IntelliJ IDEAでの操作

ALM Octaneの作業をIntelliJ IDEA IDEから直接行うことができます。これには、IntelliJ IDEA用のALM Octaneプラグインのインストールが必要です。

制限事項: ユーザー定義のフィールドには、IntelliJ IDEAからアクセスできません。

IntelliJ IDEA用のALM Octaneプラグインについて

開発者はこのプラグインによって、ALM Octaneワークスペースへの接続、ALM Octane項目の表示、更新を実行できます。

このプラグインはオープンソースです。ソースコードへのアクセス方法については、https://github.com/MicroFocus/octane-intellij-plugin を参照してください。

このプラグインは、双方向の統合をサポートしています。

  • このプラグインは、ホストのIntelliJ IDEAアプリケーション内のデータをすべて更新します。

  • IntelliJ IDEAで行われた変更は、ALM Octaneのデータに影響を与えます。

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前提条件

  1. 使用するオペレーティングシステムがサポートされていることを確認してください。 

    • Windows 10、8、7 (標準およびDarculaテーマ)

    • Ubuntu 16.04

    • macOS 10.12

  2. 使用するソフトウェアがサポートされていることを確認してください。

    アプリケーション/プラグイン バージョン
    ALM Octane IntelliJ IDEAプラグイン

    12.53.21以降

    ALM Octane 12.53.20以降
    IntelliJ IDEA 2017.1以降

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IntelliJ IDEA用のALM Octaneプラグインをダウンロードしてインストールします

  1. JetBrainsプラグインストアにアクセスします:https://plugins.jetbrains.com/idea/plugin/9540-alm-octane

    [Download] をクリックします。

  2. IntelliJ IDEAで、[File] > [Settings] > [Plugins] を選択します。

  3. [Install plugin from disk...] をクリックします。

  4. ダウンロードしたzipファイルに移動し、選択します。

  5. [Apply] と [OK] をクリックします。

  6. IntelliJ IDEAを再起動します。

ヒント: IntelliJストアでプラグインを検索し、[Browse Repositories…] ボタンを使用してプラグインを直接インストールすることもできます。

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ALM Octaneへの接続

インストールが完了すると、新しい設定カテゴリがIntelliJ IDEAで利用可能になります。この領域を使用して、IntelliJ IDEAをALM Octaneに接続します。

  1. IntelliJ IDEAで、[File] > [Settings] > [ALM Octane Settings] を選択します。

  2. ALM OctaneサーバーのURLを入力します。URLには、関連するスペースとワークスペースのクエリパラメーターを含めることができます。その場合、SpaceフィールドとWorkspaceフィールドに自動的に入力されます。次のいずれかの形式が有効です。 

    • https://<server>:<port>
    • https://<server>:<port>/ui/?p=<spaceID>/<workspaceID>
  3. ブラウザでログインするか、IDEから直接ログインします。

    • ブラウザを使用してログインALM Octaneログインウィンドウが表示され、資格情報を入力することができます。このオプションは、非SSOとSSOの両方、フェデレーション環境、およびセッションタイムアウトに使用します。

      ヒント: ログインウィンドウで、ここをクリックしてシステムの標準設定ブラウザを使用リンクを使用して、ログイン用の認証ページを開くこともできます。資格情報を入力し、ブラウザを閉じると、ALM Octaneにログインします。

    • ユーザー名とパスワードでログインALM Octaneに直接ログインするためのクレデンシャルを入力します。このオプションは資格情報を保持するため、毎回資格情報を入力する必要はありません。

  4. [Test connection] をクリックします。

これにより、IntelliJ IDEA内からALM Octaneを使用できるようになります。

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ALM Octane項目で作業する

  1. ALM Octaneの [My Work] タブを開く

    左下にあるをクリックし、ALM Octaneを選択します。[My Work] タブが開き、割り当てられた作業がカテゴリ別に表示されます。[My Work] タブにあるチェックボックスを使用して、表示する項目をフィルターします。

    別のセッションを開始すると、ALM Octane IntelliJ IDEAプラグインは前回の作業内容に基づいて、[ALM Octane] ペインでタブを開きます。

    ほとんどのALM Octane項目は、IDEから利用できます。

    ボタンでは、表示の更新、[My Work] にあるカテゴリの展開と折りたたみを実行できます。 

    ヒント: 特定の項目の作業中であることを示し、コード変更をその項目に関連付けるには、[自分の作業] リストの項目を右クリックし、[Start work] を選択します。作業が完了したら、項目を右クリックして [Stop work] を選択します。

  2. 項目の詳細を表示する

    ほとんどの項目は、ダブルクリックすることによって別のペインが開き、詳細が表示されます。

    をクリックし、表示するフィールドを選択します。[None] または [All] も選択できます。設定内容が適用される範囲は、自分のみに限定されます。別のセッションを開始すると、選択しているフィールドがALM Octane IntelliJ IDEAプラグインに記憶されます。

    ALM Octaneで項目の詳細を表示するには、リンクで表示されている項目名をクリックします。

  3. 項目を検索する

    [My Work] に表示されている項目リストを検索できます。検索結果は新しいタブで開きます。

    プラグインは、最後に実行した5つの検索を記憶しています。をクリックして1つを選択し、検索を再実行します。

    検索の範囲は、現在のIntelliJ IDEAプロジェクト内に限定されます。

    ヒント: 検索では、割り当てられた項目だけでなく、すべてのALM Octane項目が検索されます。検索を使用して項目を自分に割り当てるか、コンテキストメニューからAdd to My Workをクリックすることができます。

  4. 自分の項目を更新する

    IntelliJ IDEAでストーリーを実装し、不具合を修正したら、ALM Octane項目を更新します。

    • 定義されたALM Octaneワークフローに従って、項目のステータスをあるフェーズから別のフェーズに移動します。

    • フィールド値を更新します。

      制限事項:  フィーチャーフィールドは編集できません。

      フィールドを読み取り専用にするルールが存在し、その値を変更すると、プラグインは項目を保存したときに通知します。

    • [Comments] をクリックして、コメントの表示と追加を行います。

    必ず保存 してください。

  5. Gherkinテストスクリプトをダウンロードして自動化する

    ALM Octaneで作成したGherkinテストは、IntelliJ IDEAで自動化することができます。

    [My Work] でGherkinテストを右クリックし、[Download Script] を選択します。

    Gherkinテストをダウンロードするフォルダーを選択します。[OK] をクリックします。

    ダウンロードされるスクリプト名の形式は、次のとおりです。 

    <TestName>-<TestID>.feature

    ファイルがすでに存在する場合は、ファイルの上書きを確認するメッセージが表示されます。キャンセルし、元のスクリプトの名前を変更することもできます。

  6. 自動化を実装するためのBDDシナリオをダウンロードする

    注: これは、IntelliJ 2020.2 (プラグインバージョン2020.2-15.1.40.1) 以降でサポートされています。

    Cucumber-JVMフレームワークを使用して、Gherkinシナリオを使用して、ALM OctaneでBDD (ビヘイビア駆動開発) テストを作成および実行できます。

    [My Work] で、BDDシナリオを右クリックし、Download Scriptを選択します。

    BDDテストをダウンロードするフォルダーを選択します。[OK] をクリックします。

    ダウンロードされるスクリプト名の形式は、次のとおりです。 

    <BDD Name>_<BDD ID>

    ファイルがすでに存在する場合は、ファイルの上書きを確認するメッセージが表示されます。キャンセルし、元のスクリプトの名前を変更することもできます。

  7. 作業を開始し、変更をコミットします

    GitなどのSCMシステムに対して、項目の作業を開始したことを宣言することができます。

    ユーザーストーリー、品質ストーリー、不具合、タスクの変更をコミットできます。

    1. [My Work] で、ユーザーストーリー、品質ストーリー、不具合、アクティブなタスクを右クリックして [Start work] を選択します。

      • 項目のアイコンに三角の「再生ボタン」が表示されます。

      • IntelliJ IDEAのツールバーに項目がボタン として表示されます。このボタンをクリックすると、項目の詳細がタブで開きます。

    2. [My Work] で、ユーザーストーリー、品質ストーリー、不具合、アクティブなタスクを右クリックして [Copy Commit Message] を選択します。または、IntelliJ IDEAのツールバーでをクリックすることもできます。

      ヒント: コミットメッセージをコピーするために「作業を開始」する必要はありません。

      コミットメッセージの編集の詳細については、ソースコントロール管理システムにコミットされた変更の追跡を参照してください。

      コミットメッセージがクリップボードにコピーされたことを通知する通知が表示されます。ソース管理 (SCM) システムに貼り付けることができます。

    3. Start workを選択した場合は、IntelliJ IDEAのツールバーのStop workをクリックします。

  8. 項目を破棄する

    関連性がなくなった項目をMy Workリストから削除します。右クリックして、[Dismiss] を選択します。項目はMy Workから削除されますが、ALM Octaneでは削除されません。

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ALM Octaneの作業項目へのナビゲーションリンクを追加します

ブラウザでALM Octane作業項目を開く [バージョン管理ログ] タブと [履歴] タブにリンクを追加するようにIntelliJを設定できます。

次の操作を実行します。

  1. IntelliJ設定を開きます。
  2. [Version Control] > [Issue Navigation] に移動するか、検索バーを使用して「Issue Navigation」を検索します。
  3. [Issue Navigation] ウィンドウで、[+] をクリックします

    [Add Issue Navigation Link] ダイアログボックスが開きます。

  4. 次の詳細を入力します。

    フィールド
    Issue ID ([Dd][Ee][Ff][Ee][Cc][Tt]|[Ss][Tt][Oo][Rr][Yy]|[Uu][Ss]|[Qq][Ss]).*#(\d+)
    Issue links

    https://<serverURL>:<serverport>/ui/entity-navigation?&p=1001/1002&entityType=work_item&id=$2

    *<serverURL>:<serverport>を関連情報に置き換えます。

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参照情報: