テストとフローの学習

関連:ビジネス・プロセス・テストとビジネス・プロセス・フロー

SAP アプリケーションをテストする場合は,OpenText Functional Testing を使用して,アプリケーションからコンポーネントを自動的に「学習」できます。

学習するのに必要なことは,アプリケーションでユーザ・アクションを実行することだけです。ユーザ・アクションの実行が終わると,学習されたアプリケーション領域が OpenText Functional Testing によって自動的に分解され,アプリケーション内の異なる画面やタブ(「トランザクション」)を表す個々のビジネス・コンポーネントになります。コンポーネント内のステップのパラメータは,コンポーネントの学習時に使用した値に基づいて自動的に追加されます。

アプリケーションの学習中に,OpenText Functional Testing は,テストまたはフロー内の各コンポーネントを分析し,学習済みのコンポーネントに類似したまたは同一のコンポーネントがないかどうかを確認します。このようなコンポーネントが存在する場合は,新しいコンポーネントを作成するのではなく,既存のコンポーネントを再利用できます。

プロジェクト内に存在するコンポーネントは,次の条件で,学習済みのコンポーネントと比較されます。

  • 両方のコンポーネントが,アプリケーションの同じ画面/領域を表している。

  • 両方のコンポーネントが,まったく同じオブジェクトを使って同じ画面/領域を表している。

  • 両方のコンポーネントに同じステップが含まれている。

    これは,チェックポイントおよび出力値のステップについても当てはまります(これらのステップは,同じオブジェクト・プロパティを参照する必要があります)。

    注: 複数のステップが同じメソッドを参照するときに,そのステップが同一であるとみなされるは,それが同じオブジェクトを参照し,同じ数の引数を含んでいる場合のみです。

  • 両方のコンポーネントに,同じステップが同じ順序で含まれている。

類似性が分析されるのは,プロジェクト内のコンポーネントで,学習プロセスを通じて作成されたもののみです。