunchBrowser および LaunchMobileBrowserWithID メソッドのドキュメントを参照してください。

[デバイス機能]タブと[特定のデバイス]タブの切り替え

OpenText Functional Testing で[記録と実行環境設定]を構成しているときに、[デバイス機能]タブと[特定のデバイス]タブを切り替えてから、[Digital Labで開く]ボタンをクリックして Digital Lab ウィザードを開くと、Digital Lab ウィザードが[デバイス機能]タブを開くことがあります。

回避策:次のいずれかを実行します。

  • [特定のデバイス]タブが開いた状態で、[OK]をクリックして、[記録と実行環境設定]タブを閉じます。次に、[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスを再度開き、[Digital Labで開く]ボタンをクリックして[Digital Lab]タブを開きます。

  • [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[特定のデバイス]タブで、特定のデバイスを選択します

テスト実行での複数のデバイス

複数のデバイスで MobileWebView テスト・オブジェクトを使用してテストを実行すると、予期しない問題が発生する可能性があります。

その場合は、テスト・オブジェクトから accessibilityid 記述プロパティを削除して、テストを再実行してください。

テスト実行でのデバイス・フィルタ:複数のデバイスのテスト

テスト内の複数のステップが記述プロパティによって定義された同じデバイス・フィルタ条件を使用していて、Digital Lab に接続されているデバイスでそのフィルタ条件に一致するものが複数ある場合、該当するすべてのステップは、テストの最初のステップで使用されたデバイスと同じデバイスを使用します。

特定のステップで別のデバイスを使用するには、そのステップのフィルタを変更します。

テスト実行でのデバイス・フィルタ:フィルタの変更

デバイス・フィルタが記述プロパティによって定義されていて、テストをもう一度実行する前にそのプロパティを変更した場合、デバイスは最初の実行からロックされたままになっており、2 回目のテスト実行は失敗します。

もう一度テストを実行する前に、Digital Lab でデバイスのロックを解除してください。

テスト実行でのデバイス・フィルタ:異なるデバイス・フィルタを持つ複数のステップ

テスト内の個々のステップが、ステップごとに異なるデバイス・フィルタを使用していて、デバイス・フィルタが競合しない(同じデバイスが各フィルタに一致する)場合に、

  • 一致するデバイスが複数接続している場合:ステップごとに別々のデバイスが選択されます。
  • 一致するデバイスが 1 つしか接続されていない場合:そのデバイスが 2 回目に選択されるときに、テストは失敗します。

同じデバイスを使用するには、関連するすべてのステップでプロパティが一致するようにフィルタを変更します。

たとえば、次の両方のステップのフィルタに一致する接続デバイスが 1 つのみの場合、テストは 2 つ目のステップで失敗します。

Device("osversion:=8.4","ostype:=iOS").App("name:=MC Browser","identifier:=com.hp.HPMobileWebBrowserINJ").MobileEdit("nativeclass:=UITextField","mcindex:=0","ispassword:=False","class:=Input","accessibilityid:=url").Set "AAA"
Device("ostype:=iOS").App("name:=MC Browser","identifier:=com.hp.HPMobileWebBrowserINJ").MobileEdit("nativeclass:=UITextField","mcindex:=0","ispassword:=False","class:=Input","accessibilityid:=url").Set "BBB"

ステップを次のように変更して、テストを実行します。

Device("ostype:=iOS").App("name:=MC Browser","identifier:=com.hp.HPMobileWebBrowserINJ").MobileEdit("nativeclass:=UITextField","mcindex:=0","ispassword:=False","class:=Input","accessibilityid:=url").Set "AAA"
Device("ostype:=iOS").App("name:=MC Browser","identifier:=com.hp.HPMobileWebBrowserINJ").MobileEdit("nativeclass:=UITextField","mcindex:=0","ispassword:=False","class:=Input","accessibilityid:=url").Set "BBB"

実行結果

Browser ステップ

特定のデバイスで実行された Browser ステップの HTML 実行結果に、デバイス情報が含まれません。

ローカル・システム・モニタ デバイス メトリクス]と[ローカル システム モニタ]の両方がテストまたはコンポーネントで有効になっている場合に、モバイル・デバイス情報のみが実行結果に表示されます。

デバイス・ログ

[デバイス メトリクス]で[ログ]オプションをオフにして記録を開始し、記録を停止した後で、同じオプションを選択して記録を再開した場合、([デバイスオプション]表示枠の)[デバイスログのダウンロード]ボタンが使用できません。

回避策:リモート・アクセス・ウィンドウの[更新]ボタンを押します。

ビジュアル関係識別子ステップ

テストの最初のステップが、ビジュアル関係識別子(VRI)を使用してオブジェクトが識別する場合、アプリの起動、インストール、または再起動は、別の方法でそれが実行されるように定義されていても実行されません。

回避策:VRI を使用してテスト・オブジェクトを識別する前に、アプリが起動、インストール、または再起動されるようにしてください。

指紋シミュレーション

失敗した指紋シミュレーションのステップ結果は、アプリの設定済みの動作に応じて表示が異なる場合があります。

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Web テスト

モバイル・デバイスのネイティブ・ブラウザ

テスト・オブジェクトの記述プロパティ

ネイティブ・ブラウザ(Android 上の Chrome、iOS 上の Safari など)は、テスト・オブジェクトの記述プロパティとは関係ありません。

したがって、ネイティブ・ブラウザでのデータ駆動は、データ・テーブルまたはテスト・パラメータで定義されたデータのみに関係し、テスト・オブジェクト・プロパティ値が一致するテスト・オブジェクトは検索されません。

WebAudio / WebVideo オブジェクト
  • Chrome ブラウザでテストを実行する場合は、WebVideo および WebAudio オブジェクトが含まれるテストを実行する前に、Chrome 設定の[Gesture requirement for media playback]の選択が解除されていることを確認してください。
  • iOS デバイス上の WebVideo および WebAudio オブジェクトでは、.Play メソッドがサポートされていません。

初期 URL の定義

テストを開始するための初期 URL なしで同じスクリプトを複数回実行すると、テスト実行が失敗する場合があります。

エラーを回避するには、テストの URL を[記録と実行環境設定]ダイアログで定義します。

iframe オブジェクト

iframe 内のオブジェクトのコードで document.write() が使用されている場合、iOS デバイスの iframe オブジェクトで記録を実行できません。

ビットマップ・チェックポイント

iOS ネイティブ・ブラウザでは、記録中に挿入されるビットマップ・チェックポイントは、次のページへのスクロール後にサポートされません。このようなチェックポイントは失敗します。

OpenText Functional Testingでの MC Browser アプリの使用

Run Results Viewer

MC Browser アプリでテストを実行する場合、Run Results Viewer の[キャプチャ データ]表示枠に CSS 要素が誤って表示されることがあります(HTML レポートには関係ありません)。

ネットワーク仮想化と MC Browser アプリ

[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[モバイル]タブでモバイル・テストを有効にせずに、Network Virtualization を使用して Mobile Web アプリをテストする場合は、オブジェクト・リポジトリにデバイス ID を追加するか、記述的プログラミングを使用してデバイスを識別する必要があります。

この制約は、[モバイル]タブでテストが有効になっているときには適用されません。

MC Browser アプリを使用した Web テストの実行
  • テストを実行する前に、MC Browser アプリがテストのデバイスにインストールされていることを確認してください。
  • 一部の Browser メソッドはサポートされていません。

    サポートされていないコマンドが含まれるテスト・ステップはスキップされ、テストが失敗する原因にはなりません。その代わりに、該当する警告が実行結果に表示されます。

    サポートされていないメソッドは次のとおりです。

    • .ClearCache
    • .Close
    • .CloseAllTabs
    • .DeleteCookies
    • .DialogExists
    • .FullScreen
    • .GetDialogText
    • HandleDialog
    • .Home
    • .IsSiblingTab
    • .OpenNewTab

Digital Lab での Chrome エミュレータの使用

複数のタブ

複数のタブはサポートされていません。また、Browser.OpenNewTab および Browser.CloseAllTabs メソッドもサポートされていません。

サポートされていないメソッドをエミュレータで実行すると、予期しない動作が発生することがあります。

オブジェクト・スパイ

オブジェクト・スパイおよび「アプリケーション内で強調表示(オブジェクト・スパイから)」は、エミュレータでサポートされていません。

エミュレータを使用して記録中に追加されたテスト・オブジェクトは、後でオブジェクト・リポジトリから強調表示することができません。

チェックポイントおよび出力値

チェックポイントと出力値は、記録中に追加できません。テスト・ステップを編集するときに手動で追加する必要があります。

メンテナンス・モード

メンテナンス・モードはサポートされていません。

テスト・オブジェクト
  • WebFile オブジェクトはサポートされていません。
  • オブジェクト・リポジトリからのオブジェクトの追加はサポートされていません。

Shadow DOM のサポート

Shadow Dom Web アプリおよび iOS デバイスでのモバイル・テストの実行は、次の場合にのみサポートされます。

  • iOS バージョン 11 以降
  • Chrome バージョン 56 以降の Android

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ALM および BPT

ALMDigital Lab の操作

アセット比較ツール

アセット比較ツールでは、モバイル・テストの記録と実行環境設定の変更が比較されません。

テスト・オブジェクトのアイコン

モバイル・オブジェクトのテスト・オブジェクト・アイコンは、テスト計画モジュールや、ALM に保存されているオブジェクト・リポジトリには表示されません。

Business Process Testing と Digital Lab

  • キャプチャ]ツールバーの使用はサポートされていません。

  • ビジネス・プロセス・テストを記録する場合、記録中に[停止]ボタンを押すと、記録を再開できません。

  • ホーム画面から Mobile Web アプリを起動して記録を開始した場合、記録されるべきステップがないときでも、ページで実行された操作が記録されます。

    ステップは、次の構文を使用して記録しています。

    Browser(XXX).Navigate "XXX"

  • [Web]または[モバイル]タブで定義された設定を使用して複数のアプリケーション領域を次々に作成すると、前のアプリケーション領域からの情報が保持されます。その設定値クリアし、後に続くアプリケーション領域の詳細を最初から定義してください。

  • BPT は、単一のテストまたはフローで、複数のアプリケーション領域をサポートしていません。

    例:

    それぞれに別々のアプリケーション領域を定義して、次のコンポーネントをテストまたはフローに追加します。

    コンポーネント 1 /

    アプリケーション領域 1

    iOS デバイス

    AMB アプリ

    コンポーネント 2 /

    アプリケーション領域 2

    Android デバイス

    UiCatalog アプリ

    この場合、テストの実行中に、OpenText Functional Testing は 2 番目のデバイス(Android)にインストールする正しいアプリを見つけることができません。

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特定のタイプのアプリ

ネイティブ・アプリの操作

OpenText Functional Testing は、ネイティブ・ブラウザまたは MC ブラウザを使用しているときに、ネイティブ日付ピッカなどのネイティブ・モバイル・コントロールでステップを記録または実行できません。

回避策:ネイティブ・モバイル・コントロールをオブジェクト・リポジトリに手動で追加してから、コントロールを操作するステップを手動で追加します。

例:

  1. 日付ピッカ・コントロールをスパイし、対応する WebEdit オブジェクトをオブジェクト・リポジトリに追加します。

  2. それから、次のようなステップをテストに追加します。

    Browser("Reservations").Page("Your Reservation").WebEdit("check-in-date").Click

Flutter ベースのアプリ

OpenText Functional Testing は、Google Flutter SDK を使用して構築された Android または iOS のパッケージ・アプリのテストを記録し、実行できます。次のオブジェクト・タイプがサポートされています。MobileButtonMobileCheckBoxMobileEditMobileLabelMobileObjectMobileTabStrip

サポートされている Flutter SDK バージョンの詳細、および Flutter アプリの準備とアップロードのガイドラインについては、Digital Lab ヘルプセンターを参照してください。

次のメソッドは、Flutter ベースのアプリケーションではサポートされていません。SetSecureSelectChildObjectsMobileEdit.SetMobileLabel.SetMobileObject.SetFocus

iOS のネイティブ・パッケージ・アプリと ChildObjects メソッド

ChildObject ステップが iOS のネイティブ・パッケージ・アプリで実行されるときに(Device().App().MobileObject().childobjects())、MobileObject が見つからない場合、このステップは、テストしている現在のページ上のすべての子オブジェクトを返します。

ハイブリッド・アプリの操作

ハイブリッド・アプリケーションのテスト時に、次の機能はサポートされていません。

  • アクセシビリティ・チェックポイント
  • モバイル最適化

    以下は、モバイル用に最適化された Web ページでのみサポートされています。

    • ビットマップ・チェックポイント
    • テキスト領域チェックポイントおよび出力値
  • ActiveScreen
  • ナビゲートして学習
  • [オブジェクトの認識]ダイアログ・ボックスでのオブジェクトの認識プロパティのカスタマイズ
  • デスクトップ・ブラウザで記録されるテストとコンポーネント
  • Web ファイルおよび frameset オブジェクト

特定のハイブリッド・アプリで、「このテストは古いバージョンの UFT で作成されているため、別の JavaScript エンジンが必要です」というエラーが発行されることがあります。

これが発生する可能性があるのは、アプリが別のアプリまたはホームから起動される場合です。

回避策:アプリをテスト・ツールで起動します。記録を停止し、アプリを再起動しますが、再インストールはしないでください。記録を再開します。または、次の Javascript コードを使用することもできます。

Device("<Device>").App("<appname>").Launch DoNotInstall,Restart

注: ハイブリッド・アプリケーションを使用する場合、モバイルでは一般にサポートされていない一部の機能もサポートされます。詳細については、サポートされていない機能、テスト・オブジェクト、およびメソッドを参照してください。

その他の制限:

キーワード・ビュー

キーワード・ビューで、[テスト オブジェクトの選択]ダイアログ・ボックスの[実行環境オブジェクトを挿入する]オプションを使用して、選択したテスト・オブジェクトの .Object ステートメントを挿入できないことがあります。

回避策:.Object ステートメントを手動で入力します。

テキスト・チェックポイント・ステップと出力値ステップ

テキスト・チェックポイント・ステップおよび出力値ステップの記録と実行を行う場合は、テスト・オブジェクトがリモート・アクセス・ウィンドウに完全に表示されている必要があります。

WebList ステップ

WebList テスト・オブジェクトのステップを記録しているときに、MobileDropDownWebList の両方のテスト・オブジェクトにステップが追加されることがあります。

これにより、MobileDropDown ステップが失敗する可能性があります。これを避けるには、余分な MobileDropDown ステップを削除します。

日時の記録

MobileWeb テスト・オブジェクトで日付と時刻を記録しているときに、ハイブリッド・アプリケーション・ステップに加えて、ネイティブ・アプリケーション・ステップが追加されることがあります。これにより、実行セッション中にステップが失敗することがあります。

回避策:余分なネイティブ・アプリケーション・ステップを削除します。

実行結果

Run Results Viewer の[キャプチャ データ]表示枠に CSS 要素が誤って表示されることがあります(HTML レポートには関係ありません)。

スパイの使用 アプリケーションに、そのアプリケーション用に定義されたビュー・ポートがない場合、アプリケーションでページをスクロールすると、オブジェクト・スパイが強調表示する領域がずれます。

非パッケージ・アプリの操作

モバイル Stepper テスト・オブジェクト

モバイル Stepper テスト・オブジェクトは、iOS デバイス上の非パッケージ・アプリではサポートされていません。

このオブジェクトは、Android デバイスでは MobileButton または MobileLabel オブジェクトとして認識されます。

MobileList.Delete メソッド

非パッケージ・アプリでは、MobileList.Delete メソッドがサポートされていません。

このステップを実行するには、代わりに、リスト項目を左にスワイプし、[削除]ボタンをタップしてください。

MobileDropdown.Select メソッド 非パッケージ・アプリの MobileDropdown.Select メソッドでは、再生がサポートされていません。
ChildObjects メソッド

iOS 上の非パッケージ・アプリでは、Container プロパティがサポートされていません。

Android 上の非パッケージ・アプリでは、NativeClass および hint プロパティがサポートされていません。

必須のオブジェクト記述フィルタ ChildObjects メソッドを使用して非パッケージ・アプリをテストする場合は、ChildObjects ステップの前に、フィルタをオブジェクト記述に追加する必要があります。例については、オブジェクト記述フィルタ - 例を参照してください。
標準チェックポイント、iOS デバイス

次のプロパティがチェックポイント・プロパティに含まれている場合、標準チェックポイントを使用した既存のテストが失敗することがあります。

  • isFocused
  • isChecked
  • isFocusable
  • isCheckable

これらのプロパティが UFT 14.02 より前に作成されたテストにあるときに、iOS の非パッケージ・アプリでテストを実行する場合は、次のようにして、エラーを回避してください。

これらのプロパティに対して Null 値ではなくブール値(True/False)を含めるように、テストを更新します。

オブジェクト記述フィルタ - 例

Set oDesc = Description.Create()
	oDesc("class").Value = "Button"

Set Buttons = Device("Device").App("UICatalog_2").ChildObjects(oDesc)
               
NumberOfButtons = Labels.Count()

For i = 0 To NumberOfButtons - 1
	Buttons(i).Tap
Next	

Digital Lab を使用した SAP Fiori アプリのテスト

テストがデスクトップ・バージョンの Fiori アプリケーション用に作成されている場合は、モバイル・バージョンで正しく実行されるように変更することが必要な場合があります。

さらに、デバイスごとに解像度が異なると、オブジェクトのプロパティと動作に違いが生じることがあります。複数のデバイスをサポートするには、テスト・スクリプトを手動で編集することが必要な場合があります。

次のバージョンの Microsoft Edge ブラウザがサポートされています。

  • SAP Fiori:バージョン 1.44 および 1.52(再生のみ)
  • SAPUI5:バージョン 1.44(再生のみ)

ヒント: Exist ステートメントを追加して、オブジェクトが Fiori モバイル・アプリケーションのページに完全に読み込まれてから、そのオブジェクトに対するステップが実行されるようにしてください。

特定の SAP オブジェクトおよびメソッド

SAPUIRadioGroup

SAPUIRadioGroup テスト・オブジェクトは、Fiori アプリケーションではサポートされていません。

SAPUITextEdit / SAPUIButton

SAPUITextEdit および SAPUIButton オブジェクトを使用しているときに、テスト・ステップが誤った順序で記録されることがあります。

これが発生する場合は、ステップの順序を手動で変更してください。

SAPUITextEdit

SAPUITextEdit テスト・オブジェクトの html tag 認識プロパティが、(INPUT 要素の代わりに)親 DIV 要素を使用するようになりました。

次のものがあれば、更新する必要があります。

  • SAPUITextEdit テスト・オブジェクトに対するチェックポイント、出力値、または GetROProperty("html tag") ステップが含まれているテスト。
  • オブジェクト・リポジトリにある SAPUITextEdit オブジェクト。

SAPUIDialog.Close

SAPUIDialog.Close ボタンは、ダイアログに X 閉じるボタンが含まれている場合にのみ機能します。

SAP Fiori アプリでの標準チェックポイントと出力値

記録済みのテストに標準のチェックポイントと出力値を挿入し、Fiori モバイル・アプリケーションで標準のチェックポイントと出力値のステップを実行する場合は、テスト・オブジェクトが Digital Lab リモート・アクセス・ウィンドウに完全に表示されている必要があります。

これが関係するのは、テストの記録時ではなく、テストの編集時です。

Fiori 1.6x クライアントのフリーズ

リモート・アクセス・ディスプレイでは、Android FLAG_SECURE ウィンドウ・フラグを使用するアプリがサポートされません。詳細については、Android の開発者ドキュメントの WindowManager.LayoutParams を参照してください。このようなアプリを Digital Lab で使用するには、このフラグを削除する必要があります。詳細については、Digital Lab ヘルプを参照してください。

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サポートされていない機能、テスト・オブジェクト、およびメソッド

OpenText Functional Testing Mobile Add-in は、モバイル・アプリケーションでのステップの記録と実行のみをサポートします。

モバイル・オブジェクトを操作する場合、次の OpenText Functional Testing 機能はサポートされていないか、部分的にしかサポートされていません。

  • ActiveScreen。

  • [オブジェクトの認識]ダイアログ・ボックスの補足プロパティ。

  • Device.SetOrientation メソッド:LandscapeRight および Portrait パラメータのみがサポートされています。

  • モバイル・オブジェクトの Exist プロパティ:オブジェクトが見つからず、ユーザが標準設定のタイムアウト値または 30 秒を超えるタイムアウト値を使用している場合(UFT 14.01 以前に適用)。

    回避策:30 秒未満のタイムアウト値を追加します。たとえば、次のようにします。

    Device("Device").App("UICatalog").MobileList("list").Exist(3)
  • Insight は、画像品質が 100% に設定されている場合にのみサポートされます。

    これらの条件下でも Insight が正しく機能しない場合は、代わりに AI ベースのテストをモバイル・アプリケーションに使用してみてください。 AI ベースのテストを参照してください。

  • LaunchBrowserBrowser 引数のみが必須ですが、エラーを防ぐには、このメソッドに対して他の引数を 1 つ以上定義する必要があります。詳細については、OpenText Functional Testing ヘルプセンターの『Object Model Reference』にある LaunchBrowser のドキュメントを参照してください。

  • ローカル・システム・モニタ:この代わりに、[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスで、モバイル・バイタルを収集するよう OpenText Functional Testing に指示できます。すると、そのデータが実行結果の[ローカル システム モニタ]表示枠に表示されます。

  • 低レベルの記録

  • メンテナンス実行モード:ハイブリッド・アプリケーションでのみサポートされます。

  • MobileCalendar ステップに Set メソッドを追加するには(MobileStepper.Set)、エディタで手動で追加する必要があります。
  • MobileStepper オブジェクトのタップ(MobileStepper.Tap メソッド)

  • ナビゲートして学習(親テスト・オブジェクトの子をオブジェクト・リポジトリに追加することを含む)。

  • 回復シナリオ:次のトリガ・イベントと回復操作は、モバイルではサポートされていません。

    トリガ・イベント

    ポップアップ・ウィンドウ

    オブジェクトの状態

    アプリケーションのクラッシュ

    回復操作

    [キーボードまたはマウス操作]>[押すボタンのラベルを指定する]

    アプリケーション・プロセスの終了

  • Simulation メソッド(SetFingerprintSimulationSimulteCameraSimulateFingerprintSimulateVideo メソッドなど)は、スクリプトの最初のステップとしてサポートされていません。エラーを回避するには、これらのステップの前に Launch ステップを手動で追加します。

  • スマート認識:ハイブリッド・アプリケーションでのみサポートされます。

  • 更新実行モード:チェックポイントと出力値を更新するためのオプションのみがサポートされます。ハイブリッド・アプリケーションでのみサポートされます。

  • 仮想オブジェクト

  • Visual Relations Identifiers(VRI):複数のリモート・ウィンドウが開いているか、ハイブリッド・アプリの Web テストで使用される場合。

  • WebVideo および WebAudio.Play

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以前のバージョンの OpenText Functional Testing で作成されたテスト

UFT 12.51 より前に作成されたテスト

UFT 12.51 より前のハイブリッド・アプリケーションで作成されたテストの場合は、チェックポイントと出力値に対して、textisEnabled、および isFocused プロパティのみがサポートされます。

さらに、アプリに対してステップを実行する前に OpenText Functional Testing によってアプリが確実に再インストールまたは再起動されるようにする必要があります。

次の方法で実行できます。

  • [記録と実行環境設定]を使用します(GUI テストの場合)。

  • App.Launch メソッドを使用するステップを追加します。詳細については、OpenText Functional Testing ヘルプセンター内の『Object Model Reference』の「Mobile」セクションを参照してください。

UFT 12.02 パッチ 1 以前で作成されたテスト

UFT 12.02 パッチ 1 以前で作成されたテストでオブジェクト・リポジトリを操作する場合、次のコマンドはサポートされません。

  • アプリケーション内で強調表示

  • リポジトリの中で検索

代わりに、アプリケーションからテスト・オブジェクトの記述を更新します(テスト・オブジェクトを選択し、[アプリケーションから更新]をクリックします)。

注意: 操作する MobileLabel テスト・オブジェクトが MobileList テスト・オブジェクトの一部である場合、アプリケーションから記述を更新すると、テストが予期しない動作をする可能性があります。

MobileLabel テスト・オブジェクトの記述をアプリケーションから更新するには、それを MobileList テスト・オブジェクトに置き換えます。

該当するテスト・ステップで、MobileLabel.MakeVisibleMobileLabel.Tap を含むステップを MobileList.Select <インデックス> を含む単一のステップに置き換えます。

たとえば、次のステップは、

Device("Device").App("UICatalog").MobileLabel("ListViewActivity").MakeVisible
Device("Device").App("UICatalog").MobileLabel("ListViewActivity").Tap

次のように置き換えます。

Device("Device").App("UICatalog").MobileList("list").Select 5

1.51 より前のバージョンの Mobile Center で作成されたテスト

1.51 より前のバージョンの Mobile Center を使用して作成されたハイブリッド・アプリケーションのステップが含まれているテストは、バージョン 2.01 以降ではサポートされません。

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