イベントのリッスンと記録

各イベントについて、次のことを実行するように UFT One に指示できます。

  • オブジェクトでイベントが発生するたびにリッスンする。

  • イベント・ハンドラがイベントに関連付けられている場合にのみリッスンする。

  • DHTML 動作がイベントに関連付けられている場合にのみリッスンする。

  • イベント・ハンドラと DHTML 動作のいずれかがイベントに関連付けられている場合にのみリッスンする。

  • イベントを一切リッスンしない。

イベント・ハンドラは、Web ページに含まれているコードであり、通常はスクリプト言語で書かれている関数またはルーチンです。対応するイベントが発生したときに制御が渡されます。

注意: UFT One は、on* 属性(onclickonmouseover など)を使用して関連付けられたイベント・ハンドラをサポートします。addEventListener コマンドまたは attachEvent コマンドを使用して関連付けられたイベント・ハンドラなど、その他のイベント・ハンドラはサポートされません。

DHTML 動作は、ページにおける特定の機能や振る舞いをカプセル化します。ページ上の標準的な HTML 要素に適用されている場合、その要素の標準設定の動作が拡張されます。

イベントごとに、対象イベントを記録するようにも、記録しないようにも、あるいは次のイベントが選択されたイベントに依存している場合だけ記録するようにも設定できます。

たとえば、マウスオーバ操作によって画像リンクが変わるとします。この画像の上をポインタが通過するたびに、mouseover イベントを記録する必要はないかもしれません。ただし、リンクは mouseover イベント後に表示される画像によってのみ有効になるため、mouseover イベントを、同じオブジェクトに対するクリック・イベントの前に記録することが重要です。このオプションは、Image および WebArea オブジェクトに対してのみ適用されます。

オブジェクト表示枠での異なるオブジェクトの設定が矛盾する場合、UFT One は、特定の「HTML タグ・オブジェクト」を最優先し、次に「Web オブジェクト」を優先します。UFT One が「任意の Web オブジェクト」の設定を適用する対象は、読み込まれたほかのどのような Web ベースの環境にも属さず、「HTML タグ・オブジェクト」領域と「Web オブジェクト」領域のどちらにも定義されていない Web オブジェクトだけです。

タスクの詳細については、「イベントのリスニングと記録の管理」「マウスのクリックを記録するように UFT One を設定する」を参照してください。