同期および非同期の概念

非同期通信をサポートするプロトコルのリストについては,「64 ビットの記録,非同期,および IPv6 に対するプロトコル・サポート」を参照してください。

当初,Web アプリケーションは,同期性の会話を使用して通信していました。通常の同期会話には,次のステップが含まれます。

  1. ユーザが Web ブラウザ内に表示されているアプリケーションを対話的に操作する。
  2. ユーザ入力に基づいて,ブラウザが Web サーバに要求を提出する。
  3. サーバが要求に対する応答を送信し,ブラウザのアプリケーションが更新される。

同期アプリケーションにはいくつかの制限があります。制限の 1 つは,ブラウザ内のアプリケーションで表示されるデータの更新に関連します。たとえば,いくつかの株の株価を表示するアプリケーションについて考えます。理想的なのは,アプリケーションが Web サーバで価格が更新されるとすぐにその株価を表示できることです。同期アプリケーションは,固定された間隔で株価を更新できます。

例: 10 秒間隔で,ブラウザが最新の株価の要求をサーバに送信できます。

このソリューションの 1 つの制限は,表示された株価が,更新間隔が来る前のある期間は,最新ではなくなる場合があるということです。これは株式資産シナリオでは重要ではない場合がありますが,このシナリオは,タイムリーに情報を更新するうえでの同期アプリケーションの制限を示しています。

同期アプリケーションは,必要に応じて,非同期アプリケーションに置きかえられています。非同期アプリケーションでは,サーバ側でイベントが発生するたびにクライアントに通知できます。そのため,非同期アプリケーションの方が必要に応じてより適切に情報を更新することができます。

非同期動作を有効にするため,非同期通信はビジネス・プロセスのメインの同期フローと並行して(同時に)実行されます。この動作により,非同期アプリケーションが従来の同期仮想ユーザ・スクリプトを使用して正しくエミュレートすることがより困難になります。

非同期アプリケーションには多くのタイプがありますが,主要なタイプはプッシュポーリングロング・ポーリングの 3 つです。詳細については,「非同期通信タイプ - 要求および応答シーケンス」 を参照してください。

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