SynchronizerのダウンロードとALM Octaneの準備

まず、Synchronizerパッケージをダウンロードします。その後ALM OctaneとSynchronizerとの間の通信を可能にするために、ALM Octaneを準備する必要があります。

Synchronizerをダウンロードする

  1. SynchronizerインストールパッケージをMicro Focusダウンロードサイトからダウンロードします。

    https://www.microfocus.com/en-us/products/application-lifecycle-management-octane-on-prem/download

  2. /opt/の下でtarファイルを展開します。

    tar -xzvf <installation file name>

ファイル構造は、/opt/sync/になります。

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統合を有効にするためにALM Octaneを準備します

ALM OctaneとSynchronizerの間の通信を有効にするには、ALM Octane環境内で次の手順を実行します。(クラスター構成では、これはALM Octaneノードごとに個別に実行する必要があります。)

    注:
  • ALM Octaneをアップグレードした場合、以下の設定変更は上書きされます。アップグレードを行う際には事前に下記のファイルをバックアップし、アップグレード後にファイルを復元してください。

  • このドキュメントに記載しているALM Octaneのパスは、Linuxの場合です。ALM OctaneをWindowsで使用する場合は、Windows形式のパスを使用してください。

  1. /opt/octane/webappsで、service.locator.properties.exampleファイルをservice.locator.propertiesにコピーします。

    cp service.locator.properties.example service.locator.properties
  2. service.locator.propertiesファイルで、Synchronizerの内部URLを正確に指定します。これらのURLの先頭または末尾にスペースを入れないように注意してください。

  3. /opt/octane/wrapper/wrapper.confファイルを開きます。#on-prem configurationで始まるセクションで、次の行のコメントアウトを解除します (各行の先頭の#を削除します)。

    wrapper.java.additional.38=-Dservice.locator.properties.location=%DEPLOY_BASE_DIR%/webapps/service.locator.properties
    wrapper.java.additional.39=-Denable_services_integration=true

    これにより、ALM OctaneがSynchronizerと通信できるようになります。

  4. ALM Octaneがプロキシの背後で設定されている場合、Synchronizerは非プロキシホストとして識別される必要があります。このためには、wrapper.confファイルの末尾に次の行を追加します。

    wrapper.java.additional.<next line number>=-Dhttp.nonProxyHosts=<Synchronizer host>

    たとえば、wrapper.confファイルの最後の行がwrapper.java.additional.62で始まる場合は、次の行を追加します。 

    例:wrapper.java.additional.63=-Dhttp.nonProxyHosts=sync.service.company.com
  5. ALM Octaneサーバーを再起動します。コマンドラインに以下を入力します。

    service octane restart

  6. SynchronizerはALM Octaneと通信するのに、APIのクライアントIDとクライアントシークレットを使用します。これらを生成するには、/opt/octane/installに移動して次のコマンドを実行します。

    ./generateadminapikey.sh <octane-server-url> <site-admin-name> <site-admin-password>

    ALM OctaneをWindowsにインストールしている場合は、C:\Program Files\octane\installに移動し、generateadminapikey.batを使用します。

    出力例:

    例: "client_id":"micro-services-key_12qw97wx4wp8phrr4wwqzkore"
    "client_secret":"$00~7_djkRV~?vGF@ExMsFPn"
  7. クライアントIDとクライアントシークレットを保存します。Synchronizerを設定する際に、serviceApiKeyプロパティにクライアントIDを入力し、serviceApiSecretプロパティにクライアントシークレットを入力します。

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