Mac コンピュータ用 UFT 接続エージェント

UFT 接続エージェントは、Apple Mac コンピュータにインストールされるサービスで、このサービスにより、WebSockets プロトコルを使用して UFT One と Safari ブラウザが通信できるようになります。UFT One は、これによって、Mac 上の Safari で実行される Web アプリケーションのテストと、これらのアプリケーション内のオブジェクトのスパイを実行できます。

UFT 接続エージェントの構成要素は何ですか?

UFT 接続エージェントは、エージェント・サービス(UFT 接続エージェント)と Apple Safari ブラウザ機能拡張で構成されています。

エージェント・サービスを Mac にインストールし、機能拡張を Safari ブラウザにインストールして有効にする必要があります。

UFT 接続エージェント・サービスはインストール後と Mac の再起動後に毎回自動的に実行され、UFT One および Safari 機能拡張の両方と通信を行います。

詳細なインストール方法は、使用している Safari のバージョンによって異なります。「Mac に UFT 接続エージェント をインストールして設定する」を参照してください。

Safari 12 以前:UFT One は、Unified Functional Testing Agent という名前の Safari 機能拡張を使用します。

Safari 13 および 14:UFT One は、Micro Focus UFT Agent という名前の Safari アプリケーション機能拡張を使用します。

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Web アプリケーションをテストするには、どのように Mac を設定すればよいですか?

標準設定では、UFT 接続エージェントUFT One Safari 機能拡張の環境設定を変更する必要はありません。

  • UFT One と接続エージェントの通信は、ポート 8822 を使用して行われます。

  • 接続エージェントと UFT One Safari 拡張の通信は、ポート 8823 を使用して行われます。

ただし、状況によっては、別ポートの指定が必要なこともあります。例:

  • Mac 上の別のアプリケーションがこれらのポートを使用している場合。

  • 複数の UFT One ユーザが、同じ Mac コンピュータに接続する必要がある場合。各 UFT One ユーザは、別の Mac ユーザ・アカウントでインストールされた接続エージェントを、別のポート番号を設定して使用できます。

重要: ポート番号を変更する場合、次の点に注意してください。

  • UFT 接続エージェント 環境設定で定義される[UFT ポート]は、UFT One で定義されるポートと一致する必要があります。

    これを UFT One で設定する方法の詳細については、「リモートの Mac コンピュータに接続する」を参照してください。

  • Safari 12 以前:UFT 接続エージェント 環境設定で定義される[Safari ポート]は、Safari の Unified Functional Testing Agent 機能拡張で定義されるポートと一致する必要があります。

ポート番号に加えて、収集するログ・メッセージのレベルを設定できます。ログ・メッセージは、標準設定では Safari 拡張ではなく、接続エージェントから収集されます。

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Mac コンピュータへの複数の接続は可能ですか?

可能です。

  • UFT One インスタンスが異なる複数のユーザは、異なるポートを使用して、同じ Mac に同時に接続できます。

    各ユーザは、自分の Mac ユーザ・アカウントで UFT 接続エージェントUFT One Safari 拡張をインストールし、UFT Oneと Mac 上の接続エージェントで適切なポート番号を設定する必要があります。

  • Mac 接続の情報は[記録と実行環境設定]にあります。これは、テストごとに定義されるため、実行するテストが異なれば、接続する Mac やポートも変えることができます。

    ただし、UFT One が一度に接続できるのは 1 つの Mac のみです。

UFT One は RemoteConnection.Connect メソッドを使用してリモート接続をセットアップしようとしますが... 結果

...すでに同じ Mac およびポートに同じセキュリティ・レベルで接続しています。

既存の接続が使用され、それに関する記述がテスト結果に追加されます。

...すでに別の Mac、ポート、またはセキュリティ・レベルで接続しています。

接続]ステップで実行エラーが発生します。
UFT One は記録と実行環境設定を使用してリモート接続をセットアップしようとしますが... 結果

...すでに同じセキュリティ・レベルまたはそれ以上のレベルで(同じまたは異なる Mac とポートに)接続しています。

これは、UFT One が SSL を使用せずに接続を開始しているか、SSL 接続を開始しており、既存の接続も SSL を使用していることを表します。

既存の接続が使用され、テスト結果に警告が追加されます。

この場合、新しい接続で別の Mac またはポートに対して実行されるはずだったステップが、既存の接続で実行されるという状況が生じることがあります。

...すでに低いセキュリティ・レベルで(同じまたは異なる Mac とポートに)接続しています。

これは、UFT One が SSL 接続を開始しているが、既存の接続で SSL が使用されていないことを表します。

既存の接続は閉じられ、新しい接続が開始されます(新しい接続が成功するのは、Mac 上の UFT 接続エージェント も SSL 接続を要求するように設定されている場合だけです)。

接続の変更に関する通知が、テスト結果に追加されます。

この動作の目的は、保護された接続で実行されるはずの通信が、保護されていない接続で実行されるのを防ぐことです。

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Mac コンピュータとの通信のセキュリティを確保するには、どうすればよいですか?

UFT One が Mac と通信する場合、UFT One はクライアントとして動作し、UFT 接続エージェント はサーバとして動作します。

この通信のセキュリティは、次のようにさまざまなレベルで保護できます。

  1. クライアント認証を設定するには、UFT One が Mac との連絡に使用するパスフレーズを定義します。

  2. UFT OneUFT 接続エージェント の間の通信に SSL 接続を使用するように要求することによって、通信のセキュリティを確保できます。

詳細については、「リモート Mac コンピュータとの通信のセキュリティ保護」を参照してください。

UFT 接続エージェント の設定、Unified Functional Testing Agent Safari 機能拡張の設定、セキュリティ設定の指定方法の詳細については、「UFT 接続エージェント の環境設定の構成」を参照してください。

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