LoadRunner Enterprise との統合
LoadRunner Enterprise(LRE)はスクリプトを使用して,アプリケーション上の実際のユーザ・アクティビティをエミュレートします。スクリプトを VuGen からダウンロードして LRE にアップロードしたり,LRE プロジェクトにあるスクリプトを開いて編集したりできます。
LRE の詳細については,LoadRunner Enterprise ヘルプセンターを参照してください。
このトピックの内容:
LRE への接続
LRE サーバに接続したら,関連するドメイン,プロジェクト,フォルダを選択します。
接続後,セッションを切断または終了するまで,VuGen は LRE に接続されたままになります。LRE サーバとテナントは一度に 1 つだけ接続できます。
LRE サーバに接続するには,次の手順を実行します。
- [統合]>[LoadRunner Enterprise]を選択します。[VuGen - LoadRunner Enterprise 統合]ウィンドウが開きます。
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[サーバアカウント]タブで,LoadRunner Enterpriseサーバアドレスとテナント ID(サーバがテナントをサポートしている場合)を入力します。
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サーバ・アドレスの URL にテナント ID が含まれている場合(例: http://myserver.mycomp.net/?tenant=fa123a56-789-123b-4abc-5f67bb89abc),ID は自動的に[テナント]フィールドに移動されます。
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サーバに標準設定のテナントがある場合,またはテナントが 1 つしかない場合は,テナント ID を含める必要はありません。ログインすると,自動的にそのテナントに接続します。
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サーバがプロキシの背後に配置されている場合は,[プロキシで設定]をクリックし,必要な詳細を入力します。
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[接続]をクリックします。VuGen は LRE サーバへの接続を試みます。成功した場合は,SSO ログインを続行します(サポートされている場合)。
注: SSO セキュリティ・プロバイダが埋め込みブラウザからの SSO ログインをサポートしていない場合は,[標準設定のブラウザで SSO ログインページを開く]ボックスをオンにして,[接続]をもう一度クリックします。その後,プライベート・ブラウジング・モードを使用して,標準設定のブラウザで SSO ログインページが開き,ログインできるようになります。
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SSO ログインがサポートされていない場合は,[ログイン]フィールドと[パスワード]フィールドが有効になります。ログインとパスワードの詳細を入力し,[認証]をクリックします。
- ログインに成功すると,[ドメイン]および[プロジェクト]フィールドが有効になります。ドロップダウン・リストから,必要な[ドメイン]および[プロジェクト]を選択します。
- VuGen の再起動時に LRE サーバに自動的に再接続する場合は,[起動時に接続を復元する]チェックボックスを選択します。
- [ログイン]をクリックします。VuGen は,指定された LRE プロジェクトにログインし,[スクリプト管理]タブを表示します。ここで,関連するプロジェクト・フォルダを選択できます。
ヒント: VuGen が LRE に接続されると,VuGen のステータス・バーにショートカット・アイコン が表示されます。アイコンにカーソルを合わせると,接続の詳細が表示されます。
VuGen での LRE スクリプトの編集
LRE プロジェクトに保存されているスクリプトを開き,VuGen スクリプト・エディタで編集できます。
LRE スクリプトを編集するには,次の手順を実行します。
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[LRE統合]ウィンドウの[スクリプト管理]タブの[LoadRunner Enterpriseフォルダ]フィールドで,必要なプロジェクト・フォルダを選択します。
ヒント:
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[フォルダの更新]更新ボタンを使用すると,フォルダ構造が更新されます。
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[リストの更新]更新ボタンを使用すると,スクリプトへの変更が更新されます。
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LRE スクリプトを開くと,VuGen スタート・ページの[最近のアクティビティ]領域に表示され,スクリプトを再度すばやく開くことができるショートカットを使用できます。
選択したフォルダに含まれるスクリプトは,スクリプト・テーブルに表示されます。
UI 要素 説明 スクリプトのアップロード 開いているスクリプトを LRE にアップロードできます。詳細については,「LRE へのスクリプトのアップロード」を参照してください。 スクリプトのダウンロード LRE から VuGen にスクリプトをダウンロードできます。詳細については,「LRE からのスクリプトのダウンロード」を参照してください。
スクリプトを開く テーブルで現在選択されているスクリプトを開くことができます。 ファイル名 [zip]
選択した LRE フォルダにあるスクリプトの一覧が表示されます。これらは,スクリプトが格納されている zip ファイルの名前です(実際のスクリプト名とは異なる場合があります)。 作成者 zip ファイルを作成したユーザのログイン名が表示されます。 スクリプト・タイプ スクリプトで使用されているプロトコルまたはツールが表示されます(例: Web - HTTP/HTML)。
ファイル変更日時 ファイルの内容が最後に更新された日時が表示されます。 コンテンツ zip ファイルの内容に,スクリプトのすべてのファイルが含まれているのか,それとも LRE でスクリプトを実行するために必要な実行時ファイルのみが含まれているのかが表示されます。 ロック・ステータス ファイルが別のユーザによってロックされている場合に,ロック・アイコンが表示されます。スクリプトがロックされている場合は,競合を避けるため,読み取り専用モードでのみ開くことができます。 -
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スクリプトのテーブルで,開きたいスクリプトのチェック・ボックスを選択します。
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[スクリプトを開く]をクリックします。[VuGen - LoadRunner Enterprise統合]ウィンドウが閉じ,スクリプトがソリューション・エクスプローラの現在開いているスクリプトの下に表示されます。
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VuGen でスクリプトを編集します。
注:
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スクリプトが編集のためにロックされている場合,スクリプトが読み取り専用モードであることがエディタの上部に表示されます。スクリプトが解放されたら,閉じてから,再度開いて編集します。
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LRE サーバへの接続が失われると,警告メッセージが表示されます。この場合,接続が復元されるまでスクリプトをローカルに保存できます。
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サーバから切断する前に,開いているすべての LRE スクリプトを閉じる必要があります。
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LRE へのスクリプトのアップロード
スクリプト・ファイルを VuGen から LRE サーバの選択したプロジェクトにアップロードできます。
LRE にアップロードできるのは zip ファイルのみです。VuGen は,アップロードする前にファイルを自動的に圧縮します。
スクリプトを LRE へアップロードするには,次の手順を実行します。
- ソリューション・エクスプローラでアップロードしたいスクリプトを開きます。
- LRE サーバ上の関連するプロジェクトとフォルダに接続します。「LRE への接続」を参照してください。
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[スクリプトのアップロード]をクリックします。[ソリューションエクスプローラからスクリプトをアップロード]ダイアログ・ボックスが表示され,開いているスクリプトが一覧表示されます。
注: 現在別のユーザによってロックされているスクリプトはアップロードできません。
- スクリプトごとにすべてのファイルをアップロードするか,LRE で必要な実行時ファイルのみをアップロードするかを選択します。
- アップロードするスクリプトのチェック・ボックスを選択します。
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標準設定では,zip ファイルにはスクリプトと同じ名前が付けられます。zip ファイル名がターゲット・フォルダにすでに存在する場合,これは赤で示され,[上書き]チェック・ボックスが有効になります。次の 2 つのオプションがあります。
- ターゲット上のスクリプト・ファイルを上書きする場合は,そのスクリプトの[上書き]チェック・ボックスを選択します(または,すべてのスクリプトで[上書き]を選択します)。
- または,[ファイル名(zip)]カラムの標準設定名を変更します。
- [アップロード]をクリックします。ダイアログ・ボックスに,スクリプトごとに LRE へのアップロードが成功したかどうかが示されます。
- [閉じる]をクリックします。アップロードされたスクリプトは,[スクリプト管理]タブのスクリプトのリストに追加されます。
LRE からのスクリプトのダウンロード
スクリプトの zip ファイルを LRE から VuGen マシンにダウンロードできます。
LRE からスクリプトをダウンロードするには,次の手順を実行します。
- LRE サーバ上の関連するプロジェクトとフォルダに接続します。「LRE への接続」を参照してください。
- スクリプト・テーブルで,ダウンロードするスクリプトのチェック・ボックスを選択します。
- [スクリプトのダウンロード]をクリックします。[フォルダの参照]ダイアログ・ボックスが表示されます。
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必要なフォルダを参照し,[OK]をクリックします。(同じ名前のファイルがすでに存在する場合,VuGen はファイルを上書きするかどうかを尋ねます。)
ダイアログ・ボックスに,各スクリプトのダウンロードが成功したかどうかが示されます。
関連項目: