TruClient - Web スクリプトから Web - HTTP/HTML スクリプトへの変換
TruClient を使用すると,スクリプトを早く開発できますが,TruClient - Web プロトコルで実行できる仮想ユーザの数は Web - HTTP/HTML プロトコルよりも少なくなります。TruClient で開発したスクリプトを Web - HTTP/HTML スクリプトに変換すると,スクリプトを高速に作成できる利点と数多くの仮想ユーザを実行できる利点が同時に得られます。
スクリプトを正しく再生するには,Web - HTTP/HTML プロトコルを理解する必要があります。
TruClient - Web スクリプトから Web - HTTP/HTML スクリプトに変換するには,次の手順を実行します。
-
TruClient - Web スクリプトを作成します。詳細については,「TruClient レコードの記録」を参照してください。
既存の TruClient - Web スクリプトを変換するには,VuGen で TruClient スクリプトを開きます。
- スクリプトを保存し,開いている TruClient ウィンドウをすべて閉じます。
- VuGen ツールバーで,
[変換]ボタンをクリックします。
-
[TruClientスクリプトをWeb-HTTP/HTMLスクリプトに変換]ダイアログ・ボックスで,次の手順を実行します。
-
変換するスクリプトの名前と場所を指定します。
-
変換前に記録オプションを変更する場合は,[オプション]をクリックします。詳細については,「記録オプション」を参照してください。
-
-
[変換]をクリックします。
VuGen は,Web ブラウザを開き,記録された TruClient スクリプトを変換しながら再生します。
変換された Web - HTTP/HTML スクリプトと記録レポートは,VuGen エディタの新しいタブに表示されます。
-
スクリプトを生成した後にレビューします。このとき,Web HTTP/HTML プロトコルはトランスポート・レベルで記録されます。たとえば,変換後のスクリプトで相関またはパラメータの問題に対応しなければならない場合があります。
新しいスクリプトを理解しやすくするために,変換中,コメントおよび API が Web - HTTP/HTML プロトコルのスクリプトに追加され,変換プロセスが記録されます。
変換したスクリプトをシナリオに追加するとき,指定したパスに元の TruClient スクリプトがある場合は,変換後のスクリプト用に新しく仮想ユーザ・グループを作成することもできます。別のグループを作成しておくと,結果を個別に表示できます。
制限事項
TruClient スクリプトから Web HTTP/HTML スクリプトへの変換は,127.0.0.1(ローカルホスト)アドレスを呼び出すステップの変換には対応していません。
関連項目: