新機能

このトピックでは,このリリースに含まれる新機能と機能拡張について説明します。

UI Automation テストの機能拡張

UIA Pro アドインの機能拡張バージョンがベータ版として利用可能になりました。このバージョンのアドインを使用するには,アドイン・マネージャで UIA Pro アドインを選択するだけでなく,明示的にアクティブ化する必要があります。このアドインの適用範囲とアクティブ化の方法の詳細については,UIA Pro アドインを参照してください。

次の機能拡張が利用できます。

領域 機能拡張
パフォーマンスと安定性

アドインの機能拡張バージョンには,以下の利点があります。 

  • パフォーマンスの大幅な向上

  • テストの安定性の向上

  • 既知の不具合の修正

テスト・オブジェクト・ツリーのナビゲーション

新しいメソッドにより,テスト・オブジェクト・ツリーの包括的かつ柔軟なナビゲーションが可能です。すべてのレベルから子オブジェクトまたは親オブジェクトを取得したり,取得するオブジェクトのレベル数を指定したりできます。

補足プロパティ 補足プロパティがサポートされており,最適化されたテスト・オブジェクトの記述を作成できます。
共通メソッドとプロパティ アプリケーションから GetCell メソッドなどによって取得されたオブジェクトでは,共通メソッドとプロパティがサポートされます。
その他 この機能拡張されたアドインで提供される利点の完全なリストについては,UIA Pro アドインを参照してください。

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AI ベースのテストの機能拡張

AI ベースのテストに関する以下の機能拡張が利用可能になりました。

機能拡張 説明
ハイブリッド・テキスト認識

AI OCR の結果と Web ページ要素から直接取得したテキストを組み合わせることで,Web アプリケーション内の AI オブジェクトのテキスト認識を向上させます。

ハイブリッド・テキスト認識のオン/オフを切り替えるには,[オプション]でグローバルに行うか,実行セッション中に AIRunSettingsOCR メソッドを使用します。

詳細については,テキスト認識オプションの構成を参照してください。

モバイル・デバイスでのスクロールの改善

AIUtil.ScrollOnObject メソッドで,上下左右のすべての方向へのスクロールが可能になりました。さらに,スクロール・サイズがより正確になりました。

詳細については,Object Model Referenceの「AIUtil.ScrollOnObject」を参照してください。

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使いやすさの向上と修正

使いやすさに関する以下の機能拡張が利用可能になりました。

領域 機能拡張
テキスト認識での ABBYY でトレーニングしたパターンの使用

新しいTextUtilメソッドを使用して,テスト実行中に ABBYY トレーニング済みパターン・ファイルの使用を有効化,無効化,または変更できます。

詳細については,ABBYY OCR パターン・トレーニングを参照してください。

テストでの JSON オブジェクトの取得

JsonUtil オブジェクトで,匿名配列の取得がサポートされるようになりました。

詳細については,Object Model Referenceの「JsonUtil Object」を参照してください。

リモート・コンピュータでのテストの実行

リモート・コンピュータがロックされたり切断されたりした場合,設定されたユーザ資格情報で新しいセッションを作成するのではなく,同じユーザでテストの実行を継続できるようになりました。

このオプションは,[オプション]ダイアログ・ボックスで設定するか,またはオートメーション・オブジェクト・モデルを使用して設定することができます。詳細については,リモート・コンピュータからのテストの実行を参照してください。

GetCurrentRow メソッドを使用

DataTable.Import メソッドを使用して Excel ファイルからデータをインポートした後,GetCurrentRow は現在の反復処理で使用されているデータ・テーブル行の番号を正しく返すようになりました。

以前のリリースでは,このようなインポートの後,GetCurrentRow は常に 1 を返していました。

注:必要に応じて,以前のバージョンで記述したテストを確認し,この動作の変更に合わせて調整してください。

GetCurrentRow メソッドの詳細については,Object Model Referenceを参照してください。

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CI-CD プラグインの機能拡張

CI-CD サーバを使用する場合,次の機能強化が利用できるようになりました。

CI-CD サーバ 機能拡張
Azure

OpenText Functional Testing Azure DevOps 拡張機能 25.2 以降をインストールすると,以下の機能拡張を利用できます。

  • Run From File System タスクで,失敗したテストがない場合でも,[Generate JUnit report]を選択してレポートを生成できるようになりました。詳細については,Azure DevOps を使用したローカル・テストの実行を参照してください。

  • ALM Lab Management Run タスクの後に Stop ALM Lab Management Run タスク・ステップを追加できるようになりました。このタスクは,パイプラインが実行セッションの終了前にキャンセルされた場合に,OpenText Application Quality Management でも実行が停止され,実行に割り当てられた ALM タイムスロットが解放されるようにします。詳細については,Azure DevOps を使用した ALM ラボ管理からのテストの実行を参照してください。

Jenkins

Jenkins プラグインは頻繁に更新されます。「OpenText Application Automation Tools」ページで,最新バージョンをダウンロードして新機能を確認してください。

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ヘルプセンターのデザイン更新

ヘルプセンターで新しいサイド・メニュー構造が採用され,トピックが見やすくなり,ナビゲーションが容易になりました。

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サポートされているテクノロジのバージョン

このリリースでは,サポートされているテクノロジとブラウザのバージョンのリストが引き続き更新されます。最新情報については,サポート・マトリクスを参照してください。

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その他の参照項目: