Web オブジェクトのイベント記録の設定

Web アプリケーション上で記録を行うと、UFT One はアプリケーション内の Web オブジェクトに対して実行されたイベントを記録することによってステップを生成します。イベントとは、状態の変更などの操作に応じて行われる通知や、ユーザが Web アプリケーションで作業しているときにマウスをクリックしたり、キーを押したりした結果などに応じて行われる通知のことです。

記録する必要のあるイベントが、UFT One の標準設定で自動的に記録されるものより多い場合や少ない場合があります。そのような場合は、「[Web イベント記録の設定]ダイアログ・ボックス」で、Web オブジェクト用の標準のイベント記録設定を変更できます。事前定義された 3 つの設定のいずれかを使用するか、特定のニーズに合わせて個別のイベント記録の設定をカスタマイズします。

たとえば UFT One では、通常はリンク・オブジェクト上の mouseover イベントは記録されません。しかし、マウスを対象の上に移動する操作(マウスオーバ)がリンクに関連付けられている場合は、mouseover イベントを記録することが重要になるかもしれません。この場合、リンク・オブジェクトが操作に関連付けられている場合には、リンク・オブジェクト上の mouseover イベントが必ず記録されるように、設定をカスタマイズします。

[Web イベント記録の設定]ダイアログ・ボックスの設定は、UFT One が Web テスト・オブジェクトとして認識しているオブジェクトの記録にのみ影響を与えます。ほかの Web ベース・オブジェクト(Siebel、PeopleSoft、.NET Web Forms、SAP Web コントロールなど)の記録設定は、環境固有の XML 設定ファイルで定義されます。

その他の参照項目: