テスト・オブジェクト記述

関連：GUI テストおよびコンポーネント

テスト・オブジェクト・クラスごとに、OpenText Functional Testing はオブジェクトを学習すると、記述プロパティのセットを学習し、一意のオブジェクト記述として機能する記述プロパティのサブセットを選択します。OpenText Functional Testing は次に、この記述を使用して、テストまたはコンポーネントを実行するときにオブジェクトを識別します。

テストまたはコンポーネントを実行すると、学習された記述と一致するオブジェクトが OpenText Functional Testing によって検索されます。記述と一致するオブジェクトが見つからなかったり、複数の一致するオブジェクトが見つかったりした場合、OpenText Functional Testing ではオブジェクトを識別するため、スマート認識メカニズムが使用されることがあります。

OpenText Functional Testing によってアプリケーション内のオブジェクトの記述の学習に使用される必須、補足、順序識別子の各プロパティは、ユーザが設定できます。また、スマート認識機能の有効化と設定もユーザが実施できます。詳細については、オブジェクトの認識の設定を参照してください。

Insight テスト・オブジェクトとテキスト・テスト・オブジェクト

Insight テスト・オブジェクトまたはテキスト・テスト・オブジェクトを使用している場合、OpenText Functional Testing はオブジェクトのプロパティを取得する代わりに、オブジェクトの外観に基づいてオブジェクトを学習します。

Insight：OpenText Functional Testing は記述プロパティのためにオブジェクトの画像を格納し、後でその画像を使用してオブジェクトを識別します。オブジェクトの一部が常に同じように表示されない場合は、OpenText Functional Testing が画像を使ってオブジェクトを識別するときに、これらの領域を無視するように指定できます。

テキスト：記述プロパティの場合、OpenText Functional Testing は text プロパティを使用して、OCR でアプリケーション内のテキストを識別します。

必要に応じて、OpenText Functional Testing が順序識別子を使用してそのオブジェクトの一意の記述を作成することもできます。必須プロパティや補足プロパティ、スマート認識など、オブジェクト設定のほかの側面は Insight テスト・オブジェクトまたはテキスト・テスト・オブジェクトには関連しません。

OpenText Functional Testing が Insight テスト・オブジェクトまたはテキスト・テスト・オブジェクトを作成した後、ビジュアル関係識別子を追加してオブジェクトの認識を容易にすることができます。

Insight オブジェクトでは、必要に応じて、テスト・オブジェクト記述に similarity、skipmakeobjvisible、methodoptionorder、および ratiotestthreshold 記述プロパティを追加することもできます。

その他の参照項目：

• 実行セッション中のオブジェクトの識別
• Insight によるオブジェクトの識別
• 実行時のテキスト認識