NV Insights レポート

本項では，仮想ユーザ・スクリプトの実行後に，NV Insights レポートを VuGen で表示する方法について説明します。

注: このレポートを使用できるのは，Web HTTP/HTML，TruClient Web，SAP Web，Siebel Web の各仮想ユーザ・プロトコルのみです。

このトピックの内容:

NV Insights レポートでは，ネットワーク全体でのアプリケーションのパフォーマンス低下を招く要因を的確に特定できます。NV Insights レポートのデータは，パケット・リスト・データから得られます。このレポートでは，結果のデータが情報レポートに表示され，アプリケーションの動作を明確に理解することができます。NV Insights レポートは複数のサブレポートで構成され，それぞれのレポートが，仮想ユーザ・スクリプトの再生時にキャプチャしたネットワーク・データをさまざまな角度から表示します。

このレポートには，ロード時間，コンポーネントのダウンロード分析，応答時間のブレークダウン，エラーの詳細情報に加えて，パフォーマンスの最適化に関する提案，HTTP 分析とリソースの内訳が表示されます。

注: VuGen は，最新の再生の NV Insights レポートの HTML 版を次の場所に保存します。＜スクリプトのフォルダ＞\result1\NVReport\EmbeddedReport.html

NV Insights レポートの詳細については，Network Virtualization for LoadRunner Professional Helpを参照してください。

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NV Insights レポートを開く

  1. NV Insights レポートが有効になっていることを確認します。

    注: NV Insights レポートを有効または無効にするには，VuGen で［ツール］>［オプション］>［スクリプティング］>［再生］をクリックし，［NV Insights レポートの表示］チェック・ボックスをオンまたはオフにします。Load Generator および VuGen 用の NV コンポーネントが VuGen マシンにインストールされている場合，このオプションは標準設定で有効になっています。詳細については，「NV Insights レポートの表示」を参照してください。

    必要な Network Virtualization コンポーネントのインストール方法の詳細については，Network Virtualization for LoadRunner Professional Helpを参照してください。

  2. スクリプトの実行が終了したら，VuGen の［再生のサマリ］ページ（スクリプトの再生後に表示）で［NV Insights レポートを開く］リンクをクリックして，NV Insights レポートを開きます。

注: NV Insights レポートの生成には時間がかかることがあります。レポートの生成を中止するには，（VuGen の［再生のサマリ］ページで）［キャンセル］をクリックします。

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既知の問題

  • WinINet 再生モード（［再生］>［実行環境設定］>［インターネット プロトコル］>［基本設定］>［詳細］で Web 仮想ユーザに対して設定）では，NV Insights レポートはサポートされていません。場合によっては，WinINet の実行が必要なスクリプトを修正して，WinINet なしでスクリプトを実行できるようにすることが可能です。詳細については，カスタマ・サポートに問い合わせください。
  • 同時に実行している VuGen インスタンスが複数ある場合は，NV Insights レポートを作成できません。
  • NV Insights レポートは，IPv4 ネットワーク・トラフィックのみをサポートします。IPv6 はサポートしていません。
  • NV エンジンでは，トランザクション名として a-z|A-Z|0-9|.|,|#|_|-|’ の各文字を使用できます。
    他の文字がトランザクション名にある場合，NV Insights レポートではその文字が <-> に置き換えられます（Analysis レポートでは，元のトランザクション名が引き続き表示されます）。
  • 名前が同じトランザクションを区別するため，NV エンジンは，マージ処理中に，連続する 3 つの下線（"___"）の後に現れるすべての文字をトランザクション名から削除します。トランザクション名には，連続する 3 つの下線を使用しないでください。

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