Mac に UFT 接続エージェント をインストールして設定する

UFT 接続エージェント は、Apple Mac コンピュータにインストールされるサービスで、Safari ブラウザで実行されている Web アプリケーションを UFT One でテストおよびスパイできるようにします。UFT 接続エージェント は、WebSockets プロトコルと UFT One によって提供される Safari 拡張機能を使用して Safari と通信します。

このタスクでは、UFT 接続エージェント と Safari 拡張機能のインストールと設定について説明します。

UFT 接続エージェント のインストール

UFT 接続エージェント および Safari 拡張機能をインストールするには、使用している Safari バージョンに該当する手順に従ってください。

前提条件:

  • UFT 接続エージェントをインストールするには、管理者権限が必要です。
  • UFT 接続エージェントを使用する Mac ユーザは、必ず自分の Mac ユーザ・アカウントにエージェントがインストールされている必要があります。

インストールを実行するには、次の手順を実行します。

Safari 13 および 14 の場合

Safari 13 および 14 の場合、UFT OneMicro Focus UFT Agent という名前の Safari App 拡張機能を使用します。

UFT 接続エージェント のインストール:

  1. <UFT One インストール・フォルダ>/Installations/Safari のインストーラ・イメージ・ファイル(UFTConnectionAgentWithSafariAppExtension.dmg)を Mac にコピーします。

  2. UFTConnectionAgentWithSafariAppExtension.dmg イメージ・ファイルを開きます。

  3. UFT Connection Agent.pkg をダブルクリックして、インストール・ウィザードを起動します。

    古い拡張機能がサポートされなくなったいという警告メッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。

Safari App 拡張機能をインストールします。

  1. Mac App Store から Micro Focus UFT Agent 拡張機能をインストールします(Apple ID によるサインインが必要です)。

  2. Micro Focus UFT Agent を設定して有効にします。

    1. 「UFT 接続エージェント の環境設定の構成」

    2. Safari の[環境設定]>[機能拡張]タブで、拡張機能のリストから Micro Focus UFT Agent 拡張のチェック・ボックスをオンにします。

Safari 12 の場合

UFT 接続エージェント のインストール:

  1. <UFT One インストール・フォルダ>/Installations/Safari のインストーラ・イメージ・ファイル(UFTConnectionAgent.dmg)を Mac にコピーします。

  2. UFTConnectionAgent.dmg イメージ・ファイルを開きます。

  3. UFT Connection Agent.pkg をダブルクリックしてインストール・ウィザードを開始し、UFT 接続エージェント をインストールします。

    Safari App Store から拡張機能をインストールするように求められたら、[キャンセル]をクリックします。

Safari 拡張機能をインストールします。

  1. UFTConnectionAgent.dmg イメージ・ファイル内から、SafariUFT.safariextension ファイルを Mac にコピーします。

    このファイルにアクセスするには、次の各レイヤを展開します。UFTConnectionAgent.dmg>Micro Focus UFT Connection Agent Installation>UFT Connection Agent.pkg>Payload>SafariUFT.safariextz>SafariUFT>SafariUFT.safariextension

  2. Safari で、SafariUFT.safariextension ファイルを追加します([開発]>[機能拡張ビルダーを表示]>[拡張機能を追加])。

  3. Safari 拡張機能のリスト([Safari]>[環境設定]>[機能拡張])で Run the Functional Testing Agent を見つけて実行します。

    注:終了した Safari を起動し、テスト・エージェントを再び使用する場合は、常にエージェントを再実行する必要があります。

Safari 11 以前の場合

  1. <UFT One インストール・フォルダ>/Installations/Safari のインストーラ・イメージ・ファイル(UFTConnectionAgent.dmg)を Mac にコピーします。

  2. UFTConnectionAgent.dmg イメージ・ファイルを開きます。

  3. UFT Connection Agent.pkg をダブルクリックして、インストール・ウィザードを起動します。Safari App Store から拡張機能をインストールするように求められたら、[キャンセル]をクリックします。

    これで、UFT 接続エージェントUnified Functional Testing Agent Safari 拡張の両方がインストールされます。

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UFT 接続エージェント の環境設定の構成

UFT 接続エージェント のステータスの確認や変更、または環境設定の更新を行うには、次の手順を実行します。 

  1. 設定ダイアログ・ボックスを開きます。

    Safari 13 および 14

    アプリケーション・フォルダで、Micro Focus UFT Agent をダブルクリックします。

    設定を変更する前に、設定ファイルへのパスを選択する必要があります。

    Select]をクリックし、次のファイル・パスを参照します。Users>$HOME>Library>UFTDaemon>RemoteAgentConfig.xml、[開く]をクリックします(UFT Connection Agent.pkg を標準設定以外の場所にインストールした場合は、使用したインストール・フォルダ内のファイルを参照してください)。

    注:場合によっては、このファイルを選択するまで、Micro Focus UFT Agent 設定ダイアログ・ボックスに値が表示されないことがあります。

    Safari 12 以前

     [システム環境設定]を開き、UFT 接続エージェントをダブルクリックします。

  2. 次の任意の環境設定を(各 Mac ユーザに対して個別に)変更します。

    接続ポート番号
    • Safari ポート:UFT 接続エージェントUnified Functional Testing Agent Safari 拡張と通信するポート(標準設定値:8823)。

      Safari 12 以前:この番号は、Safari の Unified Functional Testing Agent 拡張で定義されている[リモート エージェント ポート]番号と一致する必要があります。

    • UFT ポート:UFT OneUFT 接続エージェント と通信するポート(標準設定値:8822)。

      この番号は、UFT One で Mac とのリモート接続を開始するために定義されている番号と一致する必要があります。

    セキュリティ設定
    • パスフレーズ:UFT One が Mac コンピュータへのリモート接続の開始時に認証に使用する必要があるパスフレーズ。

      この文字列は、UFT One のオプション・ダイアログ・ボックスの[リモート接続]表示枠([ツール]>[オプション]>[GUI テスト]>[リモート接続])で定義されているパスフレーズと一致する必要があります。

      パスフレーズは空でもかまいませんが、推測しにくい長くて複雑なパスフレーズほどセキュリティが向上します。

    • SSL の使用:UFT One が Mac コンピュータへの接続を開始する際に SSL を使用する必要があることを示します。

      このオプションを選択した場合、次の点に注意してください。

      • UFT One でリモート接続を開始する際に使用できる[SSL の使用]オプションも選択する必要があります。
      • 通信に使用するSSL 認証ファイルのパスとそのSSL 秘密鍵も指定する必要があります。

        これらのファイルは、接続の設定時に UFT 接続エージェント からアクセスできる必要があります(チェーン証明書ファイルもサポートされています)。

      • UFT One[ツール]>[オプション]>[GUI テスト]>[リモート接続])で、UFT OneUFT 接続エージェント から受信した SSL 証明書ファイルを検証するために使用できる CA 証明書を指定します。
    ログ・メッセージ設定

    Safari 13 および 14:

    エージェントのログ・レベル:エージェント・ログに保存する情報のレベル(例:致命的、エラー、警告、デバッグ)。

    ログは、Users>$HOME>Library>Containers>com.microfocus.uft.agent>Data フォルダの SafariAppExtension.log ファイルに保存されます。このフォルダに対する書き込みアクセス許可があることを確認してください。

    Safari 12 以前:

    • ログ・フォルダ:アクティビティのログ・メッセージを保存するフォルダ。

      このフォルダに対する書き込みアクセス許可があることを確認してください。

    • エージェントのログ・レベル:エージェント・ログに保存する情報のレベル(例:致命的、エラー、警告、デバッグ)。

      ログは、指定したフォルダの UFTAgent.log ファイルに保存されます。

    • UFT One Safari 拡張のログ:UFT 接続エージェントのログに加えて、Unified Functional Testing Agent Safari 拡張アクティビティのログも保持するかどうかを指定します(標準設定値:オフ)。
      サポート担当者から依頼されない限り、これらのログをオンにする必要はありません。

      このログは、同じフォルダの SafariLog.log ファイルに保存されます。

      Unified Functional Testing Agent Safari 拡張のログを有効にするには、Safari で、拡張の環境設定にある[リモート ログの有効化]も選択する必要があります。

  3. Safari ブラウザが閉じられていることを確認し、[適用して保存]をクリックして、変更を保存し、新しい環境設定でエージェントを再起動します。

    • Safari 13 および 14:次のコマンドを実行して UFT 接続エージェント を再起動し、変更を有効にします。

      $ launchctl unload $HOME/Library/LaunchAgents/com.hp.osx.uft.daemon.plist
      $ launchctl load $HOME/Library/LaunchAgents/com.hp.osx.uft.daemon.plist
    • UFT 接続エージェントの環境設定表示枠にエージェントのステータスが表示されます。

      ステータスをチェックして、エージェントが新しい環境設定で正しく実行されていることを確認します。正常に実行されていない場合は、UFTAgent.log ファイルで問題の詳細をチェックしてください。

    • Safari 12 以前:UFT One Safari 拡張のログ]オプションをオンに設定しても、Safari 拡張のアクティビティを記録するリモート・ロガー・サービスを実行できない場合、このオプションの設定は自動的にオフに戻ります。SafariLog.log ファイルで問題の詳細をチェックしてください。

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Safari での Unified Functional Testing Agent 拡張の設定(Safari 12 以前)

  1. Safari で Unified Functional Testing Agent 拡張を開きます。

    1. [Safari]>[環境設定]を選択します。
    2. [環境設定]ダイアログ・ボックスで、[拡張機能]タブを選択します。
    3. ダイアログ・ボックスの左の表示枠にある[拡張機能]リストで、Unified Functional Testing Agen 拡張を選択します。
  2. 右の表示枠で、次の任意の環境設定を変更できます。

    リモート・エージェント・ポート

    UFT 接続エージェント が Safari ブラウザと通信するポート番号(標準設定値:8823)。

    重要: この番号は、UFT 接続エージェント 環境設定で定義されている[Safari ポート]番号と一致する必要があります。

    スパイ開始時にオブジェクト・スパイのポップオーバーを表示する: UFT One がスパイ・セッションを開始する際に、Safari に表示される通知をオフにした場合、このオプションを使用して再びオンにすることができます。
    Unified Functional TestingAgent Safari 拡張のアクティビティのログの保持に関連するオプション

    Unified Functional Testing Agent Safari 拡張のアクティビティのログの保持に関連するオプション。サポート担当者から依頼されない限り、これらのオプションを変更する必要はありません。

    • 標準ログ・レベル:Unified Functional Testing Agent Safari 拡張のログ・ファイルに保存する情報のレベル(すべて、トレース、デバッグ、情報、警告、エラー、致命的、オフ)。
    • リモート・ログの有効化:UFT 接続エージェントのログに加えて、Unified Functional Testing Agent Safari 拡張アクティビティのログも保持するかどうかを指定します(このオプションは、標準設定ではクリアされています)。

      このログは、UFT 接続エージェントのログと同じフォルダの SafariLog.log ファイルに保存されます。

      Unified Functional Testing Agent Safari 拡張のログを有効にするには、UFT 接続エージェントの環境設定で[UFT One Safari 拡張のログ]も選択する必要があります。

    • 例外の記録]ボックスは空のままにしておきます。これは、サポート担当者のみが使用します。

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UFT 接続エージェント のトラブルシューティング

  • エージェントのステータスが、エージェントの環境設定を更新した後も非実行中のままの場合は、UFTAgent.log ファイルで問題の詳細を確認してください。

    たとえば、指定したポートがビジーの可能性があります。別のアプリケーションや、別のユーザ・アカウントで Mac にインストールされた UFT 接続エージェントが使用しているかもしれません。

    また、入力したポート番号が Apple で制限されている可能性もあります。制限されているポートやブロックされているポートについては、Apple サポート・サイトで確認してください。

  • UFT One が Mac に接続できなかった場合、UFT One で定義されているセキュリティ設定と、UFT 接続エージェント で定義されているセキュリティ設定が一致していることを確認してください。詳細については、「リモート Mac コンピュータとの通信のセキュリティ保護」を参照してください。
  • Safari でテストを実行できない場合や、Safari が Mac にインストールされていることを UFT One が認識できない場合:

    • UFT 接続エージェント 環境設定で定義されている[Safari ポート]番号と、Unified Functional Testing Agent 拡張で定義されている[リモート エージェント ポート]番号が一致することを確認してください。

      UFT 接続エージェント 環境設定で定義されている[UFT ポート]番号と、UFT One で Mac とのリモート接続を開始するために定義されている番号が一致することを確認してください。

    • 使用するポート番号が、Safari でブロックされていないことを確認します。制限されているポートやブロックされているポートについては、Apple サポート・サイトで確認してください。
  • Unified Functional Testing Agent 拡張を Safari から手動で削除した場合や、[システム環境設定]の UFT 接続エージェントの環境設定表示枠で削除した場合は、UFT 接続エージェント を Mac に再インストールして再インストールできます。

    UFT 接続エージェントを再インストールすると、その環境設定は標準設定にリセットされます。必要であれば、エージェントの環境設定と Safari 拡張で正しいポート番号が定義されるように、環境設定を更新してください。

  • UFT One Safari 拡張のログをオンにしても、環境設定を保存したときにログ・オプションがオフに設定される場合は、SafariLog.log ファイルで問題の詳細を確認してください。

    たとえば、これらのログに使用されるポートは、Safari ポート + 1 です。このポートがビジーの場合、リモート・ロガー・サービスは失敗します。

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UFT 接続エージェント のアンインストール

UFT 接続エージェントUFT One の Safari 拡張機能の両方を削除するには、次の手順を実行します。

Safari 11 の場合

  1. UFTConnectionAgent.dmg イメージ・ファイルを開きます。

  2. Uninstall]をダブルクリックして、Mac からエージェントを削除します。

Safari 12 の場合

  1. UFT 接続エージェント のアンインストール: 

    1. UFTConnectionAgent.dmg イメージ・ファイルを開きます。

    2. Uninstall]をダブルクリックして、Mac からエージェントを削除します。

  2. Safari で、機能拡張ビルダーから Functional Testing Agent を削除します([開発]>[機能拡張ビルダーを表示])。

Safari 13 および 14 の場合

  1. UFT 接続エージェント のアンインストール: 

    1. UFTConnectionAgentWithSafariAppExtension.dmg イメージ・ファイルを開きます。

    2. Uninstall]をダブルクリックして、Mac からエージェントを削除します。

  2. Safari App 拡張機能を削除します。 

    1. Micro Focus UFT Agent アプリを終了します。

    2. アプリケーション・フォルダで、Micro Focus UFT Agent を削除します。

注意: エージェントのアンインストール時に Safari または[システム環境設定]表示枠が開いていた場合は、開き直すことで、アンインストールが有効になります。

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その他の参照項目: