VuGen の既知の問題
本項では,VuGen の一般的なトラブルシューティングと既知の問題について説明します。プロトコル固有の追加の制限事項については,各プロトコルのトラブルシューティングの項を参照してください。
このトピックの内容:
Internet Explorer の問題
Windows サーバ・マシン上で IE を使用する場合,ブラウザのセキュリティ強化構成(ESC)により特定のアクションがブロックされます。この機能により,ワークフローで必要なファイルの自動ダウンロードがブロックされることがあります。
エラー・メッセージ
Media Player の MMS スクリプトの場合,実行環境設定に標準設定以外の帯域幅を指定すると,仮想ユーザ・スクリプトの再生中にエラーが発生する可能性があります。
注: このプロトコルは現在,再生でのみサポートされます。将来のバージョンですべてのサポートが終了します。
JavaScript 言語のスクリプトの低速再生
VuGen で JavaScript 言語スクリプトの実行が遅い場合,デバッグ・オプションを無効にします。まず,実行環境設定の[インターネット プロトコル]で[基本設定]ビューを開き,[JavaScript]セクションを探します。次に,[JavaScript デバッグモードを有効にする]オプションをクリアします。詳細については,「[基本設定]ビュー -[インターネット プロトコル]」 を参照してください。
JVM のインストールとアップグレード
VuGen が開いている間に JVM のインストールまたはアップグレードを行う場合,スクリプトの記録または作成の前に VuGen を再起動する必要があります。
回避策: Internet Explorer の[信頼済みサイト]に「about:internet」というエントリを追加します。
McAfee の互換性の問題
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McAfee On-Access ファイル・スキャンを有効にすると,特に非同期通信が検出された場合に,VuGen がコード生成中に実行するファイル書き込み操作の一部がブロック/元に戻されることがあります。その結果,一部のスクリプト・アクションの内容が失われる可能性があります。これらのアクションは,必要な非同期コードが生成されず,空になります。
回避策: VuGen ファイルをスキャンから除外します。
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McAfee Host Intrusion Prevention(HIP)が有効になっている場合,Java over HTTP など Web ベースのプロトコル・スクリプトの記録中にクラッシュが発生することがあります。これは特に,現在のユーザ・アカウントが制限アカウント(非管理者)の場合に起きやすくなります。また,すべての権限を持つユーザ・アカウントで作業していても,ブラウザの誤動作が生じることがあります。
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VuGen をインストールする前に,McAfee や Aladdin eSafe などのすべてのウイルス対策アプリケーションを終了することを推奨します。
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McAfee のウイルス対策アプリケーションは,LoadRunner エージェントのデフォルト・ポートであるポート 443 をブロックします。
回避策: このポートを手作業で有効にします。このポートを有効にするには,McAfee の設定ダイアログ・ボックスを開きます。[ファイアウォールポリシー]タブで,ポート 443 を許可するように新しいルールを追加します([アクション]: [許可],[IP]: [TCP],[LoadRunner エージェント プロセス]は[受信トラフィック])。
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英語以外のオペレーティング・システムで,McAfee のウイルス対策がアクティブな状態で .NET スクリプトを記録すると,「ソリューションが外部から変更されました」というメッセージが表示されることがあります。
回避策: McAfee アンチウィルスの[オンアクセス スキャン プロパティ]で,ローリスク・プロセスに vugen.exe プロセスを追加します。
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スナップショットから値を相関させる場合,正規表現を使用するように記録相関のオプションが設定されていても,境界ベースの相関が作成されることがあります。
関連項目: