プログラムによるオプションの設定

関連:GUI テストとスクリプト GUI コンポーネント

エディタでオブジェクトの Setting を使用して,実行セッション中にテスト・オプションを設定および取得することで,OpenText Functional Testing がテストを実行する方法を制御します。

次の構文でオプションを設定します。

Setting (テスト・オプション) = 新しい値

オプションを変更するには,オブジェクトの Setting ステートメントをアクション内の関連ポイント(所定のページが開いた後など)に挿入します。次に,テストの次の部分に移る前に変更済みの設定をリセットするオブジェクトの Setting を使用した別のステートメントを挿入します。

定義済みの設定は,別の Setting ステートメントによって,または UI でオプションを変更することで再び変更されるまで,または現在の OpenText Functional Testing セッションが終了するまで,有効な状態が維持されます。

注: 関連する[オプション]または[設定]ダイアログ・ボックスの表示枠内で他の変更を行って保存した場合,Setting ステートメントによって定義された設定は,次のセッションのために保存されます。

オブジェクトの Setting で利用可能なすべてのメソッドとプロパティの詳細については,Object Model Referenceの「Utility Objects」の項を参照してください。

Example:  

テスト全体のオプションの設定

Web Addin を読み込んだ状態で,次のステートメントを実行します。

Setting("AutomaticLinkRun")=1

OpenText Functional Testing が,テスト内で自動的に作成されたチェックポイントのオプションをオフにします。

これは,[オプション]ダイアログ・ボックスの[Web]>[詳細設定]表示枠で[テストまたはコンポーネントの実行時に自動チェックポイントを無視する]オプションを選択するのと同じです。

次のステートメントを実行します。

Setting("WebTimeOut")=50000

OpenText Functional Testing は,テストのステップを実行せずに,Web ページの読み込みが終わるまで待機する時間の上限を,自動的に 50000 ミリ秒に変更します。

これは,[テストの設定]ダイアログ・ボックスの[Web]表示枠で[ブラウザ ナビゲーションのタイムアウト]オプションを設定するのと同じです。

テストの特定のセクションのオプションの設定

DefaultTimeOut テスト・オプションを,ある特定の Web ページ上にあるオブジェクトについてだけ 5 秒に変更するには,テスト・スクリプトの中でその Web ページを開く処理の後に,次のステートメントを挿入します。

'DefaultTimeOut テスト・オプションの元の値を保存
old_delay = Setting ("DefaultTimeOut")
'DefaultTimeOut テスト・オプションに一時的な値を設定
Setting("DefaultTimeOut")= 5000

Web ページの最後で DefaultTimeOut テスト・オプションを元の値に戻すには,スクリプトの中で次ページにリンクする処理の直前に,次のステートメントを挿入します。

`DefaultTimeOut テスト・オプションを元の値に戻す
Setting("DefaultTimeOut")=old_delay

その他の参照項目: