既知の問題 - ActiveX Add-in

本項には,ActiveX Add-in を使用する際のトラブルシューティングと制限事項の情報が記載されています。

オプション 説明
一般的な制限事項
  • ActiveX Add-in は,拡張保護モードが有効になっている場合,Internet Explorer 11 でサポートされません。

  • OpenText Functional Testing が Web ページ内の ActiveX コントロールを認識しない場合は,Microsoft Internet Explorer ブラウザでセキュリティのレベルを下げます。

  • OpenText Functional Testing の起動後に ActiveX コントロールが登録されると,OpenText Functional Testing が ActiveX コントロールを正しく認識しないことがあります。たとえば,AcxCalendarActiveX オブジェクトと認識することがあります。

    回避策:ActiveX コントロールを実行するアプリケーションをインストールし,すべての ActiveX オブジェクトを登録する処理は,OpenText Functional Testing を起動する前に行います。

サポートされていないコントロール

OpenText Functional Testing では,一部の ActiveX コントロールまたは一部のプレフィックスを持つコントロールはサポートされていません。

  • Msawt

  • SpectrumHR.GrabBag

  • SpectrumHR.EDataControl

  • SpectrumHR.SSDBGridEventHandler

  • ShockwaveFlash

  • Spider90

  • XGO

  • AMOVIE.ActiveMovieControl.2

  • MediaPlayer.MediaPlayer.1

  • Trident.HTMLEditor.1

  • htmlfile

  • xmlfile

  • htmlfile_FullWindowEmbed

  • xmlfile_FullWindowEmbed

  • lnkfile

  • JScript

  • VBScript

  • MSJava

  • PDF.PdfCtrl.1

  • ScriptBridge.ScriptBridge.1

  • JavaSoft.JavaBeansBridge.1

  • Oracle.JavaBeansBridge.1

  • Spider.Loader.1

  • COMCTL.ImageListCtrl.1

  • ActiveTabs.SSTabPanel.4

  • ActiveTabs.SSTabPanel.2

  • ActiveTabs.SSTabPanel.3

  • {3050f67D-98b5-11cf-bb82-00aa00bdce0b}

  • {3050F5C8-98B5-11CF-BB82-00AA00BDCE0B}

  • TriEditDocument.TriEditDocument.1

  • Miner3D.Miner3DObj.1

  • ActiveBar2Library.ActiveBar2.2

  • {275C23E2-3747-11D0-9FEA-00AA003F8646}

  • SpectrumHR.GrabBag.1

  • SpectrumHR.EDataControl.1

  • SpectrumHR.SSDBGridEventHandler.1

テスト・オブジェクト・メソッド
  • ActivateCellActivateColumnSelectCellSetCellDataSelectColumn を使用し,メソッド引数に名前でカラムを指定する場合,テスト実行時にエラーが発生します。

    回避策:これらのメソッドを呼び出す場合,カラムを番号で指定します。

  • ActiveX コントロール内に Java オブジェクトの階層が混じっている Web アプリケーションを対象にエディタでステップを挿入するとき,ActiveX の引数に対する引数値の候補を取得するまでに OpenText Functional Testing が長い時間を要することがあります。

    回避策:これらのステップは,(値の候補の動的なリスト機能が使用されない)キーワード・ビューを使用して挿入します。

  • Apex,DataBound,および Sheridan グリッドの行およびカラム位置に対して実行されるメソッドは,テーブル内の絶対位置ではなく,表示されている位置の値を返します。

    回避策:記録中にスクロール・バーを使用して,必要なセルを表示します。

  • ウィンドウレスの ActiveX ラジオ・ボタン・オブジェクトはクリック(AcxRadioButton.Click)するか Set メソッドを使用してアクティブにしないと,AcxRadioButton.GetVisibleText メソッドを含んだステップが,オブジェクトが可視でないことを示すエラーを返します。

    回避策:ウィンドウレスの ActiveX ラジオ・ボタン・オブジェクトを対象に GetVisibleText メソッドを使用するすべてのステップの前に, Click または Set メソッドを使用するステップを挿入します。

オブジェクトの認識
  • ActiveX コントロールの内部プロパティが,OpenText Functional Testing によって作成された ActiveX プロパティと同じ名前である場合,そうしたプロパティの取得と検証で問題が生じることがあります。

    回避策:ActiveX コントロールの内部プロパティには,Object プロパティを使ってアクセスできます。

チェックポイントおよび出力値
  • テーブル・チェックポイントは Data Bound Grid の表示されている行だけをキャプチャします。

  • ActiveScreen から ActiveX テーブルを対象としたチェックポイントを挿入するとき,ブラウザ(またはアプリケーション)にそのページ(または画面)が表示されている必要があります。そうでない場合,ActiveX テーブルのデータに欠落が生じます。

    回避策:記録中に ActiveX テーブルのチェックポイントを作成します。

  • VT_DISPATCH 型の ActiveX プロパティでは,チェックポイントと出力値はサポートされていません。

  • 書き込み専用の ActiveX プロパティでは,チェックポイントと出力値はサポートされていません。

  • ウィンドウレス ActiveX コントロールに対するチェックポイントまたは出力値を含んだテストで更新実行([実行]>[更新実行モード])を行い,そのテストを再実行すると,実行セッションは失敗することがあります。これは,「windowless」という隠しプロパティがテスト・オブジェクトの記述に含まれていないからです。

    回避策:問題が生じた ActiveX コントロールを再学習するか,問題が生じるすべてのウィンドウレス ActiveX コントロールに値を 1 に設定した「windowless」プロパティを追加します。