実行結果の XML ファイル

実行結果は、実行セッションごとに 1 つの .xml ファイル(results.xml という名前)に保存されます。この .xml ファイルは、画面上の各実行結果ノードに情報を格納します。各ノードの情報を元に .htm ファイルが動的に作成され、Run Results Viewer の[結果の詳細]表示枠に表示されます。

実行結果ツリーにあるノードは、それぞれが results.xml ファイル内の要素です。ほかに、実行結果に表示される各種情報タイプに対応する要素もあります。.xml ファイルの実行結果情報は、XSL を使用することによって表示形式をカスタマイズできます(Run Results Viewer での印刷、カスタマイズした結果ビューアでの表示、.html ファイルへのエクスポートで使用可能)。

次の GUI テストの画面は、.xml ファイルの要素と実行結果の表示項目との対応を示しています。これらの要素はテストとビジネス・コンポーネントの両方で使用できます。

XSL で提供されているツールを使用すると、どの実行結果情報をどのような形式でどこに表示、印刷、エクスポートするかを指定できます。また、.xsl ファイルが参照する .css ファイルを変更することによって、レポートの外観(フォント、色など)を変えることもできます。

たとえば、results.xml ファイルに、アクションまたはコンポーネントの名前を含む要素タグと、実行セッションの実行時刻に関する情報を含む要素タグがあるとします。カスタマイズした Run Results Viewer で XSL を使用すると、アクションまたはコンポーネント名をページ上の指定位置に、太字の緑色のフォントで表示し、時間情報は表示しないという設定ができます。

Run Results Viewer アプリケーションに付属する .xsl ファイルと .css ファイルに変更を加える方が、ファイルを最初から新規作成するよりも簡単な場合があります。付属のファイルは、Micro Focus\Run Results Viewer\dat フォルダに次の名前で格納されています。

  • PShort.xsl:[印刷]ダイアログ・ボックスまたは[HTML ファイルにエクスポート]ダイアログ・ボックスで[簡易]オプションを選択した場合に、印刷または HTML ファイルにエクスポートする実行結果レポートの内容を指定します。

  • PDetails.xsl:[印刷]ダイアログ・ボックスまたは[HTML ファイルにエクスポート]ダイアログ・ボックスで[詳細]オプションを選択した場合に、印刷または HTML ファイルにエクスポートする実行結果レポートの内容を指定します。

  • PStringTable.xsl:エクスポートされる文書内で使用する文字列定数を指定します。たとえば、反復番号のプレフィックスに Iteration # を使用できます。[印刷]ダイアログ・ボックスまたは[HTML ファイルにエクスポート]ダイアログ・ボックスで[ユーザ定義 XSL]を選択する場合、指定した .xsl ファイルにこのファイルの「include」呼び出しを記述しておく必要があります。文字列はローカライズ可能です。

  • PResults.css:実行結果の印刷プレビューの外観を指定します。このファイルは、上記の .xsl ファイルによって参照されます。

  • Results.css:実行結果に表示される各種要素のスタイル、フォント、色を指定します。

カスタマイズした .xsl ファイルを使って実行結果を印刷する方法の詳細については、「[印刷]ダイアログ・ボックス(Run Results Viewer)」を参照してください。

カスタマイズした .xsl ファイルを使って、実行結果をファイルにエクスポートする方法の詳細については、「[実行結果のエクスポート]ダイアログ・ボックス(Run Results Viewer)」を参照してください。

XML スキーマの構造、実行結果レポートのカスタマイズに使用できる要素と属性の詳細については、『Run Results Schema Referenceを参照してください。