GUI テストでの API テストの使用 - ユースケース・シナリオ
関連:GUI テストのみ
このユースケース・シナリオでは、アプリケーションの API(サービス)層のテストを GUI テストに組み込む方法について例を使って説明します。
ここでは、Flight の GUI および Flight API アプリケーションに類似した航空券予約アプリケーションを使用します。Flight の GUI と API は UFT One で提供され、Web Application 用の GUI チュートリアルでも使用されます。
アプリケーションの説明
このアプリケーションは 4 ページで構成され、それぞれ航空券予約に関するタスクが実行されます。
予約サイトにログインする | [Login]ページ |
ユーザの選択に応じてオプションを検索する | [Flight Finder]ページ |
オプションのリストから航空券を選択する | [Select Flight]ページ |
ユーザが選択した航空券の予約と確認を行う | [Book Flight]ページ |
さらに、航空券予約のリクエストを処理するプロセスとして、次に示す API プロセスが実行されます。
データベースでユーザ・ログイン資格情報を検索する | Login 操作 |
利用可能な航空券を検索し、リストを表示する | FindFlights 操作 |
航空券の申し込みの作成 | CreateFlight 操作 |
航空券予約の確認 | ConfirmBookFlight 操作 |
航空券の申し込みの更新 | UpdateFlightOrder 操作 |
航空券の申し込みの削除 | DeleteFlightOrder 操作 |
すべての航空券の申し込みの削除 | DeleteAllFlightOrders 操作 |
テストを作成する
次の手順を実行します。
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アプリケーション・ページごとに GUI アクションを作成し、ページと同じ名前を付けます。
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各 API プロセスにテストを作成し、そのテストにプロセス名を付けます。
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アプリケーションを完全にテストするには、GUI テストの個別テストが完了した後、API テストを実行します。API テストでは、各アプリケーション・ページ(Login、Flight Finder、Select Flight、Book Flight の各ページ)で実行される API プロセスが正常に動作するかどうかを確認します。
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GUI アクションでは、API テストの呼び出しを挿入します。
API テストは、GUI アクション内部にネストされて表示されます。
例:
API テストの呼び出しをすべて挿入したら、次の表で示す各 GUI テスト・アクション内の API テストを呼び出します。
GUI テスト・アクション名 API テストの
呼び出し[Login]ページ Login [Flight Finder]ページ FindFlights [Select Flight]ページ CreateFlight [Book Flight]ページ ConfirmBookFlig
注意: API テストからデータを GUI テストに渡すためには、API テストでテスト出力パラメータを作成する必要があります。
テストを実行する
API テストの呼び出しを追加したら、テストの実行が可能です。
GUI テストを開始すると、航空券予約アプリケーションのユーザ・インタフェース内にあるステップが 1 つずつ実行されます。
GUI テストに含まれている API テスト呼び出しごとに、UFT One は API テストをコンパイルして実行します。UFT One の[出力]表示枠で実行中の API テスト・ステップが表示されます。
例:
実行結果
テスト実行が完了すると、GUI テストの結果をチェックし、各 API テストの呼び出しを確認できます。実行結果では、完了情報とステータス(成功/失敗)がステップごとに表示されます。