非同期ルールの追加

非同期通信をサポートするプロトコルのリストについては，「64 ビットの記録，非同期，および IPv6 に対するプロトコル・サポート」を参照してください。

VuGen は，スクリプトの記録または再生成後に仮想ユーザ・スクリプトをスキャンするときに，仮想ユーザ・スクリプトに含まれている非同期会話を認識できない場合があります。また，VuGen が通常の同期ステップを非同期会話の一部として誤って分類する場合もあります。

非同期ルールを定義して，非同期スキャン中の指定 URL への要求の分類方法を指定できます。非同期ルールはポジティブまたはネガティブです。

ポジティブな非同期ルールの追加

［記録］>［記録オプション］>［一般］>［コード生成］を選択し，［非同期オプション］をクリックします。［非同期オプション］ダイアログ・ボックスが開きます。
［非同期ルール］で［ルールを追加］をクリックします。［ルールの追加］ダイアログ・ボックスが開きます。
［タイプ］リストから，必要に応じて［プッシュ］，［ポーリング］または［ロングポーリング］を選択します。
［URL 正規表現］に，非同期会話の一部としてみなす URL の正規表現を入力します。

正規表現に含めることができる特殊文字

「?」や「+」などの文字を正規表現に含めるには，その文字の前にバックスラッシュ「\」を挿入します。
［OK］をクリックします。新しいルールが仮想ユーザ・スクリプトの非同期ルールのリストに表示されます。

スクリプトを再生成する場合
- 正規表現に一致する URL を含むそれぞれのプッシュ会話では，VuGen が非同期 API 関数を仮想ユーザ・スクリプトに挿入しますが，仮想ユーザ・スクリプトから記録されたコードを削除することはありません。
- 正規表現に一致する URL を含むそれぞれのポーリングまたはロング・ポーリング会話では，VuGen が非同期 API 関数を仮想ユーザ・スクリプトに挿入します。さらに，生成された仮想ユーザ・スクリプトからステップまたはステップ・パラメータを削除することがあります。VuGen は，挿入された非同期関数の実行で，関連する URL が要求される場合にステップまたはステップ・パラメータを削除します。削除された元のステップの実行では関連する URL は要求されません。
詳細については，「VuGen が非同期通信用に仮想ユーザ・スクリプトを変更する方法」を参照してください。

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ネガティブな非同期ルールの追加

［記録］>［記録オプション］>［一般］>［コード生成］を選択し，［非同期オプション］をクリックします。［非同期オプション］ダイアログ・ボックスが開きます。
［非同期ルール］で［ルールを追加］をクリックします。［非同期ルールの追加］ダイアログ・ボックスが開きます。
［ルールタイプ］リストから［非同期でない］を選択します。
［URL 正規表現］に，非同期会話の一部としてみなさない URL の正規表現を入力します。

正規表現に含めることができる特殊文字

「?」や「+」などの文字を正規表現に含めるには，その文字の前にバックスラッシュ「\」を挿入します。
［OK］をクリックします。新しいルールが仮想ユーザ・スクリプトの非同期ルールのリストに表示されます。

スクリプトを再生成する場合に，正規表現に一致する URL を含むステップが非同期会話に含まれなくなります。