追加インストール要件ユーティリティ
関連: GUI テストおよびコンポーネント
OpenText Functional Testing のインストール後、OpenText Functional Testing を使用するために、前提条件のソフトウェアをいくつかインストールして設定しておく必要があります。また、OpenText Functional Testing のデバッグ機能やリモート・アクセス機能を活用できるように、Internet Explorer および DCOM について特定の設定を行う必要があります。
[追加インストール要件]画面には、OpenText Functional Testing のインストール時またはインストールの変更時に選択したオプションに応じて、OpenText Functional Testing を使用するためにインストールまたは設定が必要な前提条件のソフトウェアがすべて表示されます。
追加インストール要件ユーティリティを使用して、OpenText Functional Testing のインストール時に、ライセンス・インストール・ウィザードと Microsoft Debugger のインストールを実行するのに必要な設定を自動的に行うことができます。
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[追加インストール要件]ダイアログ・ボックスでオプション名を選択すると、機能の説明が表示されます。
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必要なオプションのチェックボックスを 1 つまたは複数選択し、[実行]をクリックします。
追加インストール要件ユーティリティは、[スタート]メニューから選択するか、<Installdir>/bin/UFTInstallReqs.exe プログラムを実行することで、いつでも実行できます。このダイアログ・ボックスでは、Internet Explorer および DCOM の設定や、ライセンス・ウィザードの実行を選択できるほか、OpenText Functional Testing を使用するためにさらにインストールが必要な前提条件のソフトウェアが表示されます。

[追加インストール要件]ダイアログ・ボックスに一覧表示される、インストールに必要な追加要件には、OpenText Functional Testing のインストール時またはインストールの変更時に選択したオプションに応じて、次のものが含まれる可能性があります。
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ターミナル・エミュレータ・ウィザード:このウィザードを使用して、ターミナル・エミュレータの識別設定を行うことができます。この項目が表示されるのは、ターミナル・エミュレータ(TE)アドインがインストールされている場合のみです。
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Stingray ウィザード:このウィザードを使用して、Stingray アプリケーションと連携するよう OpenText Functional Testing を設定できます。この項目が表示されるのは、Stingray アドインがインストールされている場合のみです。
このほか、追加インストール要件ユーティリティでは次の操作も実行できます。
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Internet Explorer の構成設定:このチェックボックスを選択すると、Internet Explorer のオプションが自動的に設定され、テスト実行時に OpenText Functional Testing で Microsoft Script Debugger アプリケーションを使用できるようになります。
これらのオプションは、OpenText Functional Testing の実行前に手動で設定できます。Internet Explorer で、[ツール]>[インターネット オプション]>[詳細設定]を選択します。次に、[スクリプトのデバッグを使用しない]および[サード パーティ製のブラウザー拡張を有効にする]を選択します。
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ALM統合用の DCOM 設定:このチェックボックスを選択すると、DCOM のアクセス許可とセキュリティ設定が自動的に変更され、OpenText Functional Testing コンピュータのファイアウォールの特定のポートが開放されます。この変更が必要なのは、OpenText Functional Testing テストを ALM からリモートで実行する場合のみです。これらのオプションを手動で設定する必要がある場合は、『OpenText Functional Testing インストール・ガイド』の「DCOM のアクセス許可の手動変更によるリモート実行の有効化」を参照してください。また、追加インストール要件ツール([スタート]メニューから利用可能)またはリモート・エージェント(<Installdir>\bin\UFTRemoteAgent.exe)を実行して、後で DCOM を自動的に構成することもできます。
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オートメーション・スクリプト用の DCOM 設定:このチェックボックスを選択すると、DCOM のアクセス許可とセキュリティ設定が自動的に変更され、オートメーション・スクリプトを使用して、OpenText Functional Testing を別のコンピュータからリモートに制御できるようになります。
注意: このオプションを選択すると、リモート・ユーザがこのマシン上の OpenText Functional Testing を制御できるようになるため、OpenText Functional Testing コンピュータにセキュリティ上のリスクが発生します。OpenText Functional Testing マシンに機密情報が含まれていないこと、および機密情報へのアクセスを提供していないことを確認してください。
このオプションを手動で設定する手順については、『OpenText Functional Testing インストール・ガイド』の「DCOM のアクセス許可の手動変更によるリモート実行の有効化」を参照してください。
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ライセンス・インストール・ウィザードの実行:このチェックボックスを選択すると、Functional Testing ライセンス・ウィザードが実行されます。体験版ライセンスを最大 30 日間使用して OpenText Functional Testing を実行する場合、このチェックボックスは選択しないでください。
注: このオプションは、QuickTest Professional バージョン 9.5 以降からアップグレードする場合は自動的には選択されません。ライセンス・データが保持されているためです。ただし、アップグレード前にライセンスをインストールしていない場合は、このチェックボックスを選択して Functional Testing ライセンス・ウィザードを実行する必要があります。