Visual Studio Codeを使用したスクリプト作成

このトピックでは、Visual Studio Code (VS Code) エディターを使用してDevWebスクリプトをビルドおよび実行する方法について説明します。

このトピックの内容:

VS CodeでDevWebスクリプトを作成する

VS Codeを使用してDevWebスクリプトを作成する場合、VsCodeTemplateをスクリプトのベースとして使用できます。これはAppDelivery Marketplaceからダウンロードできます。

DevWebスクリプトを作成および編集するためのVS Code拡張パッケージを使用することもできます。詳細については、VS Code拡張機能を参照してください。

または、独自のアプリケーションから新しいDevWebスクリプトを作成する場合は、テンプレートスクリプトから新しいスクリプトにファイルの一部をコピーすることをお勧めします。これにより、VS Code環境でスクリプトの追加機能を利用できるようになります。

注: Visual Studio Code 1.46.0以降では、実験的なデバッガーが標準設定で有効になっている場合があります。このデバッガーは、DevWebスクリプトではサポートされていません。

回避策: デバッグするには、VS Code設定で'debug.javascript.usePreview'をfalseに設定します。

VS Code環境をセットアップするには:

  1. VS Codeテンプレートは、AppDelivery Marketplaceからダウンロードできます。ご使用の製品バージョンに適切なVsCodeTemplate.zipパッケージをダウンロードして解凍します。

    あるいは、<DevWebroot>\examples\からVsCodeTemplateフォルダーをコピーすることもできます。

    ヒント: ファイルを既存のDevWebスクリプトにコピーする場合は、<DevWebルートフォルダー>\examples\VsCodeTemplateフォルダーを開き、次のファイルとフォルダーを既存のDevWebスクリプトフォルダーにコピーします。

    • .vscodeフォルダー: これらのファイルを使用すると、VS CodeでDevWebスクリプトの事前定義タスクを表示できます。

    • DevWebSdk.d.tsおよびtsconfig.jsonファイル: これらのファイルにより、VS CodeのDevWebスクリプトのJavaScript SDKコード補完が有効になります。

  2. テンプレートフォルダーをOpenText Performance Engineering for Developersと同じマシン上の場所にコピーし、コピーされたフォルダーの名前を変更します。

  3. VS Codeで、スクリプトを開きます。File > Open Folderを選択し、コピーされたフォルダーを開きます。
  4. 必要に応じてスクリプトを編集します。
  5. [Terminal] > [Run Task] を選択し (古いバージョンのVS Codeでは、[Tasks] > [Run Tasks] を選択)、DevWebスクリプトを記録または生成するオプションの1つを選択します。

    詳細については、VS Codeのタスクを参照してください。

注: タスクは環境変数DEVWEB_PATHを使用します。これは、DevWebインストールパスを指している必要があります。DevWebOpenText Professional Performance EngineeringまたはOpenText Enterprise Performance Engineeringとともにインストールされると、環境変数が自動的に作成されます。

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VS Code拡張機能

VS Code拡張機能はVS Codeから直接インストールできます。その後、VS Codeでテンプレートを開いて、すべての編集機能を使用してDevWebスクリプトを作成できます。

VS Code拡張機能には、DevWebスクリプトの選択した値の相関機能が含まれています。これにより、関連付けたいテキストを手動で選択し、[選択した値の相関] オプションを使用して抽出オブジェクトを追加できます。相関の詳細については、動的値の相関を参照してください。

VS Code拡張機能をインストールして使用するには:

  1. VS Codeを起動します。
  2. [Extensions Panel] を開き、検索ボックスに「Performance Engineering for Developers」と入力します。
  3. [Install] ボタンをクリックします。インストールが完了すると、OpenText Functional Testing for Developersが拡張機能のリストに追加されます。
  4. 新しい拡張機能を開きます。[Explorer] 領域で右クリックし、表示されたメニューから [Create DevWeb script] を選択します。

  5. スクリプトのフォルダーを選択するか、新しいフォルダーを作成します。

  6. スクリプトファイルがVS Codeに表示され、必要に応じて編集します。

  7. タスクオプションとして、[Terminal] > [Run Task] を選択します。詳細については、VS Codeのタスクを参照してください。

選択したテキストを手動で相関するには:

  1. DevWebスクリプトのWeb要求内で、相関するテキストを選択します。
  2. 右クリックして表示されるメニューから [選択した値の相関] を選択します。

    注: [選択した値の相関] オプションは、次の場合にのみ有効になります。

    • スクリプトがHARファイルから生成された
    • 選択したテキストがWeb要求のコンテキストにある
    • 選択したテキストが最初の要求に含まれていない
    • 選択したテキストに、少なくとも4文字が含まれている
  3. [Enter extractor name] ボックス (編集ペインの上部に表示されます) に抽出オブジェクトの名前を入力し、Enterを押します。

  4. エディターは値の出現をすべて検索し、最初に一致したものが結果ボックスに表示されます。すべての出現箇所を抽出オブジェクトで置換することを選択することも、リストを下にスクロールして出現箇所を1つずつ置換することもできます。

    抽出オブジェクトのタイプはDevWebによって決定され、スクリプトの関連するすべての場所に追加されます。

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VS CodeからDevWebスクリプトを実行する

DevWebプラグインを使用して、最大50の仮想ユーザーでDevWebスクリプトを実行できます。

スクリプトを実行するには:

  1. [Terminal] > [Run Tasks] を選択します。(古いバージョンのVS Codeでは、[Tasks] > [Run Tasks] を選択します)。
  2. 実行オプションの1つを選択します。
  3. 実行中にエラーが検出された場合は、CTRL+マウスの左ボタンを押して、エラーが発生した行にジャンプします。

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VS Codeのタスク

VsCodeTemplateには、次のタスクが含まれています ([Terminal] > [Run Tasks] を選択すると利用できます)。

タスク: 目的: 詳細については、次を参照してください。
スクリプトを生成 HARファイルからスクリプトを生成する オフラインスクリプトジェネレーターツール
スクリプトの記録 DevWebプロキシレコーダーを実行して、HARファイルを記録する DevWebプロキシレコーダー
単一の仮想ユーザーの実行 1つの仮想ユーザーを使用してシングルモードでスクリプトを実行する ローカルでのスクリプトの実行
負荷の実行 最大50の仮想ユーザーを使用してスクリプトを負荷モードで実行する
Swagger API関数を使用したスクリプトの生成 Swaggerモードでスクリプトを生成する APIテスト
Swagger API関数の生成 swaggerApi.jsファイルを生成する
Core Performance Engineeringから配分リストを取得 テストに使用できるクラウドの場所のリストを表示する。 OpenText Core Performance Engineeringでテストを実行する
Core Performance EngineeringからLoad Generatorリストを取得 テストに使用できるOPLGマシンのリストを表示する
Core Performance Engineeringでテストを実行する OpenText Core Performance Engineeringで負荷テストを実行する
Core Performance Engineeringからテスト実行結果を取得 負荷テストの結果を取得する
Enterprise Performance Engineeringでテストを実行する OpenText Enterprise Performance Engineeringで負荷テストを実行する OpenText Enterprise Performance Engineeringでテストを実行する
Enterprise Performance Engineeringからテスト実行結果を取得 負荷テストの結果を取得する

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関連項目: