非同期通信をサポートするプロトコルのリストについては，「64 ビットの記録，非同期，および IPv6 に対するプロトコル・サポート」を参照してください。
Web ベースのアプリケーションは同期動作，非同期動作，またはこれら両方の組み合わせを示すことができます。これらの動作タイプの概要については，「同期および非同期の概念」を参照してください。VuGen は，同期アプリケーションおよび非同期アプリケーション両方のユーザ・アクティビティをエミュレートする仮想ユーザ・スクリプトを作成して，実行することができます。同期アプリケーションの仮想ユーザ・スクリプトを作成するには，通常の仮想ユーザ・スクリプト作成プロセスに従います。ただし，非同期アプリケーションのスクリプトを作成する場合は，通常の仮想ユーザ・スクリプト作成プロセスの他に追加のタスクをいくつか実行する必要があります。追加の非同期関連のタスクを実行することなく，非同期動作を実行するアプリケーションのスクリプトを記録して生成すると，スクリプトは正常に実行されない可能性があります。
非同期アプリケーションの仮想ユーザ・スクリプトの作成では，まず，非同期通信を生成するビジネス・プロセスを記録します。ビジネス・プロセスを記録し，仮想ユーザ・スクリプトが生成されると，VuGen は生成された仮想ユーザ・スクリプトをスキャンし，非同期通信の検索を試行します。非同期通信が検出されると，VuGen はスクリプトを変更します（適切な非同期 API 関数の挿入）。
VuGen が仮想ユーザ・スクリプトで非同期動作を正常に特定できるようにするには，非同期通信に，少なくとも最低限必要な数の要求および応答のシーケンスが含まれている必要があります。
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ポーリング・タイプの会話を特定するには，記録された仮想ユーザ・スクリプトに，一致する URL および類似したポーリング間隔を持つシーケンスが少なくとも 3 つ含まれている必要があります。
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ロング・ポーリング・タイプの会話を特定するには，記録された仮想ユーザ・スクリプトに，一致する URL が少なくとも 3 つ含まれている必要があります。
さらに，［非同期スキャン］記録オプションを選択する必要があります。詳細については，「非同期仮想ユーザ・スクリプトを作成する」 を参照してください。
一部のシナリオでは，VuGen で仮想ユーザ・スクリプトを変更することで，スクリプトを実行して必要な非同期動作をエミュレートできます。その他のシナリオでは，追加の「手動」による変更が必要です。詳細については，「VuGen が非同期通信用に仮想ユーザ・スクリプトを変更する方法」 を参照してください。
注: 生成された仮想ユーザ・スクリプトで非同期動作をエミュレートできるようにするために行う必要のある変更は，非同期動作のタイプ（プッシュ，ポーリング，ロング・ポーリング）によって異なります。詳細については，「非同期通信タイプ - 要求および応答シーケンス」 を参照してください。
仮想ユーザ・スクリプトの非同期通信は 1 つ以上の会話にわかれています。VuGen が仮想ユーザ・スクリプトで検出する個々の非同期会話は，デザイン・スタジオの［非同期］タブにリストされます。VuGen が仮想ユーザ・スクリプトに行った変更を体系的に分析するために，非同期会話のこのリストを使用して，VuGen が非同期動作を正しく特定し，必要な非同期動作をエミュレートするように仮想ユーザ・スクリプトを正しく変更していることを確認します。デザイン・スタジオの［非同期］タブの詳細については，「［非同期］タブ（デザイン・スタジオ）」を参照してください。
非同期通信をエミュレートできるように仮想ユーザ・スクリプトを変更した後，変更後のスクリプトに対して相関動作を実行する必要がある場合があります。相関の詳細については，「非同期仮想ユーザ・スクリプトの相関」を参照してください。
注: WinINet モードで仮想ユーザ・スクリプトを再生する場合，非同期機能はサポートされません。
非同期通信を使用するアプリケーション用の仮想ユーザ・スクリプトの作成方法の詳細については，「非同期仮想ユーザ・スクリプトを作成する」を参照してください。
