クラウド上の Load Generator の管理
本項では,LoadRunner 負荷テスト・シナリオ用に,クラウド上で Load Generator を管理する方法について説明します。
クラウド上の Load Generator のプロビジョニング
クラウド・アカウントに新規 Load Generator を作成する手順は,Load Generator のプロビジョニングといいます。同じ設定で,単一の Load Generator または複数の Load Generator のいずれかをプロビジョニングできます。システムの標準設定またはカスタム設定のいずれかを定義して適用できます。
負荷テスト・シナリオの設定時に,Load Generator をプロビジョニングします。詳細については,「シナリオに Load Generator を追加する」 を参照してください。
プロビジョニングされている Load Generator の名前の変更
プロビジョニングした Load Generator の名前を変更できます。名前の変更はプロバイダ側にも影響を与えるため,新しい名前は使用可能なクラウド Load Generator のリストに表示されます。
注: Load Generator 名の長さは,128 文字以内にする必要があります。
プロビジョニングされた Load Generator のシナリオからの削除
クラウド Load Generator は,次の手順でシナリオから直接削除できます。
- [Load Generators]ダイアログ・ボックスで,削除するマシンを選択して,[削除]をクリックします。
- [Load Generator の削除]ウィンドウで,次のいずれかのオプションを選択します。
- シナリオから削除: マシンはこの Controller から削除されますが,まだ起動され稼動しています。
- 削除して終了: クラウド・マシンは,使用しない場合でも,アカウントの費用が発生します。このオプションを選択すると,Load Generator がシナリオから削除され,クラウド上でも終了されます。
シナリオ実行後のプロビジョニングされた Load Generator の自動終了
Controller を設定し,シナリオの完了後に Load Generator をクラウド上で自動的に終了することができます。Load Generator は,クラウドの使用率と,関連するコストを下げるために削除されます。シナリオの最後に Load Generator を削除するかどうかを指定する方法の詳細については,「シナリオに Load Generator を追加する」を参照してください。
シナリオの最後に Load Generator を終了すると指定した場合,終了動作は,シナリオが正常に完了したのか失敗したのかによって若干異なります。
シナリオが正常に完了した場合,Load Generator は必要なくなり,直ちに終了されます。
ただし,シナリオが失敗した場合,後でシナリオを再実行する場合があります。シナリオの失敗後に,Load Generator を終了するように指定できます。
この遅延によりシナリオが失敗した原因を示す Load Generator の情報にアクセスできるため,役立つ場合があります。Load Generator が削除されると,この情報は利用できなくなります。