バージョン 2023 の新機能
このトピックでは、2023 に含まれる新機能と機能拡張について説明します。
新機能のビデオ
2023 に含まれる新機能については、新機能のビデオをご覧ください。
AI ベースのテストの機能拡張
このバージョンでは、AI ベースのテストに次のような機能拡張が導入されています。
機能拡張 | 説明 |
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AI オブジェクト検出クラウド・サービス |
UFT One を設定して、AI オブジェクト検出クラウド・サービスを使用して AI ベースのテストを実行します。これにより、ローカル・リソースの使用が減り、テスト実行のパフォーマンスが向上し、常に最新の AI モデルを使用できるようになります。 AI オブジェクト検出クラウド・サービス の使用を参照してください。 注:この機能は、要望に応じてテクニカル・プレビューとして提供されます。詳細については、アカウント・チームに連絡し、aiod-saas-inquiries@microfocus.com まで電子メールをお送りください。 |
正規表現のサポート |
AI ベースのオブジェクトの認識用のテキストを記述する際に、正規表現を使用できるようになりました。正確なテキストを指定する代わりに、オブジェクトのテキストが一致すべきパターンを指定できます。 正規表現を使用を参照してください。 |
AI オブジェクトのプロパティ |
アプリケーション内の AI オブジェクトから、height、width、value、hint などのプロパティを取得できます。GetObjectProperty メソッドと GetAllProperties メソッドを使用して値を取得し、値をチェックしてオブジェクトの位置と内容を検証します。 各オブジェクト・タイプでサポートされているプロパティのリストと、Get メソッドの詳細については、『Object Model Reference for GUI Testing』の 「AI-based Testing」を参照してください。 |
コンボ・ボックスの Select の幅広いサポート |
非モバイル・アプリケーションで、コンボ・ボックスが WebList として識別できない場合でも、AI ベースのテストでコンボ・ボックスの Select 操作をサポートできるようになりました。 コンボ・ボックスでの Select 操作のサポートを参照してください。 |
記録と検査の強化 |
AI ベースのステップを記録したり、検査中に追加したりする際に、追加の操作を選択できるようになりました。たとえば、DoubleClick、LongClick、SetText などです。 AI オブジェクト検査を使用したときにステップを追加およびAI オブジェクト記録を使用したステップの記録を参照してください。 注:追加の操作の多くは、モバイル・アプリケーションではサポートされていません。 |
順序位置の識別の強化 |
順序位置を使用したオブジェクトの識別で、より一貫した計算が行われるようになりました。その結果、既存のテストでいくつかのステップを調整しなければならない場合があります。 2023 より前のバージョンからのアップグレードを参照してください。 |
Web テストの機能拡張
このバージョンでは、Web テスト向けに以下の更新が行われています。
機能拡張 | 説明 |
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Chromium Edge 拡張機能の更新 Web テストと AI ベースの Web テスト |
最新の OpenText UFT Agent Chromium Edge 拡張機能は、最新バージョンの Chromium Edge 向けに構築された Manifest V3(MV3)拡張機能です。Web テストと AI ベースのテストの両方に使用できます。 拡張機能をインストールして有効にする方法の詳細については、Microsoft Edge での OpenText UFT Agent 拡張機能の有効化を参照してください。 |
クラウド・ブラウザでのテストの実行 |
Digital Lab が提供するクラウド・ブラウザでテストを実行できるようになりました。 テスト環境のブラウザや UFT One のブラウザ拡張機能のインストール、保守、更新をローカル・コンピュータで行う必要がなくなりました。また、Digital Lab のブラウザを使用することで、テスト実行のセキュリティも強化されます。 クラウド・ブラウザでの Web アプリのテストを参照してください。 |
React AG Grid のサポート |
Web アプリケーションでの React AG Grid オブジェクトのテストが完全にサポートされるようになりました。 ColumnCount メソッドと RowCount メソッドで、React データ・グリッドのカラムと行の正しい数が取得されるようになりました。 『Object Model Reference』の「WebAgGrid Object」を参照してください。 |
Extensibility Accelerator の機能拡張 |
バージョン 2023 では、次の機能強化が導入されています。
「Extensibility Accelerator Reference for Functional Testing」を参照してください。 |
GUI テストの機能拡張
このバージョンでは、GUI テスト向けに以下の更新が行われています。
機能拡張 | 説明 |
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回復シナリオ |
回復メカニズムで、実行セッション中に 64 ビット・アプリケーションがクラッシュしたときに回復トリガを処理できるようになりました。 実行セッション中の 64 ビット・アプリケーションのクラッシュ・エラーから回復するには、回復シナリオに記載されている要件を確認してください。 |
SAP GUI for Windows/SAP NWBC アプリケーションのサポート |
次のコントロールがテストできるようになりました。
アプリケーションのブラウザ・コントロールをテストするには、UFT One がアプリケーションと通信できるようにしておく必要があります。特定のブラウザ・コントロール・オプションを使用する場合の HTML コントロールのテストの有効化を参照してください。 |
WPF DevExpress Data Grid コントロール |
WPF アプリケーションの DevExpress Data Grid コントロールをスパイしてテストを実行できるようになりました。 このタイプのグリッド・コントロールをテストするには、.NET WPF Add-in をインストールしたときにインストールされる WPF > DevExpress Add-in をロードします。 |
.NET WPF Add-in と .NET Windows Forms Add-in |
Windows の表示倍率(DPI)に関係なく、WPF および .NET コントロールのスパイ、記録、テストの実行を行えるようになりました。 .NET Windows Presentation Foundation(WPF)Add-inおよび.NET Windows Forms Add-inを参照してください。 |
アクション名の長さ /[アクションシート辞書]タブ |
アクション名の長さがより柔軟になりました。
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モバイル・テストの機能拡張
このバージョンでは、モバイル・テスト向けに以下の更新が行われています。
機能拡張 | 説明 |
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Digital Lab |
UFT Mobile は Digital Lab にブランド名が変更されました。 UFT Mobile Add-in for Local Device は、Digital Lab Lite for Local Devices に名前が変更されました。 Mobile Add-inを参照してください。 |
モバイル・テストの並列テスト |
ParallelRunner で複数のテストを同時に実行するための .json ファイルを準備するときに、Digital Lab への接続に使用するアクセス・キー認証モードを指定できるようになりました。 コマンド・ラインを使用したテストの並列実行を参照してください。 |
API テストの機能拡張
このバージョンでは、API テスト向けに以下の更新が行われています。
機能拡張 | 説明 |
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Kafka Kerberos 認証のサポート |
Windows での認証に Kerberos を使用する Kafka サーバとの通信をテストできるようになりました。 Kafka アクティビティによるテストを参照してください。 |
CI-CD プラグインの機能拡張
このバージョンでは、CI-CD サーバを使用する場合、次の更新が提供されます。
CI-CD サーバ | 機能拡張 |
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Azure DevOps |
UFT One Azure DevOps 拡張機能 5.0.0 をインストールすると、以下の機能拡張を利用できます。
Azure DevOps Server または Azure DevOps Services からのテストに関するトピックを参照してください。 |
Jenkins |
UFT One の Jenkins プラグインは頻繁に更新されます。「OpenText Application Automation Tools」ページで、最新バージョンをダウンロードして新機能を確認してください。 |
オートメーション・オブジェクト・モデル(AOM)の機能拡張
このバージョンでは、AOM を使用する際に、次の新機能が利用できます。
機能拡張 | 説明 |
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UFT One を別のユーザとして開く |
オートメーション・スクリプトで、任意の Windows ユーザとして UFT One を起動できるようになりました。これまでは、UFT One は常にログイン・ユーザによって起動されていました。 『UFT One Automation Object Model Reference』の Application.LaunchAsUser メソッドを参照してください。 |
使いやすさの向上と修正
このバージョンでは、次のような使いやすさの向上と修正が行われています。
機能拡張 | 説明 |
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GUI アクションとスクリプト・コンポーネントのビューのオプション |
GUI アクションおよびスクリプト・コンポーネントを開くときに UFT One が常に使用するビューを指定できるようになりました。 [ツール]>[オプション]>[GUI テスト]>[一般]表示枠で、[キーワード ビュー]、[エディタ]ビュー、または[最後に使用したビュー]を選択します。 [一般]表示枠([オプション]ダイアログ・ボックス>[GUI テスト]タブ)を参照してください。 |
リソース・パスのカスタマイズ |
[フォルダ]表示枠([オプション]ダイアログ・ボックス>[GUI テスト]タブ)に、[リソースパスタイプ]という新しいオプションが追加されました。
リソース・パス・タイプの指定を参照してください。 |
フォルダ・リストのインポート/エクスポート |
UFT One が UFT One コンピュータ上のテスト、コンポーネント、アクション、リソースを検索するフォルダのリストをエクスポートできます。エクスポートしたリストを別の UFT One コンピュータにインポートすることで、テストをコンピュータ間で移動するプロセスを簡略化できます。 インポートやエクスポートを実行するには、次のいずれかを実行します。
フォルダ検索リストのインポート/エクスポートを参照してください。 |
Test Batch Runner |
実行中のテスト・バッチを、コマンド・ラインからいつでも停止できるようになりました。 コマンド・ラインを使用したテスト・バッチの実行を参照してください。 |
新しいメニュー・オプションやショートカット・キー |
エディタで関数ライブラリを編集するときに、すべての関数を折りたたんだり展開したりできるようになったため、長いファイルの編集が簡単になりました。 すべての機能を折りたたんだり展開したりするには、次のいずれかを実行します。
エディタでの作業の詳細については、エディタを参照してください。 |
サポートされているテクノロジのバージョン
以下のバージョンのテクノロジとブラウザがサポートされるようになりました。
新しいテクノロジ・バージョン
テクノロジ | サポートされているバージョン |
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.NET Windows Forms |
.NET 5 および 6 がテクニカル・プレビューとしてサポートされるようになりました。 .NET Windows Forms Add-inを参照してください。 |
AG Grid | 29.0.0 |
AutoPass | 2023.02 |
Bamboo server |
8.2 注:さらに、UFT One は、エージェントとサーバの Java JDK バージョンが異なる場合(JDK 1.8 または JDK 11 を使用)でも、Bamboo と連携できるようになりました。 |
Delphi |
10.1、11.0、11.1 - 64 ビット Windows システム上の 32 ビット・アプリケーションのエージェントレス・サポート エージェントレス Delphi アプリケーションを参照してください。 |
Java |
注:Java 環境変数の設定要件に従います。 |
Microsoft Edge WebView2 | 110 |
Microsoft Office |
2021(UIA Pro アドインを使用) |
Microsoft 365 |
注:Microsoft 365 は、UFT One の以前のバージョンにさかのぼって認定されました。該当するバージョンの「サポート・マトリクス」を参照してください。 |
SAP |
サポートされている最新のパッチを使用することをお勧めします。既知の問題については、既知の問題 - Windows ベース SAPを参照してください。 |
Stingray |
Stingray 14 - 32 ビット・アプリケーションのサポート |
Windows 10 | 22H2 update |
Windows 11 | 22H2 update |
新しいブラウザ・バージョン
ブラウザ | サポートされているバージョン |
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Google Chrome |
105 ~ 111 |
Microsoft Edge(Chromium ベース) |
105 ~ 110 |
Mozilla Firefox |
104 ~ 110、102 ESR |
廃止されたバージョン
テクノロジ | サポートされていないバージョン |
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Java |
7 |
詳細については、サポート・マトリクスを参照してください。
ローカライズの更新情報
このバージョンは次の言語で提供されています。
英語、フランス語、ドイツ語、日本語、簡体字中国語。
その他の参照項目: