Python の使用
このトピックでは,ベータ版の Python サポートを使用するためのガイドラインを提供します。GUI テストを Python で記述できます。同時に,他の機能はこれまで通り引き続き使用できます。
概要
VBScript と並行して,Python を使ってテストを自動化できます。新しい GUI テストを作成する際に,テストを記述するプログラミング言語を選択してください。テストの編集と実行の手順は,どちらの言語でも同じです。
効果的な Python テストを作成するには,Python に精通している必要があります。Python を初めて使う方で,さらに詳しく知りたい場合は,Python の公式ドキュメントを参照してください。
Python インストールの前提条件
Python をテストに使用するには,OpenText Functional Testing とともに Functional Testing Python エンジンをインストールする必要があります。
setup.exe ファイルから OpenText Functional Testing をインストールする前に,お使いのマシンにサポートされているバージョンの Python がインストールされている場合,Functional Testing Python エンジンが自動的にインストールされます。
それ以外の場合は,Python をインストールした後に手動でインストールすることができます。サポートされる Python のバージョンの詳細については,"サポート・マトリクス" を参照を参照してください。
OpenText Functional Testing をインストールする .msi プログラムのみを実行すると,Functional Testing Python エンジンはインストールされません。インストールの setup.exe の実行方法の詳細については,"インストール・ウィザード" を参照を参照してください。
Functional Testing Python エンジンを手動でインストールするには,次の手順を実行します。
<installdir>\Installation\functional_testing_python_engine\ にある python_engine.msi を実行します。
インストール時に,Functional Testing Python エンジンは,システムで利用可能な最新の 32 ビット版 Python にリンクされます。特定のバージョンを使用したい場合は,インストールを開始する前に,そのバージョンのみがダウンロードされ,システムにインストールされていることを確認してください。
Python のアップグレード
Functional Testing Python エンジンをインストールした後に Python のバージョンをアップグレードしても,エンジンは以前のバージョンにリンクされたままになります。エンジンに新しい Python バージョンを使用させたい場合,または以前の Python バージョンをアンインストールした場合は,Python エンジンをアンインストールしてから再度インストールする必要があります。
注:これは,Python を新しいメジャー・バージョンにアップグレードする場合(たとえば,3.11.x から 3.12.x へ)にのみ関係します。
Python テストの作成と実行
新しい GUI テストを作成する際に,プログラミング言語として Python を選択します。
次に,エディタを使用して Python でテストを記述するか,組み込み機能を使ってステップを作成および編集することができます。たとえば,オブジェクト・スパイ,オブジェクト認識センター,ステップ・ジェネレータ,テスト・レコーダ,[オブジェクト リポジトリ]ウィンドウおよびマネージャはすべて,Python での動作がサポートされています。
テストでテスト・オブジェクト,メソッド,プロパティを使用する方法の詳細については,『Object Model Reference』を参照してください。サンプル・コードはほとんどが VBScript で記述されています。
Python でプログラミングする場合:
- VBScript のプログラミング文を Python のものに置き換えることができます。構文やガイドラインについては,Python の公式ドキュメントを参照してください。
- オブジェクト・モデルのステップでは,示されている構文を使用しますが,すべてのメソッド呼び出しで引数を括弧 '()' で囲むようにしてください。引数なしでメソッドを呼び出す場合は,空の括弧 '()' を使用してください。
Python の GUI テストは,VBScript の GUI テストを実行するのと同じように実行してください。
ベータ機能の範囲
Python でテストを作成する機能はベータ機能として導入されており,以下の既知の問題があります。
| 領域 | 既知の問題 |
|---|---|
| サポートされない機能 |
次の機能はサポートされていません。
|
| 対話型入力メソッド |
標準入力から値を読み込む以下の Python メソッドはサポートされていません。
対話的に入力を受け付けるスクリプトを作成するのではなく,データ・テーブルのパラメータなど,別の方法でテストに情報を提供してください。 |
| テスト実行中のステップの強調表示 | ブレーク・ポイントを挿入せずに Python テストを実行すると,テスト実行中にテスト・ステップが強調表示されません。 |
| アクションからのデバッグ |
[アクションからデバッグ]を選択し,[実行]をクリックすると,テスト実行は最初のステートメントで一時停止します。続行するには[続行]をクリックして,後続のステートメントを強調表示する必要があります。 [ステップ オーバー]を押しても次のアクションには進まず,[続行]をクリックするまで実行は一時停止したままになります。 |
| 実行エラーのエラー処理 |
Python のテスト実行中に実行エラー(たとえば,未定義の変数や識別されていないテスト・オブジェクトなど)が発生した場合,残りのアクションを実行することはできません。次のいずれかの操作を実行できます。
|
| Visual Studio Just-In-Time(JIT)デバッガー |
問題:テスト実行中に,Python スクリプトのエラーや内部例外が発生すると,Visual Studio の Just-In-Time(JIT)デバッガーが起動し,テスト実行が中断されることがあります。 回避策:Visual Studio で JIT デバッグを無効にします。 |

