[カスタム Web イベント記録の設定]ダイアログ・ボックス

このダイアログ・ボックスでは、定義済みの Web イベント設定レベルで必要な記録が行われない場合、イベント記録の設定をカスタマイズできます。

イベント記録は、次のいずれかの方法でカスタマイズできます。

  • UFT One で特別なリッスン設定または記録設定を適用する対象となるオブジェクトの追加または削除。
  • UFT One がリッスンするべきイベントの追加または削除。
  • イベントのリッスンと記録の設定変更
アクセス方法
  1. [記録]>[Web イベント記録の設定]を選択します。[Web イベント記録の設定]ダイアログ・ボックスが表示されます。
  2. ユーザ定義設定]ボタンをクリックします。[カスタム Web イベント記録の設定]ダイアログ・ボックスが開きます。
重要な情報
  • オブジェクトが[カスタム Web イベント記録の設定]ダイアログ・ボックス内のリストに表示されている場合、そのオブジェクトの設定は「任意の Web オブジェクト」の設定に優先します。
  • Web オブジェクト」カテゴリのオブジェクト・リストに対する追加と削除はできませんが、任意のオブジェクトの設定を変更できます。
  • Web ページの任意の HTML タグ・オブジェクトを、「HTML タグ・オブジェクト」カテゴリに追加できます。
関連タスク
参照

次に、ユーザ・インタフェース要素について説明します(ラベルなしの要素は、山カッコで囲みます)。

UI 要素

説明

<メニュー・オプション>

[ファイル]メニュー

  • 設定の読み込み:ユーザ定義設定の XML ファイルを読み込むことができます。
  • 設定に名前を付けて保存:ユーザ定義設定を XML ファイルに保存できます。

[オブジェクト]メニュー

  • 追加:HTML タグ・オブジェクトを[オブジェクト]表示枠に追加できます。
  • 削除:[オブジェクト]表示枠から HTML タグ・オブジェクトを削除できます。

[イベント]メニュー

  • 追加:次のイベントを[イベント]表示枠に追加できます。onchangeondblclickonbluronfocusonmousedownonmouseuponmouseoveronmouseoutonsubmitonresetonpropertychange

    選択したオブジェクトによっては、すべてのイベント・タイプが使用できるわけではありません。

  • 削除:[イベント]表示枠から選択したイベントを削除します。
<[オブジェクト]表示枠>

Web テスト・オブジェクト・クラスと HTML タグ・オブジェクトのリスト。階層の一番上には、「任意の Web オブジェクト」があります。

  • 任意の Web オブジェクト」に対する設定は、Web ページ上のオブジェクトのうち、特にイベント記録設定が設定されていないすべてのオブジェクトに適用されます。その下には「Web オブジェクト」と「HTML タグ・オブジェクト」カテゴリがあり、どちらにもオブジェクトのリストが含まれています。
  • HTML タグ・オブジェクトのみを追加または削除できます。
<[イベント]表示枠>

オブジェクトに関連付けられているイベントのリスト。

イベント名

設定に応じて、UFT One が記録するイベントの名前を指定します。

Listen

UFT One がイベントをリッスンする基準。次の条件を使用できます。

  • 常に:常にイベントをリッスンします。
  • If Handler :ハンドラが付加されているイベントをリッスンします。ハンドラは、Web ページに含まれているコードであり、通常はスクリプト言語で書かれている関数またはルーチンです。対応するイベントが発生したときに制御が渡されます。
  • If Behavior :DHTML 動作が付加されているイベントをリッスンします。DHTML 動作は、ページにおける特定の機能や振る舞いをカプセル化します。ページ上の標準的な HTML 要素に適用されている場合、その要素の標準設定の動作が拡張されます。
  • If Handler or Behavior :ハンドラまたは動作が付加されているイベントをリッスンします。
  • なし:イベントを一切リッスンしません。
記録

選択したオブジェクトの記録ステータス。場合に応じて次のステータスが表示されます。

  • 有効:UFT One が選択したオブジェクトのイベント、またはそのイベントの「バブリング先」である別のオブジェクトのイベントをリッスンしている場合、イベントが生じるたびにそれを記録します。

    Bubbling」とは、子オブジェクトで発生したイベントが、イベントを処理するイベント・ハンドラに遭遇するまで、HTML コード内の階層をさかのぼる処理です。

  • 無効:指定されたイベントを記録せず、イベント・バブリングがある場合はそれを無視します。
  • Enabled on next event:Enabled]と同じですが、以降のイベントが同じオブジェクトで発生した場合にのみイベントを記録します。
リセット

あらかじめ設定されていたレベルに設定を戻します。次のレベルを使用できます。

  • 基本

定義済みの設定をリセットすると、ユーザ定義の設定は完全になくなります。変更内容を失わないようにするには、イベント設定ファイルに設定を保存しておく必要があります。詳細については、「カスタム Web イベント記録の設定を管理する」を参照してください。