複合グラフ

複合グラフを作成して、2 つまたは 3 つのグラフ間で同時にデータを表示して比較できます。

このトピックの内容:

複合グラフの作成

  1. サイドバーの[ダッシュボード]の下で、[アナリシス ビュー]を選択します。

  2. フォルダを右クリックし、[新規複合グラフ]を選択します。複合グラフの名前を入力します。

  3. OK]をクリックします。

    グラフがアナリシス・ツリーに追加され、自動的に生成されたグラフを[表示]タブで確認できます。

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複合グラフの設定

複合グラフを設定して、どのグラフを複合グラフで比較するか、およびそのグラフをどのように複合グラフに表示するかを制御します。

複合グラフを設定するには、次の手順を実行します。

  1. アナリシス・ツリーから、複合グラフを選択します。

  2. 設定]タブをクリックします。

  3. 複合グラフに含めるグラフを追加します。

    グラフを追加するには、次の手順を実行します。

    1. 右側の表示枠から、グラフを選択します。
    2. そのグラフを中央の灰色の領域にドラッグ・アンド・ドロップします。または、[追加]ボタンをクリックします。

      複合グラフにグラフを追加するときは、次の点に注意してください。

      複合グラフには、最大で 3 つのグラフを含めることができます。

      複合グラフには、同じプロジェクト用に生成されたかどうかに関係なく、最大 3 つのグラフを含めることができます。

      ビルド・グラフ、コード変更グラフ、および BV グラフは、複合グラフではサポートされていません。 ビルド・グラフ、コード変更グラフ、または BV グラフを複合グラフに追加することはできません。
      エンティティ・グラフの制限

      複合グラフで共存させることができるエンティティ・グラフ・タイプ:

      • トレンド・グラフ、進行状況グラフ、計画と実績グラフなどの時系列グラフ(x 軸の値が日付であるグラフ)。

      • 経過グラフ、サマリ・グラフなどの時系列以外のグラフ(X 軸の値がテキストであるグラフ)。

      グラフを選択した後で、共存できないグラフ・タイプのグラフがある場合、そのグラフはグラフ・ツリーで灰色表示されます。

      次のエンティティ・グラフは、複合グラフではサポートされていません。

      • 計画と実績(最後のテスト実行)

      • 計画と実績(テスト実行履歴)

      • テスト実行ステータスのトレンド・グラフ

    グラフの検索:検索ボックスを使用して、グラフのタイトルに検索キーワードが含まれているエンティティ・グラフのみをフィルタします。

    自分が作成:自分が作成したエンティティ・グラフのみをフィルタするには、このオプションをオンにします。

    :アナリシス・ツリーからグラフを表示します(グラフの[表示]タブに移動します)。

  4. 選択したグラフを複合グラフにどのように表示するか編集します。

    グラフごとに、グラフ・カードで次の操作を実行できます。

    グラフのタイトルを変更

    グラフ・タイトルの横にある編集アイコンをクリックして、グラフの名前を変更します。

    グラフのタイトルが実際に変更されることはありません。新しい名前は、グラフが複合グラフに表示されるときのみに適用されます。

    時間分解能を設定

    進行状況グラフとトレンド・グラフのみに適用できます。

    時間分解能]フィールドで、データを X 軸上でグループ化する時間間隔を指定します。

    時間分解能の設定が複合グラフに含まれるグラフで異なる場合は、プライマリグラフの時間分解能が複合グラフで使用されます。

    グラフ・フィルタを表示 フィルタ・アイコン()にカーソルを合わせると、グラフのフィルタが表示されます。
    プライマリグラフを設定

    をクリックして、グラフをプライマリグラフとして設定します。複合グラフ内のプライマリグラフは、標準設定では非プライマリグラフよりも暗い色合いになります。

    標準設定では、複合グラフに最初に追加したグラフがプライマリグラフになります。

    アナリシスでグラフを表示 をクリックして、アナリシス・ツリーからグラフを表示します(グラフの[表示]タブに移動します)。これにより、複合グラフでグラフに別のデータ・セットを表示させる場合に、グラフを再設定できます。
    グラフの順序を変更 グラフを上または下にドラッグ・アンド・ドロップします。

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複合グラフの外観の設定

グラフのタイトル、グラフの色、グラフの表示をカスタマイズするには、[表示]タブで[グラフの外観を設定をクリックして[グラフの外観]ダイアログ・ボックスを開きます。

UI 要素 説明
[一般]タブ
[タイトル]セクション

グラフ、Y 軸、または X 軸のタイトルを変更できます。

  • グラフ・タイトルY 軸のタイトルX 軸のタイトル:グラフ、Y 軸、および X 軸の名前を入力します。

  • :タイトルのフォントまたは色を変更します。
  • タイトルをリセット:元のタイトルに戻します。
[レイアウト]セクション
  • ソース・グラフ・スタイルを使用:複合グラフでのみ利用できます。レイアウト(折れ線、面、または縦棒)、マーク、平滑線などのソース・グラフのレイアウト関連設定を複合グラフに適用するかどうかを制御します。

    このオプションが有効な場合、以下の 3 つのレイアウト設定は無効になり、ソース・グラフのレイアウトに変更があると、その変更がすべて複合グラフに適用されます。

  • 標準設定レイアウト:グラフを標準設定で表示するレイアウトを選択します。
  • 積み上げ/タイル:値のグループを表示、積み上げ、または並べて表示する方法を選択します。折れ線、縦棒、面のレイアウトで利用できます。
  • 平滑線:平滑線レイアウトを有効にするかどうか。折れ線グラフと面グラフでのみ利用できます。

色のテーマ:グラフの色のテーマを選択します。グラフ内のグループが、色のテーマに基づいてさまざまな色で自動的に表示されます。グラフ内のグループが 6 つより多い場合、一部のグループの色は同じになります。

グループ色:グラフ内のグループに対して任意の色を選択します。複合グラフの場合は、複合グラフでのソース・グラフおよびパーセンテージ線の色を任意に選択します。グループやソース・グラフの色設定は、色のテーマの設定を上書きします。

外側の色:グラフの外側の領域の色を選択します。

内側の色:グラフの内側部分の色を選択します。

補助:補助線の正と負の値の色を選択します。補助線が有効になっている場合にのみ利用できます。

不透明度

複合グラフのプライマリグラフと非プライマリグラフの不透明度を設定します。

縦棒パラメータ

データ・ラベルの表示:それぞれの縦棒にラベルを表示するかどうか。数字またはテキストをラベルにすることができます。

ラベル・タイプ:このオプションは、[データラベルの表示]が有効になっている場合にのみ機能します。次のいずれかを選択します。

  • 各縦棒(値):各ソース・グラフ内のすべての適格な項目の数が表示されます。適格な項目の詳細については、複合グラフのデータ範囲の設定を参照してください。
  • 各縦棒(テキスト):各ソース・グラフの名前を表示します。

ラベルの位置:このオプションは、[データラベルの表示]が有効になっている場合にのみ機能します。ラベルを表示する場所を、縦棒の上部、下部、または中央から選択します。

 

マークの表示:それぞれの縦棒にマークを表示するかどうか。数字またはテキストをマークにすることができます。

マークのスタイル:このオプションは、[マークの表示]が有効になっている場合にのみ機能します。次のいずれかのスタイルを選択します。

  • 合計値:縦棒のすべてのグループの項目の総数を表示します。複合グラフでは利用できません。
  • 各縦棒(値):縦棒の各グループの項目数を表示します。複合グラフの場合は、各ソース・グラフ内のすべての適格な項目の数が表示されます。適格な項目の詳細については、複合グラフのデータ範囲の設定を参照してください。
  • 各縦棒(テキスト):各グループのグループ化基準フィールドの値を表示します。たとえば、グラフがステータス別にグループ化されている場合であれば、縦棒のマークは「新規」、「進行中」、「修正済み」のようになります。複合グラフの場合は、各ソース・グラフの名前が表示されます。

マークの場所:このオプションは、[マークの表示]が有効になっている場合にのみ機能します。マークを表示する場所を、縦棒の上部、下部、または中央から選択します。

その他

凡例の場所:グラフの凡例を表示する位置を選択します。

X 軸ラベルの方向:X 軸ラベルのテキスト方向を選択します。

[データの調整]タブ

X 軸の値が日付のソース・グラフを持つ複合グラフでのみ利用できます。

時間単位で調整

実際の日付に関係なく、同じ時間単位内のグラフ・データを比較します。このオプションを使用すると、複数のグラフに対してある期間が異なる日を指していたとしても、その期間(たとえば、第 1 週)のグラフを他のグラフの同じ期間(たとえば、第 1 週)と比較できます。期間としては、日、週、月、または年を使用できます。

X 軸ラベル:X 軸の値のプレフィックスを定義します。たとえば、「Phase」と入力すると、X 軸の値は「Phase-1」、「Phase-2」のようになります。

時間単位を変更するには、[設定]タブでグラフの時間分解能を設定します。詳細については、複合グラフの設定を参照してください。

X 軸オフセット:グラフを水平方向に動かして、その開始点が他のグラフと整列する位置を調整します。をクリックして、グラフを左に移動します。+をクリックして、グラフを右に移動します。

実際の日付で調整 グラフ・データをその実際の日付に基づいて比較します。X 軸の値は、すべてのグラフの期間を組み合わせたものになります。このオプションを使用すると、同じ日付のグラフ・データを比較できます。

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複合グラフのデータ範囲の設定

複合グラフのデータ範囲を設定して、各ソース・グラフのどのデータ・グループを複合グラフに反映するかを制御します。選択したグループの項目数のみが組み合わさって、複合グラフに合計として表示されます。他のグループの項目は無視されます。

複合グラフのデータ範囲を設定するには、次の手順を実行します。

  1. アナリシス・ビューから複合グラフを開きます。
  2. 表示]タブで、[表示するアクション数を増やす]アイコンをクリックしてから、[グラフデータ範囲を開くをクリックします。

  3. ソース・グラフを選択し、[利用可能領域]カラムで、複合グラフに表示するグループまたはカテゴリを選択します。

    UI 要素 説明

    グラフ 1

    グラフ 2

    グラフ 3

    グラフ 1、2、3 は、複合グラフの[設定]タブにリストされている 1 番目、2 番目、3 番目のソース・グラフを指します。プライマリグラフは星型アイコンで示されます。

    グループ

    複合グラフに表示するデータのグループを選択します。

    標準設定では、ソース・グラフごとに、すべてのグループが[利用可能領域]カラムにリストされます。ソース・グラフでフィルタが設定されている場合は、フィルタされたグループのみがリストされます。

    グループを選択した場合、[カテゴリ]にリストされているグループは複合グラフに表示されません。

    カテゴリ

    複合グラフに表示するデータのカテゴリを選択します。

    カテゴリを選択した場合、[グループ]にリストされているグループは複合グラフに表示されません。

    総計を表示 選択すると、各ソース・グラフのすべての選択したグループまたはカテゴリが結合され、総計として表示されます。選択していない場合、ソース・グラフの各グループまたはカテゴリは個別に表示されます。
    プライマリ・グラフ設定を使用 プライマリ・グラフ以外のタブで使用できます。プライマリ・グラフの設定を他のソース・グラフに適用します。
  4. 保存]をクリックします。

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メールでの新しいグラフ外観の有効化

複合グラフを電子メールで送信する場合は、まず新しいグラフの外観を電子メールで有効にします。

電子メール内で新しいグラフの外観を有効にするには、ALM サーバで次の手順を実行します。

  1. Chrome をインストールします。
  2. ChromeDriver をインストールします。ChromeDriver のバージョンと Chrome のバージョンに互換性があることを確認します。

  3. ChromeDriver を実行します。

  4. xml ファイルを作成し、alm_webdriver_config.xml という名前を付けて、そのファイルで Chrome と ChromeDriver のパスを指定します。

    <WebdriverConfiguration>
        <DriverPath>your ChromeDriver path</DriverPath>
        <ChromeExecutionPath>your Chrome path</ChromeExecutionPath>
        <DriverPort>the ChromeDriver port</DriverPort>
    </WebdriverConfiguration>

    Windows では、パス区切り文字として「\\」を使用します。Linux では、パス区切り文字として「/」を使用します。

  5. ファイルを{ALM リポジトリ}\sa\DomsInfo\Configuration\パスに保存します。

注: システムがクラスタ環境にデプロイされている場合は、クラスタの各ノードでステップ 1 からステップ 3 を実行し、Chrome と ChromeDriver をすべてのノードの同じパスにデプロイしてください。

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複合グラフの補助線の表示

補助線を使用すると、複合グラフ内の 2 本の線の違いをわかりやすく視覚化できます。

利用可能性

補助線は、次の各条件を満たす複合グラフで利用可能です。

  • ソース・グラフを 2 つだけ含む。

  • ソース・グラフのエンティティ・タイプが同じである。たとえば、どちらも不具合の場合などです。

  • 両方のソース・グラフで総計の表示が有効になっており、複合グラフでソース・グラフ・スタイルが使用されていない。詳細については、総計を表示および「ソースグラフスタイルを使用」を参照してください。

方法

複合グラフで補助線を表示するには、グラフの[表示]タブで、[表示するアクション数を増やす]>[補助線の表示をクリックします。

グラフが経過グラフまたはサマリ・グラフの場合、補助線はパーセンテージを示します(プライマリグラフ値/非プライマリグラフ値)。グラフが進行状況グラフまたはトレンド・グラフの場合は、差を示します(プライマリグラフ値 - 非プライマリグラフ値)。

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参照情報: