ターミナル・エミュレータでのステップの同期化

記録中の同期化ステップの挿入

  1. [デザイン]>[エミュレータ同期]を選択します。

  2. (オプション)Sync ステートメントに対してタイムアウトをミリ秒単位で指定し、この時間が経過した後で、エミュレータのステータスに関係なく実行セッションが続行するように設定します。タイムアウト値を指定しなければ、「同期化のタイムアウトの設定」で説明されているように、UFT One は標準のタイムアウト間隔を使用します。

    注意:  

    • テストまたはビジネス・コンポーネント内の TeScreen オブジェクトに対して Sync ステップが UFT One によって自動的に挿入されないように、エミュレータの設定を調整できます。

    • TeTextScreen オブジェクトに対して Sync ステップを生成するキーを指定できます。

    詳細については、「ターミナル・エミュレータの構成設定の管理」を参照してください。

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同期化のタイムアウトの設定

「[実行]表示枠([テストの設定]ダイアログ・ボックス)」[ファイル]>[設定]>[実行]ノード)で、[オブジェクト同期化のタイムアウト]を設定します。

これによって、それぞれのテスト・ステップが実行される前に UFT One が待機する最大間隔をミリ秒単位で指定できます。

注意:  

  • このオプションは、ビジネス・コンポーネントでは使用できません。

  • また、この設定は、タイムアウト引数が指定されていない場合に、TeScreen と TeTextScreen の両方のオブジェクトに対する Sync メソッドと WaitString メソッドの標準設定のタイムアウトとしても使用されます。

オブジェクトに対する同期ポイントの挿入

[デザイン]>[同期ポイント]を選択します。

テストまたはビジネス・コンポーネントに同期化ポイントを挿入すると、UFT One はエディタに WaitProperty ステートメントを生成します。このステートメントは、特定のオブジェクト・プロパティがユーザに指定された値に達するまでテストまたはビジネス・コンポーネントを一時停止するよう UFT One に指示します。

Result フィールドの Text プロパティの値が Successful になるまで実行セッションを待機させる場合は、次のステートメントを挿入します。

TeScreen("LogOn").TeField("Result").WaitProperty "Text", "Successful"

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指定したテキスト文字列の待機

UFT OneWaitString メソッドは、ターミナル・エミュレータ画面上の指定された矩形内に指定のテキスト文字列が出現するまで、実行セッションを遅らせます。テキスト文字列には、定数文字列または正規表現を指定できます。

  1. [デザイン]>[エミュレータ WaitString]を選択します。カーソルの形状が十字形のポインタに変わります。

  2. ポインタをドラッグして、実行セッションを待機する対象のテキスト文字列を含む矩形をエミュレータ画面上で描画します。UFT One は、次の構文でテストまたはビジネス・コンポーネントにステップを挿入します。

    TeScreen(description).WaitString    String [,    TopRow,    LeftColumn,    BottomRow,    RightColumn,    Timeout,    RegExp]
    TeTextScreen(description).WaitString    String, [TopRow,    LeftColumn,    BottomRow,    RightColumn,    Timeout,    RegExp]

    画面上の位置は矩形の 4 つの角の値によって定義され、各角がそれぞれの引数を持ちます。

  3. オプションで、次の操作を実行できます。

    • RegExp 引数の値を True に設定すると、String 引数に指定した値が正規表現であることを指定できます。正規表現を使用すれば、さまざまな値を持つオブジェクトやテキスト文字列を UFT One で識別できます。

    • 任意でタイムアウト値をミリ秒単位で指定し、この時間が経過した後で、テキスト文字列が画面上に出現するかどうかに関係なく実行セッションが続行するように設定します。この値を指定しなければ、UFT One は標準のタイムアウト時間を使用します。

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