Visual Studio を使用したユニット・テスト(NUnit テスト)の作成

開発者用 LoadRunner アドインを使用すると,LoadRunner Professional で使用する NUnit テストを Visual Studio で作成できます。

注:  

  • Visual Studio アドインをインストールするには,Visual Studio を標準設定の場所にインストールする必要があります。
  • NUnit テストを Controller から実行するには,NUnit フレームワークが Controller マシンと Load Generator マシンにインストールされていることを確認してください。[オプション]ダイアログ・ボックスで,インストールされている NUnit フレームワークのパスを定義します。詳細については,「シナリオ・オプションの設定」を参照してください。

Visual Studio で NUnit テストを作成するには,次の手順を実行します。

  1. LoadRunner Professional インストール・パッケージの ..\Additional Components\IDE Add-ins Dev フォルダから,使用する Microsoft Visual Studio のバージョンに適した開発者向けの IDE アドインをインストールします。ファイル名は,..\Additional Components\IDE Add-Ins Dev\LRVS<バージョン>IDEAddInDevSetup.exe などです。

  2. Visual Studio でユニット・テストを開きます。このテストは,次のガイドラインに準拠させる必要があります。

    • クラス・ライブラリである

    • NUnit ライブラリ nunit.framework.dll への参照があり,using nunit.framework が記述されている。NUnit Framework のバージョンは,Controller および Load Generator マシンにインストールされているバージョンと同じである必要があります。

    • プロジェクト内に TextFixture([TextFixture] 属性を使用)クラスがある

  3. コード内で,LoadRunner API を使うためのクラス LrApi のインスタンスを生成します。

    例: private LoadRunner.LrApi lr = new LoadRunner.LrApi();

  4. LoadRunner API 関数の前に,次の init メソッドの呼び出しを追加します。

     [OneTimeSetUp]
            public void Init()
            {
                DriverWrapper.Driver.init();
            }

    テスト・コードは次のようになります。

    using System; 
    using NUnit.Framework; 
    using System.IO; 
    
    namespace nunit2xTest
    {
        [TestFixture]
        public class UnitTest1
        {
            [OneTimeSetUp]
            public void Init()
            {
                DriverWrapper.Driver.init();
            }
    
            [Test]
            public void TestMethod1()
            {
                LoadRunner.LrApi api = new LoadRunner.LrApi();
                api.start_transaction("test");
                api.think_time(10);
                api.output_message("This is test");
                api.output_message("SingSong");
                api.end_transaction("test", 0);
                api.output_message("\n----------------------------");
            }
        }
    }
  5. [DevOps 仮想ユーザ]>[LoadRunner API リファレンスを追加]を選択し,プロトコル固有の API 関数や一般的な API 関数をテストに追加します。または,コンテキスト・メニューから[LoadRunner API リファレンスを追加]を選択します。トランザクション,思考遅延時間,メッセージングなどの LoadRunner Professional 関数を追加します。

  6. また,LoadRunner Professional プロジェクトを DLL ファイル(プロジェクトと同じフォルダに保存される)としてビルドします。

  7. [DevOps 仮想ユーザ]>[仮想ユーザを実行]を選択し,LoadRunner Professional エンジンでテストを実行します。Visual Studio の[出力]ウィンドウで[次からの出力を表示:LoadRunner 情報]を選択し,実行時データを表示します。

  8. (任意)DLL を,既存または新しい LoadRunner Professional シナリオにユニット・テストとして追加します。詳細については,「[新規シナリオ]ダイアログ・ボックス」を参照してください。

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関連項目: