記録レポート

VuGen の[記録レポート]には,記録セッションに関する一般的な情報に加えて,ホスト,ヘッダ,コンテンツ・タイプに関する詳細情報も表示されます。このレポートで,トラフィック・フィルタを管理することもできます。

注:  

  • この機能は,Web HTTP/HTML,SAP - Web,DevWeb スクリプトに対してのみ使用できます。
  • DevWeb スクリプト: デザイン・スタジオ,および記録レポートの一部の機能は,DevWeb スクリプトではサポートされていません。

記録レポートの有効化/無効化

標準設定では,記録セッションの終了時に記録レポートが自動的に生成され,VuGen のスクリプト・エディタ・ペインに表示されます。レポートへのリンクもスクリプト・ツリーに追加されます。

標準設定は,[ツール]>[オプション]>[スクリプティング]>[記録]>[記録レポートを生成する]で変更できます。

記録の終了時に記録レポートを表示する]オプションを無効にすると,VuGen は自動的に相関「デザイン・スタジオ」を開きます。

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記録レポートの概要

[記録レポート]には,記録セッションに関する最上位レベルの詳細が含まれるダッシュボードが表示されます。

ダッシュボードには次の内容が表示されます。

UI 要素
説明

一般的な記録情報

ダッシュボードの最上部には,記録セッションに関する一般情報が表示されます。

  • 記録セッション中に検出された相関の数。[デザイン スタジオを開く]をクリックすると,相関の詳細にドリルダウンします。
  • 合計サイズ: 記録されたスクリプトに関する詳細(スループット,要求数,記録された接続の数など)。

    注: WinINet モードを使用する場合,接続数は使用できません。

  • 日付と時刻: 記録の日付と継続時間。
  • クライアント: クライアント・アプリケーションまたはブラウザ。
ヘッダ

記録セッション中に観測されたヘッダの数。[詳細を見る]をクリックすると,「セッションで記録されたヘッダ」ページにドリルダウンします。

ホスト

ドメインごとのホスト要求の数と,記録セッション中にドメインから受信したデータの合計サイズを表示します。

スクリプトからドメインを除外するには,チェックボックスを使用します。[含む]および[除外]ボタンを使用すると,リストに表示される情報を制御できます。

詳細を見る]をクリックすると,「セッションで記録されたホスト」ページにドリルダウンします。このページでは,各ドメインの詳細情報が表示され,スクリプトから特定のホストを除外できます。

コンテンツ・タイプ

円の色分けされた部分をクリックすると,image/jpeg のような記録されたコンテンツ・タイプごとの分布情報が表示されます。

円の中心には,記録セッション中にそのコンテンツ・タイプが出現した回数と全体に対する割合が表示されます。

詳細を見る]をクリックすると,「セッションで記録されたコンテンツ・タイプ」ページにドリルダウンします。

応答コード

円の色分けされた部分をクリックすると,HTTP 200 のような記録された応答コードごとの分布情報を確認できます。

円の中心には,記録セッション中にその応答コードが出現した回数と全体に対する割合が表示されます。

ヒント: 記録レポートの右上隅にあるボタンを使用すると,ウィンドウが全画面表示になります。

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スクリプトの内容のドリルダウンとトラフィックのフィルタリング

アプリケーションを記録するときに,不必要な情報(Google の統計情報,広告,サード・パーティ情報など)がスクリプトに含まれることがよくあります。記録レポートから次のページにドリルダウンして記録をフィルタリングし,生成されたスクリプトの一部を含めたり除外したりできます。

注: 記録オプション]でフィルタ・リストを手動で編集するには,レポートの上部にある[記録オプションを開く]ボタンをクリックします。

ページ
説明
セッションで記録されたヘッダ

記録中に観測された HTTP ヘッダに関する情報が表示されます。[含む]および[除外]ボタンを使用すると,リストに表示される情報を制御できます。

  • 生成されたスクリプトに含められたヘッダには,チェックマークが付いています。
  • スクリプトから除外されたヘッダはグレー表示されます。

ヘッダは,web_add_header 関数から追加されます。

注: このページは情報提供のみを目的としており,編集できません。

セッションで記録されたホスト

記録セッション中に記録されたホストの詳細が,ドメイン別に表示されます。

生成されたスクリプトからサーバまたはドメイン全体を含めたり,除外したりするには,チェックボックスを使用します。これにより,[記録オプション]のトラフィック・フィルタの設定も変更されます。

含む]および[除外]ボタンを使用すると,リストに表示される情報を制御できます。

セッションで記録されたコンテンツ・タイプ

記録中に観測されたコンテンツ・タイプに関する情報を表示します。各コンテンツ・タイプは,記録オプションの定義に従って,リソースまたは非リソースとして定義されます。

各コンテンツ・タイプの横にあるトグルを使用すると,そのコンテンツ・タイプをリソースまたは非リソースとして定義できます。これにより,[記録オプション]の非リソース・フィルタの設定も変更されます。

コンテント・タイプ・リストの上部にある[非リソース]および[リソース]ボタンを使用すると,リストに表示される情報を制御できます。

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スクリプトを再生成する

レポートで変更を行うと,変更したエンティティの隣に赤いアスタリスクが表示され,画面の下部に[再生成]ボタン表示されます。クリックすると,スクリプトが再生成されます。

変更がスクリプトに適用され,関連するフィルタが[記録オプション]で更新されます。

注: スクリプトを再生成すると,記録したアクション・ステップに手動で行っていた拡張は失われます。詳細については,「仮想ユーザ・スクリプトの再生成」を参照してください。

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関連項目:

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