JMeter テストの設定

このトピックでは，JMeter テストを実行するための環境を準備し，JMeter テスト・シナリオを定義する方法について説明します。

設定を開始する前に，JMeter のベスト・プラクティスと制限事項に関する情報をチェックすることをお勧めします。

JMeter テストの必須の設定

JMeter テストを実行する各 Load Generator とマシンに次のものをインストールします。

Apache JMeter: JMeter のサポートされているバージョンについては，『System Requirements』を参照してください。
Java: これは，インストールされている JMeter バージョンに対応した適切なバージョンである必要があります。

Load Generator の設定:

Windows 用の Java 設定: 環境変数 %PATH% に，jvm.dll のディレクトリ（例: %JAVA_HOME%/jdk/jre/bin/server）が含まれていることを確認します。
Linux 用の Java 設定: 環境変数 $LD_LIBRARY_PATH に，libjvm.so のディレクトリが含まれていることを確認します。
次のように定義することを強くお勧めします。
- JAVA_HOME 環境変数を Java JDK フォルダをポイントするように設定する。
- JMETER_HOME 環境変数を JMeter フォルダ（JMeter サブフォルダの bin，lib，etc を含む）をポイントするように設定する。

LoadRunner エージェントの設定:

エージェントがサービスとして設定されている場合，システム環境変数の JMETER_HOME，JAVA_HOME，および PATH を変更して，Load Generator マシンを再起動します。
エージェントがプロセスとして設定されている場合，ユーザ環境変数またはシステム環境変数の JMETER_HOME，JAVA_HOME，および PATH を変更して，エージェントを再起動します。

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JMeter テストのシナリオへの追加

このタスクでは，JMeter スクリプトを含むシナリオを作成し，スクリプトの実行環境設定とアクションを定義する方法について説明します。

JMeter シナリオを定義するには，次の手順を実行します。

「JMeter テストの必須の設定」の説明のように，Load Generator マシンが JMeter テストを実行するように設定されていることを確認します。
Controller のメイン・ツールバーで，［新規シナリオ］ボタンをクリックします。
［新規シナリオ］ダイアログ・ボックスの［シナリオで使用するスクリプトを選択］領域で，［JMeter スクリプト］ラジオ・ボタンを選択します。
［参照］をクリックして，JMeter スクリプト（.jmx ファイル）を選択します。
［新規シナリオ］ダイアログ・ボックスで［OK］をクリックします。［デザイン］タブで，JMeter スクリプトを含むシナリオが開きます。
スクリプトを右クリックし，［実行環境設定］ダイアログ・ボックスを開いて，次のように設定します。
- 測定を開始する: このチェック・ボックスが選択されていることを確認します（標準設定）。
- JMeter パス: Load Generator 上で JMeter インストールのホーム・パスを定義します。このフィールドが空の場合，JMETER_HOME 環境変数から標準設定のパスが取得されます（環境変数の標準設定の詳細については，「JMeter テストの必須の設定」を参照してください）。
- JMeter ポート: 標準設定のままにして内部のポート範囲（4000 – 65535）を使用するか，範囲を定義します。
- リモート・テスト: 複数のリモート JMeter マシンでテストを実行する場合は，このチェック・ボックスを選択します。詳細については，「JMeter リモート/分散テストの使用」を参照してください。
- JMeter の追加プロパティ・ファイル: このフィールドは，［リモートテスト］を選択した場合に必須です。追加のプロパティ・ファイルのパスを定義し，リモート・マシンをリストします。このプロパティ・ファイルを作成する方法の詳細については，「JMeter の追加プロパティ・ファイル」を参照してください。
- JRE: LoadRunner では，標準設定の JRE インストールを使用して JMeter テストを実行します。カスタム JRE インストールを使用する場合は，［カスタム JRE パス］を選択し，JRE フォルダのパスを入力します。
  
  詳細については，VuGen ヘルプセンターの「Java コードのサポート」を参照してください。
［アクションの編集］ダイアログ・ボックス（「［アクションの編集］ダイアログ・ボックス」を参照）を開いて，次のように設定します。
- 「仮想ユーザ開始」アクションの場合，［同時］に開始するように設定されます。
- 「実行時間」アクションの場合，［完了するまで実行する］に設定することをお勧めします。

JMeter の追加プロパティ・ファイル

複数のリモート・マシンで JMeter 分散テストを使用する場合，リモート・ホストの名前を含むプロパティ・ファイルを定義する必要があります。

プロパティ・ファイルを定義するには，次の手順を実行します。

additionalJmeter.properties という名前のファイルを作成します。
remote_hosts=＜サーバ名＞という形式で，リモート・ホストの名前または IP アドレスをカンマで区切ってファイルに追加します。

例: remote_hosts=server1,server2,ip_address3
Load Generator からアクセスできる場所に additionalJmeter.properties ファイルを保存し，JMeter 実行環境設定でファイルの正しいパスが定義されていることを確認します。

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