インストールの追加要件ユーティリティ
関連:GUI テストおよびコンポーネント
UFT One のインストール後、UFT One を使用するために、前提条件のソフトウェアをいくつかインストールして設定しておく必要があります。また、UFT One のデバッグ機能やリモート・アクセス機能を活用できるように、Internet Explorer および DCOM について特定の設定を行う必要があります。
[インストールの追加要件]画面には、UFT One のインストール時またはインストールの変更時に選択したオプションに応じて、UFT One を使用するためにインストールまたは設定が必要な前提条件のソフトウェアがすべて表示されます。
インストールの追加要件ユーティリティを使用して、UFT One のインストール時に、ライセンス・インストール・ウィザードと Microsoft Debugger のインストールを実行するのに必要な設定を自動的に行うことができます。
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[インストールの追加要件]ダイアログ・ボックスでオプション名を選択すると、機能の説明が表示されます。
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必要なオプションのチェック・ボックスを 1 つまたは複数選択し、[実行]をクリックします。
インストールの追加要件ユーティリティは、[スタート]>[プログラム]>[Micro Focus]>[Micro Focus Unified Functional Testing]>[Tools]>[Additional Installation Requirements]または <UFT One インストール・フォルダ>/bin/UFT OneInstallReqs.exe プログラムを選択していつでも実行できます。このダイアログ・ボックスでは、Internet Explorer および DCOM の設定や、ライセンス・ウィザードの実行を選択できるほか、UFT One を使用するためにさらにインストールが必要な前提条件のソフトウェアが表示されます。
注意: Windows 8.x 以降および Windows Server 2012 での UFT One および UFT One のツールとファイルへのアクセス方法の詳細については、「Windows 8.X 以降のオペレーティングシステムでのUFT One へのアクセス」を参照してください。
[インストールの追加要件]ダイアログ・ボックスに一覧表示される、インストールに必要な追加要件には、UFT One のインストール時またはインストールの変更時に選択したオプションに応じて、次のものが含まれる可能性があります。
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ターミナル・エミュレータ・ウィザード:このウィザードを使用して、ターミナル・エミュレータの識別設定を行うことができます。この項目が表示されるのは、ターミナル・エミュレータ(TE)アドインがインストールされている場合のみです。
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Stingray ウィザード:このウィザードを使用して、Stingray アプリケーションと連携するよう UFT One を設定できます。この項目が表示されるのは、Stingray アドインがインストールされている場合のみです。
注意: Web Services Add-in は後方互換性のためだけにサポートされており、標準設定では有効になっていません。新しいテストとコンポーネントでは、Web サービス・テストの目的に Micro Focus の API テスト・ソリューションを使用できます。前に作成したテストに対して Web Services Add-in を有効にする場合は、ソフトウェア・サポートにお問い合わせください。
このほか、インストールの追加要件ユーティリティでは次の操作も実行できます。
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Internet Explorer の構成設定:このチェック・ボックスを選択すると、Internet Explorer のオプションが自動的に設定され、テスト実行時に UFT One で Microsoft Script Debugger アプリケーションを使用できるようになります。
これらのオプションは、UFT One の実行前に手動で設定できます。Internet Explorer で、[ツール]>[インターネット オプション]>[詳細設定]を選択します。次に、[スクリプトのデバッグを使用しない]および[サード パーティ製のブラウザー拡張を有効にする]を選択します。
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ALM統合用の DCOM 設定:このチェック・ボックスを選択すると、DCOM のアクセス許可とセキュリティ設定が自動的に変更され、UFT One コンピュータのファイアウォールの特定のポートが開放されます。この変更が必要なのは、UFT One テストを ALM からリモートで実行し、UFT One を Windows 7 で実行する場合のみです。これらのオプションを手動で設定する必要がある場合は、『UFT One インストール・ガイド』の「DCOM のアクセス許可の手動変更によるリモート実行の有効化」を参照してください。後で DCOM を自動的に設定することもできます。それには、インストールの追加要件ツール([スタート]>[すべてのプログラム]>[Micro Focus]>[Micro Focus Unified Functional Testing]>[Tools]>[Additional Installation Requirements])を実行するか、リモート・エージェント(<インストール・ディレクトリ>\bin\UFTRemoteAgent.exe)を実行します。
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オートメーション・スクリプト用の DCOM 設定:このチェック・ボックスを選択すると、DCOM のアクセス許可とセキュリティ設定が自動的に変更され、オートメーション・スクリプトを使用して、UFT One を別のコンピュータからリモートに制御できるようになります。
重要: このオプションを選択すると、リモート・ユーザがこのマシン上の UFT One を制御できるようになるため、UFT One コンピュータにセキュリティ上のリスクが発生します。UFT One マシンに機密情報が含まれていないこと、および機密情報へのアクセスを提供していないことを確認してください。
このオプションを手動で設定する手順については、『UFT One インストール・ガイド』の「DCOM のアクセス許可の手動変更によるリモート実行の有効化」を参照してください。
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ライセンス・インストール・ウィザードの実行:このチェック・ボックスを選択すると、Unified Functional Testing ライセンス・ウィザードが実行されます。体験版ライセンスを最大 60 日間使用して UFT One を実行する場合、このチェック・ボックスは選択しないでください。
注意: このオプションは、QuickTest Professional バージョン 9.5 以降からアップグレードする場合は自動的には選択されません。ライセンス・データが保持されているためです。ただし、アップグレード前にライセンスをインストールしていない場合は、このチェック・ボックスを選択して Unified Functional Testing ライセンス・ウィザードを実行する必要があります。