テストおよびコンポーネントのメンテナンス

関連: GUI テストおよびコンポーネント

アプリケーションに変更が加えられた場合,テストまたはコンポーネントをどのように保守すればよいですか。

アプリケーションに変更が加えられた場合のテストまたはコンポーネントの保守方法は,アプリケーションに加えられた変更の量に応じて異なります。アプリケーション全体を対象に 1 つの大きなテストまたはコンポーネントを作成するのではなく,テストまたはコンポーネントを小さなグループに分けて作成するべき主な理由の 1 つがこれです。

また,OpenText Functional Testing のアクションを使用して,よりモジュール化され,より効果的なテストを設計できます。テストを機能ごとにいくつかのアクションに分割します。アプリケーションに変更が加えられたら,特定のアクションだけを変更するだけでよく,テストのほかの部分は変更せずに済みます。可能なかぎり,複数のテストにまったく同じスクリプトを作成するのではなく,再利用可能なアクションの呼び出しを挿入するようにします。こうすることで,元の再利用可能なアクションに変更を加えるだけで,そのアクションを呼び出すすべてのテストに変更が自動的に適用されます。

同じテスト・オブジェクトが含まれるテストまたはコンポーネントやアクションが数多くある場合は,1 か所で集中的にオブジェクト情報を更新できるように,共有オブジェクト・リポジトリを使用することをお勧めします。

更新実行モード]オプションを使用すると,チェックポイントまたは ActiveScreen の変更された情報を更新したり,アプリケーション内のオブジェクトの識別に使用されている 1 組の記述プロパティを変更したりできます。

オブジェクト・リポジトリに保存されている値とアプリケーション内のオブジェクト・プロパティ値との間に不一致がある場合は,[メンテナンス実行モード]を使用して不一致の修正に役立てることができます。テストまたはコンポーネントをメンテナンス実行モードで実行すると,OpenText Functional Testing によってテストが実行された後,オブジェクト・リポジトリの不一致が原因で実行できないステップが出現するたびに,ステップとオブジェクト・リポジトリを更新するためのプロセスがひととおり示されます。詳細については,メンテナンス実行モードを参照してください。

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テストの記録終了後,ActiveScreen 情報を増やしたり減らしたりできますか。

記録後に ActiveScreen に保存された情報が,テストを編集するには不十分な場合や,ActiveScreen 情報が不要になり,テストまたはコンポーネントのサイズを小さくする場合に,保存されている ActiveScreen 情報の量を変更する方法はいくつかあります。

  • テストまたはコンポーネントによって使用されるディスク容量を減らすには,[名前を付けて保存]を選択して[ActiveScreen ファイルを保存する]チェックボックスをクリアすることで ActiveScreen 情報を削除します。
  • Windows または Java アプリケーションの記録時に ActiveScreen の情報をすべて保存しないことを選択した場合,次の方法のどれかを使用して,ActiveScreen に格納される情報を増やすことができます。

    [オプション]ダイアログ・ボックスの[ActiveScreen]表示枠([ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[ActiveScreen]ノード)で,ActiveScreen のキャプチャ設定が必要な量の情報をキャプチャするように設定されているかを確認します。

    • 更新実行モード]を実行し,既存のすべてのステップについて必要な量の情報を ActiveScreen に保存します。
    • ActiveScreen に追加するオブジェクトが含まれるステップを再記録します。

      ステップを再記録するには,記録するステップの前のステップを選択し,テストまたはコンポーネントで選択された位置と一致するようにアプリケーションを配置してから,記録を開始します。あるいは,追加するステップの前のステップでテストまたはコンポーネントにブレークポイントを設定し,そのブレークポイントまでテストを実行します。これにより,ステップを記録する場所へ移動できます。

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その他の参照項目: