VTS テーブルからのデータのエクスポート

VTS には，VTS テーブルからデータをエクスポートする機能があります。データベースまたは CSV ファイルにデータをエクスポートできます。

このトピックの内容:

概要

VTS テーブルからデータベースにデータをエクスポートする場合，ADO 接続文字列を入力する必要があります。VTS サーバは，この接続文字列を使用してデータベースに接続します。標準的な接続には次のプロパティが含まれます。

  • Provider
  • Data Source
  • Initial Catalog

ADO 接続文字列の形式の詳細については，Microsoft のドキュメントを参照してください。

VTS データをデータベースにエクスポートする場合，データのエクスポート先テーブルを指定する必要があります。

  • テーブルが存在しない場合，既存の VTS 列と同じ列を持つテーブルが作成された後に，データがそのテーブルに挿入されます。
  • ターゲット・テーブルがすでに存在し，すべての VTS 列がターゲット・テーブルにある場合，データは既存のテーブルに追加されます。この場合，挿入されるデータの標準設定のソート順は，主要キーとクラスタ化インデックスの影響を受けることに注意してください。ターゲット・テーブルにクラスタ化インデックスがない場合，ソート順は VTS テーブルの順序と同じになります。
  • ターゲット・テーブルがすでに存在していても，ターゲット・テーブル内に見つからない VTS 列がある場合，エクスポートは中止されます。

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データベースへのエクスポート

データベースへエクスポートするには，次の手順を実行します。

VTS\bin フォルダから次の構文を使用して，コマンド・ライン・ユーティリティ vts_export を実行します。

C:\Program Files\OpenText\VTS\bin>vts_export –connection “connection_string” connection_string” -table “table_name” [-inst “vts_instance_name”] [-drop_table]

コマンド・ライン・オプションは次のとおりです。

-connection

VTS がデータベースへの接続に使用する文字列。
-table

データのエクスポート先のテーブル。
-inst

操作対象の VTS インスタンス名。設定されていない場合，「Default」が使用されます。
-drop_table

既存のテーブルを削除します。

接続文字列で指定する Provider は，Web サーバにすでにインストールされている必要があります。

注: 接続文字列で Windows 認証の使用が指定されている場合（Integrated Security=SSPI など），Web サイトを実行する Windows サービスの資格情報がサーバへのアクセスに使用されます。

このため，ローカル・マシン・アカウントで VTS Service を実行すると問題が発生する場合があります。問題が発生した場合は，リモート・データベースにアクセスできるドメイン・アカウントで VTS Service を実行してください。

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CSV ファイルへのエクスポート

CSV ファイルへエクスポートするには，次の手順を実行します。

  1. VTS ツールバーの［エクスポート］をクリックします。
  2. ［エクスポート］ダイアログ・ボックスで，［CSV ファイルへのエクスポート］をクリックします。
  3. ［エクスポートの開始］をクリックして，データを CSV ファイルにエクスポートします。

注意: テーブルの各列のセル数が異なる場合，エクスポートにより空のセルが作成され，各列のセル数は同じになります。その CSV をインポートすると，生成されるテーブルの各列のセル数は，ソース・テーブルとは異なるセル数になります。これは，CSV 形式が null セルをサポートしていないためです。

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関連項目: