イベント記録の設定
Web アプリケーション上で記録を行うと、UFT One はアプリケーション内の Web オブジェクトに対して実行されたイベントを記録することによってステップを生成します。イベントとは、状態の変更などの操作に応えて行われる通知や、ユーザがドキュメントを表示しているときにマウスをクリックしたり、キーを押したりした結果などに応じて行われる通知のことです。
アドインに対する UFT One Web イベント記録の設定
UFT One には Web ベース・アドインごとに最適化されたイベント記録設定が用意されているため、ほとんどの場合、UFT One は各オブジェクトに対する関連イベントのステップを記録し、アプリケーションに通常影響を与えないイベントのステップは記録しません。たとえば、標準設定では、UFT One はリンク・オブジェクトに対して click イベントが発生したときにステップを記録しますが、リンクに対して mouseover イベントが発生したときにはステップを記録しません。
各 Web ベース・アドインには、その環境内のオブジェクトに対する Web イベント記録設定を定義する固有の .xml ファイルがあります。
記録セッション中に Web ベースのオブジェクトに対する操作を実行し、適切なアドインがインストールおよびロードされている場合、UFT One はその環境に対して定義された記録設定を使用します。アプリケーションに複数のタイプの Web ベース・コントロールが含まれている場合は、各オブジェクトに対して適切な Web イベント記録設定が使用されます。ある環境の設定によって別の環境の設定がオーバーライドされることはありません。
「[Web イベント記録の設定]ダイアログ・ボックス」で、Web Add-in の設定を表示およびカスタマイズします。このダイアログ・ボックスの設定は、UFT One が Web テスト・オブジェクトとして認識するオブジェクトの記録動作にのみ影響を与えます。
ほとんどの場合、ほかのアドインの Web イベント記録設定をカスタマイズする必要はありません。それらの設定をカスタマイズする必要がある場合は、該当するアドインの XML を手動で編集して設定をカスタマイズするか、XML を[Web イベント記録の設定]ダイアログ・ボックスにインポートして必要な変更を行い、変更したファイルをエクスポートします。
タスクの詳細については、「イベント記録の設定の変更」を参照してください。
Web イベント記録設定の XML ファイル
Web イベント記録設定の XML ファイルは、「[カスタム Web イベント記録の設定]ダイアログ・ボックス」からエクスポートしたとき、特定の形式で構造化されています。このファイルを変更したり、独自のファイルを作成したりした場合に設定を有効にするには、この形式に従っていることを確認してください。
<XML>
<Object Name="Any Web Object">
<Event Name="onclick" Listen="2" Record="2"/>
<Event Name="onmouseup" Listen="2" Record="1">
<Property Name="button" Value="2" Listen="2" Record="2"/>
</Event>
</Object>
. . .
. . .
. . .
<Object Name="WebList">
<Event Name="onblur" Listen="1" Record="2"/>
<Event Name="onchange" Listen="1" Record="2"/>
<Event Name="onfocus" Listen="1" Record="2"/>
</Object>
</XML>
次の属性を使用すると、XML ファイルでリッスン(Listen)条件と記録(Record)ステータスのオプションを定義できます。
属性 |
取り得る値 |
---|---|
Listen |
1. 常に 2. IF ハンドラ 4. IF ビヘイビア 6. IF ハンドラまたはビヘイビア 0. しない |
Record |
1. 無効 2. 有効 6. 次のイベントで有効 |