キーワード駆動型の GUI テストの作成

関連:GUI テストのみ

このタスクでは,キーワード駆動型の方法論を使用して,テストを作成する方法について説明します。

テストを作成したら,作成したテストを実行してアプリケーションをテストし,その結果を分析するか,テストをデバッグするか,またはメンテナンス・モードや更新実行モードで実行して変更を維持します。

詳細については,テストの実行およびテストまたはコンポーネントの保守を参照してください。

アプリケーションを分析する

テストの作成を始める前に,アプリケーションを分析して,テストのニーズを特定します。

次の事項を決定する必要があります。

開発環境

アプリケーションコントロールが開発された開発環境(Web,Java,.NET など)を特定します。必要な OpenText Functional Testing アドインをロードできるようになります。

テストする機能

テストする機能を特定します。

そのために,顧客がアプリケーションで実行して,特定のタスクを遂行するさまざまなアクティビティを検討します。

  • どのオブジェクトや操作が,テストする一連のビジネスプロセスに関連しているか。

  • どの操作が,追加機能を提供するためにカスタマイズされたキーワードを必要としているか。

テストの構成方法

これらのプロセスを,テストのアクションで表される小さな単位に分割する方法を検討します。

各アクションによって,顧客がアプリケーションを使用するときに実行できるアクティビティがエミュレートされます。

ヒント: 計画を立てるときには,各アクションに含める予定のステップ数を最小限に抑えるようにします。

小さなモジュール式アクションを作成すると,テストの可読性,追跡性,および保守性が向上します。

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テスト・インフラストラクチャの準備

テストに必要なインフラストラクチャを準備します。

インフラストラクチャ・セットを構築する

含まれる内容は,次のとおりです。

オプション 説明
共有オブジェクト・リポジトリ

ここには,テスト・オブジェクトが含まれます。これは,アプリケーション内のオブジェクトの表現です。

詳細については,オブジェクト・リポジトリ内のテスト・オブジェクトを参照してください。

関数ライブラリ

ここには,OpenText Functional Testing の機能を拡張する関数が含まれます。

詳細については,ユーザ定義関数を参照してください。

回復シナリオ

実行セッション中にテスト環境で予期しないイベントやエラーが発生した場合,そこから復旧する方法を OpenText Functional Testing に指示します。

詳細については,回復シナリオを参照してください。

追加のオプション・ファイル

データ・テーブル・ファイルや環境変数ファイルが含まれます。

詳細については,オブジェクト値のパラメータ化を参照してください。

テスト要件に基づいて,OpenText Functional Testing を設定する

これには,グローバル・テスト設定およびテスト固有の設定のセットアップや,実行セッションの設定などを含めることができます。

任意の回復シナリオをテストに関連付け,実行セッションの開始時に必要な設定を設定するためのオートメーション・スクリプトを作成します。

詳細については,次を参照してください。

アクション・リポジトリとして機能するテストを 1 つ以上作成する

これにより,1 か所で集中的に,テストで使用するアクションを保存し,アクションを保守できます。

詳細については,GUI テストのアクションを参照してください。

リソースをテストおよび関連アクションに関連付ける

関数ライブラリと回復シナリオを,テストに関連付けます。これにより,キーワードを使ってステップを挿入できるようになります。

また,格納したテスト・オブジェクトを使用してステップを挿入できるように,オブジェクト・リポジトリを関連するアクションに関連付けます。

詳細については,次を参照してください。

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テストのアクション・リポジトリ内のアクションにステップを追加する

キーワード駆動型の機能を使ってステップを作成します。ステップの作成には,表形式でグラフィカルに表示するキーワード・ビューを使用するか,VBScript でプログラムを直接記述したい場合にはエディタを使用します。

次のいずれかの方法で,ステップをテストに追加できます。

オプション 説明
オブジェクト・リポジトリまたは[ツールボックス]表示枠からオブジェクトをドラッグ

キーワード・ビューまたはエディタにキーワード駆動のステップが追加されます。

オブジェクト・リポジトリおよび[ツールボックス]表示枠には,アプリケーションでテストするのに必要なオブジェクトがすべて含まれています。

アプリケーションで記録

記録セッション中にユーザがアプリケーションを操作すると,実行した各ステップはキーワード・ビューに行として表示されます。

詳細については,キーワード・ビューを参照してください。

オブジェクト・スパイからオブジェクトをドラッグ

オブジェクト・スパイ内のオブジェクトを強調表示したら,そのオブジェクトをテストに直接ドラッグします。ステップが,適切なオブジェクト階層構造に追加されます。

エディタでのみ使用できます。

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テストを拡張する

特別なテスト・オプションやプログラミング・ステートメントを使用してテスト内容を変更することで,テスト・プロセスを拡張します。

詳細については,次を参照してください。

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