メンテナンス・タイムスロットの予約

このタスクでは、メンテナンス・タスクを実行するホストの予約方法について説明します。

このトピックの内容:

タイムスロットの概要

テストを実行したり、ホスト・マシンでメンテナンスを実施する場合、これらのタスクに必要なリソースは、利用可能であり、プロジェクトとライセンスの制限範囲内である必要があります。[ラボ リソース]>[タイムスロット]モジュールでは、ホストのメンテナンス・タスクの実行準備が整ったときに、必要なリソースを利用できるように、事前にリソースを予約できます。

タイムスロットには、次の 2 つの種類があります。

タイムスロット 説明
テストのタイムスロット

テスト・タイムスロットを予約すると、機能テストまたはパフォーマンス・テストの実行時に必要なリソースが確保されます。テスト・タイムスロットの予約は、ALM デスクトップ・クライアントのプロジェクトのみで行います。

詳細については、テストを実行するためのタイムスロットの予約を参照してください。

メンテナンス・タイムスロット

メンテナンス・タイムスロットを予約すると、メンテナンスの実行時に必要なリソースが確保されます。メンテナンス・タイムスロットの予約は、ラボ管理で行います。

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メンテナンス・タイムスロットの作成または編集

このタスクでは、ラボ管理でホスト・テンプレートを追加する方法を説明します。

メンテナンス・タイムスロットを作成するには、次の手順を実行します。

  1. ラボ管理サイドバーで、[ラボ リソース]>[タイムスロット]を選択します。

  2. 新規タイムスロットをクリックします。

    または、カレンダー・ビューでカレンダーの任意の場所をダブルクリックするか、ターゲット時間を右クリックして、[新規タイムスロット]を選択します。

  3. タイムスロットの詳細を入力します。

    UI 要素

    説明

    実行

    タイムスロットがメンテナンス・タイプであることを示します。

    起動

    メンテナンス・タスクが手動で実行されることを示します。

    このフィールドは無効になっていて、選択は変更できません。

    名前

    タイムスロットのわかりやすい名前。

    継続時間

    メンテナンス・タイムスロットの継続時間(時、分)。

    メンテナンス・タイムスロットは、15 分以上、480 時間(20 日)以下で予約できます。

    開始時刻

    タイムスロットが開始する日時(時、分)。

    メンテナンス・タスクにホストを予約する必要があり、ホストが同じタイムスロットのテストの実行にすでに予約されている場合、テストのタイムスロットの開始を変更するか、テストのタイムスロットを削除できます。変更する前に、テストのタイムスロットを予約したユーザに相談してください。

    終了時刻

    タイムスロットが終了する日時(時、分)。

    特定のホストの追加

    [特定のホストの追加]ダイアログ・ボックスが開き、メンテナンス・タイムスロットのホストを選択できます。

    タイムスロットには、少なくとも 1 つのホストを選択する必要があります。

    利用可能:新しい、開かれた、または未来のメンテナンス・タイムスロット。

    開始時刻を現在に設定

    リソースの可用性のグラフで、現在の時刻を選択します。

    開始時刻が現在の時刻に設定されているタイムスロットは、予約の送信時に直ちに開きます。

    可用性の計算

    選択したタイムスロットに要求したリソースの可用性が計算されます。結果は、リソースの可用性のタイムラインに視覚的に表示され、[タイムスロットのステータス]タブにメッセージが表示されます。

    可用性タイムラインには、要求されたホストを予約できるタイムスロットがすべて表示されます。要求されたホストを選択したタイムスロットで予約できない場合でも、他のタイムスロットでは利用できることがあります。

    タイムスロットを予約できない場合、ホストを再度選択するときに、[タイムスロットのステータス]タブに表示された理由を検討します。タイムスロットを予約できる場合、[送信]をクリックして、タイムスロットを保存できます。

    例:

    15:00 から 1 時間、特定のホストを要求する場合は、[可用性の計算]をクリックします。可用性タイムラインから、17:00~21:00 はすでに予約されていることがわかります。したがって、15:00~16:00 のタイムスロットを選択するか、21:00 以降のタイムスロットを選択できます。[タイムスロットのステータス]タブでは、予約可能なタイムスロットが表示されます。

    <メッセージ・バー>

    ダイアログ・ボックスの上部にあります。タイムスロットに関するメッセージと警告が表示されます。

    利用可能:既存のタイムスロットのみ。

    <リソース可用性タイムライン>

    要求されたリソースの可用性がタイムラインに表示されます。

    • 可用性が計算されていません:新しいタイムスロットに要求したリソースの可用性を計算する前、またはタイムスロットを変更するときにタイムラインに表示されます。

    • 開始時刻:要求したリソースが利用できる場合、タイムスロットに利用可能な開始時刻を示します。

    • リソースが不足しています:要求されたすべてのリソースが、タイムラインに示された開始時刻に利用可能ではないことを示します。

    • ライセンス/プロジェクトの最大数:タイムラインに示された開始時刻のライセンスまたはプロジェクトの上限の問題を示します。たとえば、ライセンスで利用可能なホストの上限より多くのホストが要求されている場合。

    • 不明:タイムスロットに要求したリソースの可用性の計算前に表示されます。

    • リソースが利用できません:要求されたリソースが、タイムラインに示された開始時刻に利用可能ではないことを示します。

    [要求されたホスト]グリッド

    タイムスロットに要求されたホストが表示されます。

    タイムスロットには、少なくとも 1 つのホストを選択する必要があります。

    [タイムスロットのステータス]タブ

    タイムスロット予約のステータスが表示されます。

    タイムスロット障害の詳細については、タイムスロットの予約失敗の理解を参照してください。

    [説明]タブ

    現在選択されているタイムスロットについての説明が表示されます。

    この領域を右クリックすると、テキストの書式設定とスペル・チェックのツールバーが表示されます。

    [追加の詳細]タブ

    タイムスロットに関連する追加の詳細が表示されます。

    利用可能:既存のタイムスロットのみ。

    [イベント ログ]タブ

    タイムスロットに関連するイベントのログが表示されます。詳細については、イベント・ログを参照してください。

    利用可能:既存のタイムスロットの詳細。

  4. 送信]をクリックします。

    システムにより、選択したタイムスロットに要求したホストの可用性が計算されます。すべてのホストが利用可能な場合、[タイムスロットの予約]ダイアログ・ボックスが閉じ、タイムスロットが予約され、タイムスロット・モジュールに表示されます。タイムスロットが予約できない場合、[タイムスロットのステータス]タブに理由が表示されます。

    メンテナンスに予約しようとしているホストがまだ開始してない別のタイムスロットに予約されていて、メンテナンス・タスクを遅延できない場合は、まず他のタイムスロットを予約したユーザに相談してください。そのユーザが同意した場合は、他のタイムスロットの開始時刻を移動するか、適宜削除します。

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参照情報: